まほうつかいのでし―ゲーテのバラードによる (日本傑作絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834013313

感想・レビュー・書評

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  • 魔法使いの先生が出かけた間に弟子が魔法を失敗する話。

  • ■き189
    #まほうつかいのでし
    #2階本棚・下段

    #読んであげるなら4才から
    #自分で読むなら小学低学年から

    ■出版社からの内容紹介
    「魔法使いの先生がとうとう御出掛けだ」 その弟子は見よう見まねで、ほうきに水汲みの魔法をかけた。しかし、止める呪文を知らなかったから、さあ大変。部屋中水びたしになっても止められない。第42回小学館絵画賞受賞作品

    #28ページ
    #寄付本

  • デュカスの曲でおなじみのタイトルを図書館で見つけて、ゲーテからとられたのかと知った。
    大人が見ても楽しめる見ごたえある絵本で、知りたかったお話を読めてよかった。

  • この絵本を読んで、アニメ「はなかっぱ」の獅子じゅうろく博士が出てくる話と同じだと気がついた。

  • 魔法使いがいないうちに箒に魔法をかけて水汲み
    半分に割ったら2つに増える

    ディズニーの映像と似たようなストーリー。
    曲というよりも、ストーリーが決まっているのかな。

  • 子どもが成長する過程の中で「自分でやる!」と言う時期が幾度かあります。

    親から言わせてもらうと、

    時間がかかるから
    危ないから
    うまく出来ないから
    はたまた親の私が心配だから

    理由は様々だけど、ついつい手を出してしまう。

    このお話の魔法使いのお弟子さんも、まさにその時期。
    魔法使いがやっていることをちゃーんと見てるから、そろそろ自分も出来そうだとこっそり試しちゃう。

    結局失敗しちゃうんだけど
    魔法使いが助けてくれておしまい。
    本当にそれで文章はおしまい。

    だから子どもは親の言うことを守りましょう

    ・・・なんて風に読んじゃうと、このお話は台無し・・・だと私は思っている。

    最後の文字のないページにほうきが2本とみずがめが2つ描かれている。

    大先生の魔法使いなら、元通り1個ずつに戻すはず。
    決して魔法の失敗ではないはず!
    絵を描かれた斎藤隆夫さんの間違いでも(笑)

    だとしたら
    これはメッセージじゃなかろうか。

    このお話にはお弟子さんが叱られるシーンは出てこない。「だからまだダメっていったでしょ。」なんて言葉も一切出てこない。

    繰り返しになるけれど、
    お弟子さんが失敗して、魔法使いに助けを求めて、戻ってきた魔法使いが呪文を唱えて、この絵だけのページ。

    全部を受け容れた魔法使いはお弟子さんを許したんじゃないだろうか?
    いや、待てよ。そもそも弟子を置いて出かけたのは、こうなることを予測してのことか?弟子を成長させるための粋な計らい?!
    妄想が止まらない!(笑)

    どっちにしても
    この最後のページの2本のほうきは、魔法使いの許し(愛情)が私には感じられるのです。

    だからこそ、裏表紙でお弟子さんが水をくみにいくシーンにつながるんじゃないのかな。

    私には、偉大なる憧れの大先生へのさらなる修行の道に見えちゃうのです。

    深読みしすぎ?!(笑)

  • このお話は色々な出版社から出ているし、『ファンタジア』の中でミッキーが演じることでも有名だけど、
    私はこの絵本がとても好き。
    独特な絵と詩のような文章、テンポ良く楽しめる。
    こんな大惨事を起こしておきながら、最後何事もなかったかのように終わるのもいい。

  • 2012 06 30

  • 4歳児:
    絵が細かいので、絵から楽しめる。
    絵の中の目が訴えてくる。
    絵の隅々まで見て、子ども達は黙り込んでしまいます☆

    最後のほうきを叱る場面は理解不能の様子。。。




    だいせんせいがいないあいだに、でしは、まほうをかけてしまうが、、、大変な事態に!でも、もどすじゅもんがわからな~い。

    最後、だいせんせいが、ほうきを叱るところもセンスあり☆

  • まほうつかいのでし!
    すごい好きな曲です~!
    ミッキーのやつを思い出します^^

    この本は、ただ魔法使いが留守の間に弟子が見よう見まねでホウキに魔法をかけたらお城が水浸しになっちゃった
    ていう話そのままで、
    絵がちょっとこわくて、
    あんまり面白くありませんでした。

    表紙の絵がこわい

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著者プロフィール

1930年広島に生まれる。マールブルク大学で宗教美術史を学ぶ。ドイツの児童文学・絵本の翻訳に、『いつもだれかが…』『彼の名はヤン』(徳間書店)、『あのころはフリードリヒがいた』(岩波書店)など多数。

「2018年 『熊とにんげん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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