ちょうちょ はやく こないかな (幼児絵本シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
3.66
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本棚登録 : 311
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834014037

作品紹介・あらすじ

小さな花が可憐な花をせいいっぱい咲かせて、ちょうちょを待っています。ちょうちょは次々に飛んでくるのですが、もっと大きな目立つ花のほうに行ってしまいます。日が暮れると、せっかくの花が散ってしまいます。そこに、小さなちょうちょが飛んできて、小さな花にとまってくれました! あー、よかった! 蝶を待つ小さな花の不安と期待が繊細な絵と柔らかな言葉で描かれます。

感想・レビュー・書評

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  • 2歳6ヶ月。図書館で借りた本。
    最近、「電車来ないかなあ〜。いつくるかな〜。きたー」が息子のブームなので、ちょうちょと花の関係だけどすこし親近感は感じてもらえたんじゃ無いかしら。じっくり聴いてくれた。

  • ちょうちょこないねー、あ、ちょうちょいっぱいきたー!と反応してました。最後にちょうちょが来てくれて喜んでました。

  • なんの花かな ちょうちょがくるのを待っています。でも、何度も何度もよその花の方に行ってしまいます。さてどうなる〜

  • ちょうちょが自分のところに来ないかと待つ花。
    野に咲く花の美しさが水彩で表現されている。
    いろいろな野花や蝶が描かれていて、淡めの色合いがとても素敵。
    短いながらも引き込まれるストーリー。

    【ママ評価】★★★★★
    とっても綺麗な絵本。
    バラやユリのような花ではなく、野に咲く花が水彩で美しく描かれている。
    土に根を張る野花の自然の美しさが感じられる。
    ちょうちょが自分のところへ来ないかと心待ちにしている野花。
    他の花のところへちょうちょがいってしまう描写は、久しぶりに胸が締めつけられるような気持ちになった。
    最後にちょうちょが自分のところへ来てくれた場面で、もっとパァーっと明るい喜びが表現されていたら救われる気がして良かったのに…と感じた。
    けど、そんな現実的で自然なところが良いのかもしれない。
    ちょうちょも気まぐれで明日も来るかはわからない。
    そんな儚さ。
    どこまでも‘自然’の美しさを描いているのかもしれない。

    【息子評価】★★★
    息子にはちょっと背伸びな絵本だったかな。
    全然興味を持たず。
    最初から最後までチラッチラッと見るだけ。
    トミカ9割、絵本1割。
    お花を見ると「きれー」と言ってくれることが多いけれど、今回はお花が小さくてわかりづらかったかも。
    あと、淡い水彩の絵はあまり反応が良くない傾向がある気がする。
    まだまだお子ちゃまですね。
    1歳10ヶ月

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    年少版こどものとも 
    1992年4月号
    181号
    発行所:福音館書店
    定価:280円

    雑誌:03731-4.

    ちょうちょ はやく こないかな
    作:甲斐信枝(かい のぶえ)

    おおいぬのふぐり 小さな青い花をつける 雑草扱いされる草
    小さな草がちょうちょを待ちわびるお話 ちょうちょが来てくれて良かったね。

  • 3歳1か月。図書館で借りました。
    親目線ではかわいいと思ったけど、子どもはあまり興味を示しませんでした。
    誰が語ってるかわからなかったのかもしれない。

  • 擬人化というほどでもない、写実的な絵なのに、さりげなく感情を持っているのが見て取れるのがユーモラス。物語もシンプルながら満ち足りた気分になる。

  • 絵がとても綺麗。くるかな?こないかな?あーあ。きたきた!一緒になってたのしめる。

  • お花の心情おもしろいけど
    娘は全く興味なしだったので
    リピなし

  • 初夏にぴったりの絵本だよ。花がちょうちょに話しかけているのだけれど、読んでいると、花とちょうちょは、助けあってる。お互いにいないと生きていけない、自然の中の関りあいに気がつく楽しさ。(ちいさな帆)

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著者プロフィール

甲斐信枝

1930年広島県生まれ。広島県立高等女学校在校時より、画家の清水良雄に師事。慶応義塾大学で教授秘書として勤務後、童画を学ぶ。1970年に紙芝居『もんしろちょうとからすあげは』を出版、以後、身近な自然を題材にした科学絵本を手掛ける。5年にわたり、比叡山の麓で畑の跡地の観察を続けて描いた『雑草のくらし あき地の五年間』(1985年刊)で第8回絵本にっぽん賞、第17回講談社出版文化賞を受賞。 2016年11月放送のNHKドキュメンタリー「足元の小宇宙 絵本作家と見つける生命のドラマ」で密着取材され、大きな反響を呼ぶ。著書に『たねがとぶ』『稲と日本人』『小さな生きものたちの不思議なくらし』など。

「2020年 『あしなが蜂と暮らした夏』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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