子どもへのまなざし

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著者 : 佐々木正美
制作 : 山脇 百合子 
  • 福音館書店 (1998年7月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (324ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834014730

子どもへのまなざしの感想・レビュー・書評

  • 初めての子育てで悩みもがいているときの支えになっています。子どもを大切に育てたい。

  • 子育ての方向性を示してくれる。
    すっと腹におちる感がなんとも。
    時々へこむことも書いてある(耳が痛い)けど、具体的なHOW To本ではなく、
    大事な心構え的なことを教えてくれる。
    間違ったことは言ってないと思う。
    育児に迷ったときに読み返すのに、持ち続ける本。
    「こどもはみんな問題児」と同じくらい好きな本。

  • 5ヶ月の子供の育児、初めてでなれなくて、子供と2人きりの時間が多くて、育休中に仕事のスキルアップなんて絵に描いた餅で何もできてなくて、、。でも、この本を読んで自信を持って今はどっぷり子供に愛情を注いで過ごそうと強くなれた。

  • あたたかい子どもへの目線。心がけていきたい。

  • 仕事で使うために購入しましたが、思わぬ良本で3巻全巻購入しようと思いました。
    口語体で読みやすく、心に響くお話ばかりです。今後、人と関わる仕事をする上でも、プライベートでも、参考にしたい。
    まだまだ読み途中ですが、感動して思わずレビュー記載。。

  • ◆きっかけ
    育児本を探して 2016/8/31

    ◆感想
    ザーッと読み。
    ・待てる親になりたい。意識しないとついアレコレ言ってしまうので、意識しよう。大らかさが必要。(p19、64辺り)

    ・コミュニケーション上手な、人付き合いを苦にせず積極的にするタイプ、夫とコミュニケーションを取れている人、外で働く人の方が育児に対して疲労感、いらだち、不安が少なく育児上手になる…らしい。(p32辺り)人間関係が下手だと育児も下手になりがちとのこと。親子関係だけを一生懸命やっても、親子の関係はうまくいかない。夫婦関係、近所の人との関係など、いろんな人間関係の一部が親子関係なのだ。多様な人間関係ができる人のほうが、それだけ子どもとの関係も柔軟にできるだろうし、育児不安にならないという筆者の言葉にフムフム。

    ・人間は本来、相互依存の傾向がある。近年地域社会がなくなってきて、住民がそれぞれ、孤立して生活する傾向が強まった。自然な人間関係が稀薄になった分だけ、病的な依存や依存症が現代人に多くなった。子供に依存する人も出てきた。(p37辺り)

    ・相手が自分のことをどう思っているかということは、自分が相手のことをどう思っているかということとほぼ同じ。人の善意の面を信じることが大切。子供にありのままでいいよ、と思っていれば、子もありのままの父、母で大丈夫だよ、と思う。(p58辺り)
    →自分が相手に対して抱く気持ちを、相手も自分に対して思っていることが多い…学生時代につくづく感じていたことなのに、すっかり忘れていた。ハッと思い出した。

    ・家族から十分受容されてきた若者は、中高生くらいの早い時期に、すごい恋愛に陥ることは少ない。(p69辺り)

    ・ソーシャルレファレンシング。喜びを分かち合う体験は大切。どんなもんだい!と振り返った時に、親や周りの人が見守っていて認めてあげること。振り返って誰もいないという経験を度重ねるとソーシャルレファレンシングの感情や感性の育まれ方は決定的にちがう。(p132辺り)この重要なところは生後6ヶ月〜1歳半or2歳ぐらいの間に、もっとも育つとエムディは実験結果としている。

    ・要求が満たされると、子供はそれ以上要求をエスカレートさせてこない。膝に乗ってこようとする子供に、暑苦しいとか重いとか、そんなことは赤ちゃんがすることだとかいって拒絶していると、いつまでも要求し続ける。(p141辺り)

    ・子供を着せ替え人形にする、そういう育児は過剰干渉になりがち。沢山服を買うのは子供の希望にこたえているのではなく、親の感情を、満足させるために、やっていることが多い。(p142辺り)
    →娘に服を作ったり、自分の好みで服を買ったり、、してる。娘が自分の希望を伝えてくるようになったら、ちゃんと控えよう。

    ・幼児期のごく早期までは、子供の要求を一つも無視しないで、ことごとく全部そのとおりにしてあげればいい、というくらいの気持ちを持つ必要がある。豊かな信頼感を育てることになる。(p146辺り)

    ・子供の気持ちを豊かにイメージでき、十分にすぐ、あるいは事前に察してやれる人が、保育に適している。そんな、子供の気持ちを先に察することを、楽しもう。育児を楽しめない人に育てられるということは、子供にとってこのうえなく不幸。(p150辺り)

    ・しつけは自尊心を豊かに育てながら、ルールを守る、文化を継承する、やがて文化の創造に積極的に参加していく子供を育てること。そのために教えるべきことは何でも伝えるが、それを積極的に実行しようとする気持ちや機能が熟すのを、子供を任せに待つことが大切。その時期は、子供に決めさせてあげる、自分を律することができるときを、子供に決めさせてあげることが大切。(p182辺り)

    ・経... 続きを読む

  • もっと早く出会いたかった!素晴らしい本。

    子どもがしてくれる事(親の希望など)に喜びを感じるよりも、子どもの希望に応えられる事に幸福を感じられる親になる。

    欲求が満たされた時に子どもは人を信じることができる。

    などなど、親として響く言葉をもたくさん。

    今子どもといられるこの時を大切にしよう。と改めて思う。

  • 小児科の看護師が絶賛していたシリーズ。
    第一巻を一番最後に読んだ。
    本書は育児に悩む親に、一度は目を通してほしい。
    辛いこと、悲しいことに心を打ちのめされ、うまくいかなくて自分を責める時間があるのなら、目次から気になった部分だけ読めばいい。
    今日、うまくいかなくても、明日もうまくいかなくても、1年後にはうまくいくようになっているかもしれない。
    育児本なんて読まない、そう思うのなら尚更。
    本書は育児本だけれども、親の心を育てる本だから。

    「きのうね、お母さんがつめを切ってくれたの」(298頁)
    子どもと関わる時間は限られている。
    仕事をしたり、二人、三人と子供がいれば、一人当たりにかける時間は減ってしまう。
    だからダメ、なのではない。
    どこか遠くに連れて行ったり、何か特別なことをしなくても、子供の心に届く親子のふれあいはできるのだ。
    手をつないで園から帰ってきたり、布団の中に潜って笑いあったり、些細なこと、そう思うところにこそ、心がつながる部分があるのだ。

    条件付きでない愛情を与えてくれる親が理想(298~300頁)
    ついつい、こうしてくれたらもっと好き、と思いがち。
    我が子も全く言うことを聞かず、保育園に呼び出され面談したことがなんどもある。
    やめろと言っても聞かず、お茶を盛大にぶちまけ、妹が寝ている横で大声を出して起こす。
    こんな子じゃなければいいのに......。
    なかなかありのままのこの子を受け止めるのは難しい。
    富士山(彼の大好きな山)ににふんどし一丁で立ち向かう気分だ。
    成長の早さや限界は子どもの歩みのままでいい、そう教えられて、とりあえず、ライトは手にした。
    さて、歩き続けるうちに装備は増えるかな?

    トイレトレーニングは私を悩ませる。
    オムツがなかなか外れず、いつかは外れると思っていても焦ってしまう。
    お尻が気持ち悪くないのかな?と言ってみるけれど、大丈夫!と頑固な我が子。
    でもこのころの幼い子供特有の、排泄物にも愛着を感じている(166頁)のなら仕方ないのかな。
    いつかできるようになるだろうという期待だけでいそぐことなくたいせつなことを伝え続ける(173頁)のが大事。
    焦らず急がず、難しいけれど。

    自分の楽しみばかり求めても本当の幸福は得られない(306頁)のだとしたら、まだまだ私はそれを得られていないようだ。
    10回、20回失敗して、1できるようになることを目指そう。
    遥かなる道のりだが、この子と一緒なら、きっと、大丈夫。
    手を引いているつもりが、実は手を引かれているのだ。

  • *子どもの望んだことを望んだ通りにしてやること。子どもの欲求を十分に満たしてあげることが、自立につながる。

    *育てるということは待つということ。誰だってできるようになるのだから、競争しない、焦らない、いそがない。「いつできるようになるか、楽しみに待っててあげるからね。自分で決めていいんだよ」という姿勢。子どもは本能的に、できるようになりたいという気持ちを持っている。


    *子ども時代には、やりたいこと、得意なことを思いきりやることが大切。苦手なこと、弱点は家族で協力してカバーしてやればいい。

    *子どもは親の言ったとおりにはしないで、親のやっているとおりにやる。

    *子どもは友達と遊ぶ中で多くを学ぶ。仲間と一緒にやるのが楽しい、という習慣を幼児期のうちに育てること。

    *子どもとの今この瞬間を幸せにしてあげること、その積み重ねがこの子の幸せになる。

    *現代人は、自分のやりたいことを個性的に実現できる生き方こそが、文化的な生き方だという風潮の中で育っている。自分の幸せばかりを追求するのは本当の幸福ではない。子どもの希望にこたえられることに、幸福を感じられる親であってほしい。

  • 0歳児の親として、とても共感できる内容。親は過剰干渉せず、けどもできることはなんでもしてあげる。大切にされた経験が幼児期の子どもには必要だという。こんなまなざしで子どもと接していきたい。
    セミナーなどの文字起こしだからか、内容が重複したり表現が冗長だったりするのはご愛嬌。

  • この本は本当に素晴らしい。
    色々な育児の本や雑誌があるけど、これを見れば他は見なくていいくらい。読むのに結構時間かかりました。
    本当にあたたかい気持ちにさせてくれた。
    つわりの時はふむふむ、くらいにしか思ってなかったけど、安定期になった今、胎動も感じることができるようになって、赤ちゃんがかわいくて仕方ない。
    早く会って、赤ちゃんの望むことを満たしてあげたい。安心した乳児期を送れるようにしたい。依存体験を存分にしてあげたい。

    私がそうであるように、どんなおもちゃやゲームよりも、信頼できる人と一緒にいることが一番楽しい、幸せ、って赤ちゃんに思ってもらえたらいいな。
    2016.04

  • 20160229
    牧師さんの話で話題になった本。
    母が買ってきてくれた。もちろん学校で習ったことも多く書かれていたけども、仕事をしてから更に読み込んで、所々に共感したいと思った。

  • 育児する人に限らず、社会で生きる人々にとって必読の書。次世代のために我々は何ができるのか。魔法の薬などなく、思いやりを持って関わり合うことの積み重ねが大切なのだと教えてくれました。

  • 面白かった!
    やっぱり一流と言われる人は先々まで見通すのかね?とか思う予測っぷりでした。
    あとは、目からウロコもちらほら。そっかー、オオカミ少女ね!とか。笑。
    まあ、お母さんの心のゆとりが子育てに良い影響を与えるっていうのは全面的同意だけど、これって結局経済的にもゆとりのある人にしか言えないよね…などと思ってしまった。
    本当に、今の世の中って…怒。

  • 育児本。初版は1998年、著者は昭和10年(1935年)生まれの児童精神科医、佐々木正美さん。女性かと思って読み始めたら男性だった。
    「昔はよかった」が多すぎる感はあったけど、概ね「そうありたいなあ」と思える親/保育者像が語られていました。
    ※しかし「昔はよかった」が多すぎるんじゃないかという感想を、私は持つことが多すぎるんじゃないかという気もする。「昔」へのジェラシーでもあるんだろうか。

    この本、ブックオフでたまたま見かけたので買ったのだけど、実は以前大阪に住んでいた頃に会社帰りの電車の中で、隣に座った女性が読んでいたのを見たことがある。
    その時は、ともかく挿絵が『ぐりとぐら』の山脇百合子さんの絵で、しかも表紙のグリーンのチェック柄がなんて可愛い本なんだ!ということで目を奪われ、でもタイトルは私の位置からは見えなかった。だから内容もわからなかった。でも小見出しがわりと頻繁に登場しているような様子は見えたので、物語本ではないんだろうな、とは推測できた。
    「それ、なんていう本ですか?」と尋ねたい衝動を、結局は抑えたまま電車を降りてしまったチキンな私であった。。。
    それはまさにこの本でくりかえし述べられている、コミュニケーション不全(という言葉は使われてなかったけど)な現代人そのもの。もっと気軽に他人と交流できる世の中が、本来の人間としては自然なのだということが何度も何度も言われていた。そんな本の読者になら、話しかけたからといって気まずいことにはならなかったかもしれない。

  • 育児に対する姿勢を見つめなおすのに良い一冊
    厳しくも温かい指摘は親を責めるものではなく、現代社会に対する憂いが多い。

  • 勧めてもらって一気に読んだ。荷物重かったけど(^ ^)。もう少し早く読めたらよかった感はあるけど 遅すぎることはない。

    それに乳幼児期のあり方について 通わせてもらった保育園がとても恵まれてたことも痛感。園のみなさんがこの本のまま実践してくれてたかと思うほど。ありがたかった。

    自分がどう育てるかを考えることは 自分がどう育てられたかを振り返り そして今幸せかを考えることでもある。うちは毒親度が高かったからこの作業が苦手。かつての体験を反面教師とできるくらい客観視し その上で自分で自分を肯定し、そしてようやく自分を主語にして立ち戻るには あと何冊か必要だなあ。

    思いやりの心は 思いやりの心を見ながら育つ。親がやっているように育つ。子どもはよその子と育ち合う。いろんな人の中で育つ。過剰な期待は子どものありのままを受け入れていないということでもある。ソーシャルリファレンシングが足りないと 誇りやマナーが育ちにくい。親を信じているから反抗する(そうか?と思う部分もあるけど)。

    ほかにも著書があるので読んでみよう。

  • 子育ての各シーンでの育て方がわかるので、けっこういいほんでした。
    乳幼児期から思春期まで、子供が育っていく時にどのように接するかがありました。
    けっこう当たり前のことを書いているのですが、それを実現するのは難しいです。
    家庭が幸せであればいいし、それには思いやりをもっていけばいいと思います。
    これから子育て。
    頑張ります。

  • 弟が友達のお母さんからもらってきた本。子育ての経験はないけど表紙のイラストに惹かれ読んでみた。
    子育ての経験はなくても、こんなふうに愛情をかけてじっくり子供を育てることができれば、とても心の育ったしっかりとした子に成長するんだろうな、と感じた。
    最初の3年間はとにかく子供の欲求に応えてあげる。
    それには子供の表情をいつもきちんと見てあげること。
    現代のお母さんはとにかく忙しいけれど、子育てはその時期でしかできない貴重な体験だからスマホなんて放り投げて是非子供の笑顔と向き合ってほしい。と思った。

  • 第一子を妊娠中に読む。出産前に子育てに対するイメージを固め、心の準備をしたいと思って読んだが、そうでなくても、とても興味深い内容。分厚い本だが、途中で飽きることなく一気に読んだ。子育てで悩むこともあるだろうが、きっと楽しいことやうれしいこともあるだろう。子育てに対する不安を和らげてもらった1冊。エリクソンの発達心理学については、改めて学びたい。

  • 幼児期に子どもの要求に全て、モノを買う以外は、応じてあげる事が大切。満たされた子どもは自己肯定力が高い。

  • まとめると、子育てに大事なのは

    ①とにかく依存経験を与えること。そうすれば子どもはひとりでに自立していく。
    ②知識ではなく情緒を育てるべき。生きていく上で重要なスキルは知識では無く、人格。そしてそれをはぐくむには幼児期の土台がとても大事。
    ③ただし、やり直しはきく。それは大変なことだけど諦める必要はない。

    これが、アメリカの最新の教育論を書いたポール・タフ著「成功する子、失敗する子」に恐ろしく共通していることに驚きました。

  • この人は同じ話をいろんな形で出してるんだな、とわかった。 
    幼児期が大事なのもわかったけど。

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