ぐりとぐらのあいうえお

著者 :
  • 福音館書店
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感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834017953

作品紹介・あらすじ

「あさ いもほり うでまくり えんやらやっと おおきなおいも」 「なんとまあ にんじん ぬいたら ねっこのひげが のびほうだい」…… こんなふうに、「あいうえお」から「ん」まで、50音を文頭においた楽しい言葉遊びの絵本ができました。リズミカルで、選び抜かれた言葉と、ぐりとぐらをはじめ、おなじみの森の動物たちが登場する、文句なしに楽しく愛らしい絵でお届けする「あいうえお」の絵本の決定版です。

感想・レビュー・書評

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  • 「ぐりとぐら」が主役の絵本ですが、「お話の本」ではありません。サイズも13cm×13cmと小さくて正方形(「じゃあじゃあびりびり」が14cm×14cmだそうで、それより一回り小さ目)。
    ちなみに、同じサイズの「ぐりとぐら」が出てくる絵本は、この「あいうえお」の他に、ぐりとぐらの「1・2・3」、同「おまじない」、同「しりとりうた」と「なぞなぞえほん 1のまき」、同「2のまき」、同「3のまき」があり、これに加えて大きなサイズ(27cm×31cm)のぐりとぐらの「1ねんかん」と同「うたうた12つき」の2冊を合わせると合計で9冊の「お話」ではない絵本が出ていることになります。

    人気の出たキャラクターを使って作った、本筋とは関係の薄い外伝とかドラマCDって、サブカルチャー的には「ファンアイテム」なんて言ったりします。

    もともと完璧主義の気があり、シリーズで買い揃えるのが好きなのでお話の本のほうはすべて揃えたのですが、さすがにこちらのファンアイテムまでは手が回りません。特に絵本は厳しいです。収納的な意味で。

    そんな立ち位置の絵本なのですが、でも、売るほうもよく考えています。「あいうえお」とか「1・2・3」とかは、親にしてみれば小さな子供に無理せず覚えさせたいひらがなやら数字やらを、持ち歩けるくらい小さいサイズにまとめておけば、子供が「ぐりとぐら」好きだから、もしかして熱心に読んでくれてひらがなや数字を覚えてくれるといいなあ…という親心にアピールすることに余念がありませんw。

    だんだん話がずれていきますが…ひらがなを幼児に教えることについては、この売り込みの圧がすごいです。
    どうせ小学校に入ったら最初にちゃんと習うはずなのに、書店の幼児書コーナーやおもちゃ売り場にも「あいうえお」を冠する商品が専用のコーナーに並び、ネットにはひらがなの教え方を一流大学に子供を入れた親や、幼児教育に数十年従事した先生が語った記事が溢れています。
    うちは何となく始めた、しまじろうの「こどもちゃれんじ」にお任せして、半ば放置している状態でしたが、そのうちに拾い読みをするようになりました。車の窓から見かけた看板を「お・は・ぎ」と読み上げたのがあー、ひらがな読めてるんだなあと確認した最初で、確か年少さんの秋。しまじろうさまさまです。

    そんな感じで、特にこの本でひらがなを教えようと思っていたわけではないのに、買ってしまったのは、よく読むエッセイにこの本のことが出てきたから。『子供が小さい頃は何度も一緒にこれを読んだ、「なんとまあにんじんぬいたらねっこのひげがのびほうだい』は今でも忘れない」って一節に、子供とそんな思い出が共有できる本があるといいなあ…と憧れて、買ってきました。

    で、買ってはきたものの子供本人の食いつきは悪く、ほぼ見向きもされませんでした。どうやら「お話が面白い」本でないとどうにも受けが悪いようです。
    今は本棚の片隅で、親が独り相撲を反省するためたまに手に取る時をひっそりと待っています。

    いや、親の目で見るととっても可愛い、「ぐりとぐら」らしい本なんです。か行で「かめさん きつねくん くまどん」と来て、「け」が「けむしちゃん」なんて優しい世界じゃないですか。「らべんだー りんどう るりそう れもんばーむ ろばさん うっとり」とか、ロバさんのうっとり具合がいいじゃないですか。一番最後のページのオチも効いてるじゃないですか。
    …なんて話を子供とできる日が来ることを心待ちにして、もう一度そっと本棚に戻しておくことにします。

  • 娘が1歳半くらいの頃、コレでひらがなを覚えました。何故かやたらとウケて、一日に連続して10回も20回も読んでりゃそりゃ覚えるってもんです。もう呆れるほど読まされました。

    • yyyytaさん
      ちょうど娘が一歳半なので参考に週末この本を買ってみました。今のところページを自分でめくるも聞いてくれず(^_^;)。でも絵がかわいくてこちら...
      ちょうど娘が一歳半なので参考に週末この本を買ってみました。今のところページを自分でめくるも聞いてくれず(^_^;)。でも絵がかわいくてこちらが癒されました。
      2011/09/05
  • 最後の『わんつーすりー!』のくだりは子供が大好き♪
    3歳からの絵本らしいですが、1歳から十分楽しめます。

  • 3歳女児が急に興味を持った本。ぐりぐらシリーズの優しいタッチのイラストとストーリーで、親が読んでいても楽しい。でもすぐ読み終わってしまう。

  • 3歳半になる娘。
    そろそろひらがなを覚えてもいいんじゃないか?
    と思いまして、ひらがなの本を探しています。

    ぐりとぐらの絵本は、小さくてコンパクト。
    そして、文章がリズミカルなので、1回読んだだけで、2回目自分で少し読んでいました。

    まあ、これでひらがなを覚えるかどうかはビミョウな気がしますが、買ってもいいかも・・・と考えています。(今回は図書館で借りた)

  • 娘4歳がひらがなをほぼ読めるようになったタイミングで購入。小ぶりなサイズなのもよいです。息子2歳も見よう見まねで開いては声に出して読んでいます。
    あいうえお系の絵本は単語が並んでいるものが主流ですが、これはリズムのいい文章になっていて大人も楽しめます。

  • ぐりとぐらワールドであいうえおを楽しむ絵本。

  • 短くてリズムのよい文にぐりとぐらや動物達のかわいらしい絵が描かれています。
    「あさ いもほり うでまくり えんやらやっと おおきなおいも」というように、
    楽しみながらあいうえおに親しめる絵本です。
    手のひらサイズなので『ぐりとぐらの1・2・3』と同じくお出かけにもぴったり。
     
    か行、た行、最後のページの「ん?」が特に好きみたい。(長女3歳)

  • 妹にいただいた本。
    あいうえおの本は、絵しか描いてないのが多いけど、これは読み聞かせ出来るからいい。

  • びきちゃんは

    ラ行から「ん?」になるところがおきにいりです。

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著者プロフィール

中川李枝子 札幌に生まれる。東京都立高等保母学院を卒業後、保母として働くかたわら、児童文学グループ<いたどり>の同人として創作活動を続けた。1962年に出版された童話『いやいやえん』(福音館書店)は、厚生大臣賞、NHK児童文学奨励賞、サンケイ児童出版文化賞、野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞した。主な著書に、童話『ももいろのきりん』『かえるのエルタ』、絵本には『そらいろのたね』『はじめてのゆき』「ぐりとぐら」のシリーズなど、多数ある。東京在住。

「2022年 『ぐりとぐらカレンダー2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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