木 (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021110

感想・レビュー・書評

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  • 木の大きさを、おおらかさを、そして、時間の長い経過を感じさせるシンプルな一冊だった。
    佐藤忠良さんの木のデッサンに、春とともに緑色が添えられたときは、心が自然と華やいだ。モノクロに、静かな、ちょっとの緑色がついただけなのに…。
    うっひゃあっの大きなページは圧巻。
    添えられている文は、ちょっと木が思っていることとは違うのでは…という違和感を感じた。実際のところは知るよしもないけれど。
    幼い頃からこのようなシンプルで力のある絵本だけに触れていたら、一昔前の繊細な感性を持った人類に戻れるかもしれないとふと思った。現代の子に、この本の良さはわからないかもと危惧してしまうが、わかる子がほんの一握りでもいてくれたら嬉しい。

  • コレはいい!黄色の装丁と、デッサンされた木の幹の表紙、圧倒的な力を感じる。
    そして木島始氏の文章。
    端的にわかりやすく、力強く、木に触れたくなる。

    最後のページが見開きをさらにひらいたA2?B2?
    サイズに大きく木が描かれているのも圧倒的。
    文字が薄茶色なのも優しく土っぽく、またデッサンの木と新芽の黄緑が初々しいページもステキだ。


    木のうた、鳥のうた、も読んでみたい!

  • 凄まじいデッサン力。
    色が入った瞬間の感動。

    足元=根っこから始まる視線の移動と
    少しずつ芽吹いていく季節の移動がリンクしてて、
    大きく開くページの場面はそれこそ「うっ ひゃあっ」です。

  • 「木」の力強さ、ぬくもり、息づかいが伝わってくる佐藤忠良さんの迫力ある絵。
    生命ある存在として「木」の気持ちが瑞々しく伝わってきます。木島始さんの言葉が心地いい。ラストの「うひゃ 」のページ最高!!
    シンプルなのに感動。

  • 大きな大きな木のデッサンが、語りかけてくれます。

  • 季節…晩冬 春先
    対象…低〜 
    内容…新芽の喜び 詩 観察

  • 絵の迫力で手に取った。彫刻家による木のデッサンで絵本ができるのがまず面白い。詩人による言葉も良いが、私にとっては言葉を発する人の体験とはもしかしたら違うのかもしれないと思われた。でも木という生き物の大きさは十分伝わってくる。

  • 大きな木の写真と絵。ブルーノ・ムナーリの「木をかこう」とは、また違って、写実的な絵です。この絵本も素晴らしい絵本でした。

  • モノクロの木が、次第に緑に色づいていくところが素晴らしい。

  • 子は、木を描きはじめた。

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著者プロフィール

1928~2004。詩人・英米文学者・翻訳家。


「2015年 『童声(女声)合唱とピアノのための ひびかせうた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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