鬼の首引き (日本傑作絵本シリーズ)

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著者 : 岩城範枝
制作 : 井上 洋介 
  • 福音館書店 (2006年2月10日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834021806

鬼の首引き (日本傑作絵本シリーズ)の感想・レビュー・書評

  • 何やら恐ろしげなタイトルだが、原話は狂言の「首引き」という曲目であるらしい。
    明るくカラッとしたユーモアのある昔話なので、どうか怖がらずにお読みいただきたい。
    約8分。4歳くらいからの読み聞かせに使えそう。

    狂言では、豪傑として知られる「源為朝」が荒野で鬼たちに会い、姫鬼と腕押しや首引きなどをするという。
    「首引き」と言う言葉が恐ろしげだが、なんのことはない。
    向き合ったふたりが輪にした紐を首にかけて引っ張り合い、引き寄せられた方を負けとする、中世からある遊びのようだ。
    このお話しの面白い点は、鬼の子供である姫鬼が登場するというところ。
    そして親鬼が、どうやら愛情の深い子煩悩であるらしいところ。
    そして、人間をはじめて食べるのが鬼の「お食い初め」ということや、主人公の若者が知恵を出して危機を乗り切るところである。
    一見ラフに見える挿絵も、見れば見るほど味が出てきて、姫鬼のちょっとした怖さや、若者の凛とした表情、背景の墨絵のようなタッチなど、なかなか細かいのだ。
    若者の交渉に乗ってくる鬼も愛嬌があって憎めないし、いよいよ危ないという境地になってもちゃんと脱出できるという安心感があって、小さな子にもおすすめだ。

    しかし、腕や足だけでなく、首の強さまで競い合っていたんだね。
    浮世絵にも描かれているというので、見てみたくなった。
    さあ、いよいよ鬼づいて来た感があるな(笑)。

  •  狂言「首引き」より。力持ちの若者が旅の途中、鬼につかまえられてしまう。鬼は、若者を娘に食べさせようとするが・・・。
     首引きとは、首にひもをかけて引き合う力くらべで、中世に実際に行われていた遊びだという。

  • 2013年3月5日

    <AN OGRE'S DAUGHTER CAN EAT A YOUNG MAN?>
      
    デザイン/白石良一、小野明子(白石デザイン・オフィス)

  • 旅の途中、若者は大きな鬼に出会います。
    鬼は若者を捕まえ、自分の娘の「お食い初め」に、若者を食べさせようとします。
    若者は食べられてなるものかと、あの手この手で鬼の娘を翻弄し、怒った鬼は、お互いの首にひもをかけて引っ張り合う「首引き」で勝負をしようと提案します。
    沢山の鬼を相手に始まった首引き・・・さて勝負のゆくえは?  

    どこか間の抜けた鬼と世間知らずの娘が、旅の若者と知恵比べ。
    ユーモアたっぷりの語り口調で楽しめる昔話です。
    井上さんの絵が好きなので、図書館でみかけてすぐに借りてきました。
    鬼が転げる様に長男(5歳)は、爆笑。
    いっぽう次男(3歳)は、「おんなのこ、泣いとるねえ」と気の毒そうに言っていました。姿が可愛らしいので、すっかり鬼の娘だということを忘れています。外見に騙されるタイプですね~(^^;)
    鬼が出ても、愉快な話なので、こわがりさんも大丈夫だと思います。

  • 2012年度  2年生

  • 「鬼の目にも涙」である。そこに加えて、知恵比べときたら、昔話として、王道ではないだろうか。

  • 勝負をしているのに楽しそうです。オニになりたい。

  • なんだこれ(笑)

    鬼に捕まった若者
    どうせなら姫に食われたい
    力勝負して姫に勝つ
    加勢と首引きしてみんな転がって
    その隙に逃走

    狂言がもとらしい

    「お食い初め」おそろしい

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