- Amazon.co.jp ・本 (35ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834021806
感想・レビュー・書評
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最後のオチの部分、ずるいー!と子どもが言うので、知恵で勝つのも実力の内よと言ったら納得したようなしてないような。
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何やら恐ろしげなタイトルだが、原話は狂言の「首引き」という曲目であるらしい。
明るくカラッとしたユーモアのある昔話なので、どうか怖がらずにお読みいただきたい。
約8分。4歳くらいからの読み聞かせに使えそう。
狂言では、豪傑として知られる「源為朝」が荒野で鬼たちに会い、姫鬼と腕押しや首引きなどをするという。
「首引き」と言う言葉が恐ろしげだが、なんのことはない。
向き合ったふたりが輪にした紐を首にかけて引っ張り合い、引き寄せられた方を負けとする、中世からある遊びのようだ。
このお話しの面白い点は、鬼の子供である姫鬼が登場するというところ。
そして親鬼が、どうやら愛情の深い子煩悩であるらしいところ。
そして、人間をはじめて食べるのが鬼の「お食い初め」ということや、主人公の若者が知恵を出して危機を乗り切るところである。
一見ラフに見える挿絵も、見れば見るほど味が出てきて、姫鬼のちょっとした怖さや、若者の凛とした表情、背景の墨絵のようなタッチなど、なかなか細かいのだ。
若者の交渉に乗ってくる鬼も愛嬌があって憎めないし、いよいよ危ないという境地になってもちゃんと脱出できるという安心感があって、小さな子にもおすすめだ。
しかし、腕や足だけでなく、首の強さまで競い合っていたんだね。
浮世絵にも描かれているというので、見てみたくなった。
さあ、いよいよ鬼づいて来た感があるな(笑)。 -
鬼と首引きで勝負。お食い初めで人食べちゃうのね。昔話は真理もユーモアもブラックも無理なく含めてしまうところがいいな。
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首ちぎれなくてよかった。
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おひめさまとしょうぶして、ころがったところがおもしろかった。
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車とジョージしかなかなか自分からは選ばないが、これを自分で選んできて驚いた。(鬼はとても怖い存在でもあるのに)
そして読み聞かせるとじっと聴いていてまた驚いた。
# 3歳3ヶ月 -
若者が都に向かって歩いていると鬼に捕まってしまった
鬼は自分に喰われるか鬼の娘に喰われるかどちらが言いか尋ねた
若者は娘に喰われたいと申し出る
娘はまだ自分で人を捕ったことがない
娘が若者を食べようとすると、若者が邪魔をする
そして娘との勝負をしようともちかける
腕相撲
足相撲
娘が負けてしまったので鬼は仲間を呼んで首引きの加勢を頼む
さて,,,
読み聞かせ時間は6分ちょっとです -
4年生
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6分
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狂言「首引き」より。力持ちの若者が旅の途中、鬼につかまえられてしまう。鬼は、若者を娘に食べさせようとするが・・・。
首引きとは、首にひもをかけて引き合う力くらべで、中世に実際に行われていた遊びだという。 -
6分
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2013年3月5日
<AN OGRE'S DAUGHTER CAN EAT A YOUNG MAN?>
デザイン/白石良一、小野明子(白石デザイン・オフィス) -
旅の途中、若者は大きな鬼に出会います。
鬼は若者を捕まえ、自分の娘の「お食い初め」に、若者を食べさせようとします。
若者は食べられてなるものかと、あの手この手で鬼の娘を翻弄し、怒った鬼は、お互いの首にひもをかけて引っ張り合う「首引き」で勝負をしようと提案します。
沢山の鬼を相手に始まった首引き・・・さて勝負のゆくえは?
どこか間の抜けた鬼と世間知らずの娘が、旅の若者と知恵比べ。
ユーモアたっぷりの語り口調で楽しめる昔話です。
井上さんの絵が好きなので、図書館でみかけてすぐに借りてきました。
鬼が転げる様に長男(5歳)は、爆笑。
いっぽう次男(3歳)は、「おんなのこ、泣いとるねえ」と気の毒そうに言っていました。姿が可愛らしいので、すっかり鬼の娘だということを忘れています。外見に騙されるタイプですね~(^^;)
鬼が出ても、愉快な話なので、こわがりさんも大丈夫だと思います。 -
2012年度 2年生
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7分
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「鬼の目にも涙」である。そこに加えて、知恵比べときたら、昔話として、王道ではないだろうか。
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なんだこれ(笑)
鬼に捕まった若者
どうせなら姫に食われたい
力勝負して姫に勝つ
加勢と首引きしてみんな転がって
その隙に逃走
狂言がもとらしい
「お食い初め」おそろしい