石の卵 (たくさんのふしぎ傑作集)

著者 :
  • 福音館書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834080872

作品紹介・あらすじ

「石の卵」という題名から、どんなことを想像しますか? 卵形の石? それとも、石が生まれてくる卵? 「石の卵」は、外から見ただけではただの丸い石のようですが、ふたつに割ってみると、中からびっくりするぐらい美しい色と模様があらわれます。これを見た人びとはドラゴンや雷を連想し、「ドラゴンエッグ」「サンダーエッグ」と名づけました。人の手によってではなく、自然によって作られた神秘的で美しい作品をお楽しみください。

感想・レビュー・書評

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  • サンダーエッグ綺麗ですよね。
    オパールのものを一つ持っています。
    いつか自分で採りに行ってみたい、、、、、、

  • 鉱物好きにはたまらん
    石に興味が無かった人も、石凄い!きれい!ってなる

    ・ドラゴンの卵
     海の底で死んだアンモナイトや貝に泥や海の成分がくっついて玉になったものの隙間に石灰が染み込み方解石という結晶になって玉の隙間を埋めていったもの
     ←自分の暗黒面が熱くなりますわ

    ・石の卵:サンダーエッグ
     溶岩の中で生まれる
     メノウやジャスパー、オパールを内包する
     日本でも採取出来る川がある

    ・ロックハウンド:石追い
     ←憧れる

    〇石の断面が息をのむほどに美しい
     写真絵本
     地球はファンタスティック!
     

  • ◆海で生まれた「ドラゴンの卵」と山で生まれた「雷の卵」は、まさに「石の卵」。割ってみるまで、何が入っているのか、どんな色形が詰まっているのかわからない。アンモナイトや方解石、キラキラ光る重晶石。瑪瑙、ジャスパー、オパール。ロマンと夢も詰まっている。◆丸く完結しているものには宇宙を感じる。私も探しに行きたいな。でも手に入れたら、私の卵は、外れか当たりかわからなくても、まっぷたつに割りたくないかも(笑)
    ◆イースターに「きんのたまごのほん」と抱き合わせで読んだら楽しいかな。◆宮沢賢治の「気のいい火山弾」を読みたくなった。

  • 見た目はただの丸い石なのに割ってみると中身がある。
    まるで卵のようなふしぎな石の写真絵本。

    海の死骸にくっついたものが長い年月を経て石となったセプタリア(ドラゴンの卵)。
    固まった溶岩のガス穴のなかに結晶ができたサンダーエッグ。
    私は全く知識がないので「ドラゴンの卵」というのは通称なのかこの本のためにつけた愛称なのかとか細かい部分がわからないのだけれどきれいだからまあいいや。

    同じ種類の石なのに、見せ方で呼び名が変わる。
    切ったら卵で剥いたら亀とか、適当だけど納得できて面白い。
    伝説がのっているのも良い。この石をみたら物語を感じるよなあ。

    切るか磨くか剥くか。
    「石の卵」は中身がわからないからやってみるまでどう出るかわからない。
    そういうのを楽しいと思う人は良いなあ。
    私は台無しにしてしまうのが怖くてできないや。

    拡大すると本物の植物が閉じ込められるように見えるものや、
    なにかの文字や古代の絵に見えるもの、
    縦横に走る線が古地図に見えたり、
    ゆらゆら動きそうな色のつらなりが星雲に見えたり。
    はまる人がいるのがすごくよくわかる。


    著者は「巨石」http://booklog.jp/item/1/4152087404の人。
    あの本いつも目に入るたびに見たいと思いつつ大きさにひるむんだ。

  • 小学中級から。こんなん見つけてみたい。ロマンがある!

  • <THE FANTASTIC STONE EGGS ー DRAGON EGG & THUNDER EGG>
      
    表紙・本文デザイン/山田英春

  • これはすっごい!
    ただの丸い石を切ってみれば…(って石を切ろうと思う方がすごいのだけど)、あら不思議!
    美しい世界(結晶や時間)が閉じ込められている。

    読んでみると~このサンダーエッグ、ドラゴンズエッグ(亀甲石)のできる過程がこれまたおもしろい。

    海の中で死んだ貝殻や生物に沈殿物が付着して丸くなり、海から押し出されて石になるというでき方(ドラゴンズエッグ)@ニュージーランド

    噴火の溶岩(流紋岩)が中に取り込まれ、まわりはただの石になるというでき方。中にめのう、オパールなどが入っていることもある。

    自然の技の不思議さにただただ感激する。

    山田英春
    『不思議で美しい石の図鑑』
    『巨石』
    http://www.lithos-graphics.com/



    https://www.youtube.com/watch?v=S43dE7SjCIo

  • 「「石の卵」という題名から、どんなことを想像しますか? 卵形の石? それとも、石が生まれてくる卵? 「石の卵」は、外から見ただけではただの丸い石のようですが、ふたつに割ってみると、中からびっくりするぐらい美しい色と模様があらわれます。これを見た人びとはドラゴンや雷を連想し、「ドラゴンエッグ」「サンダーエッグ」と名づけました。人の手によってではなく、自然によって作られた神秘的で美しい作品をお楽しみください。」(『読んでみない?科学の本 しらべてみようこんなこと』子どもと科学をつなぐ会 編 連合出版 2000  の本での紹介より抜粋)

  • 様々な色や形がある。サンダーエッグと竜の卵という石は、できかたが違うから色も違う。模様も色も同じものはないから、僕も欲しいと思った。

  • 子ども向けの本だけど、自分のために購入。写真がどれも美しく、何度も眺めては想いを馳せる、、。海で拾った石、割ってみたいな〜

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著者プロフィール

山田 英春(やまだ・ひではる):1962年東京生まれ。国際基督教大学卒。ブックデザイナー。古代遺跡・先史時代の壁画の撮影を続けている。石の蒐集家でもある。著書に『巨石──イギリス・アイルランドの古代を歩く』(早川書房)、『不思議で美しい石の図鑑』(創元社)、『石の卵──たくさんのふしぎ傑作集』(福音館書店)、『インサイド・ザ・ストーン』(創元社)、『奇妙で美しい石の世界』(ちくま新書)、『風景の石パエジナ』(創元社)、編書に『美しいアンティーク鉱物画の本』(創元社)、『奇岩の世界』(創元社)などがある。

「2023年 『ストーンヘンジ 巨石文化の歴史と謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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