- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834080940
作品紹介・あらすじ
汚れた自転車で家を出たけんちゃんは、掃除道具をもったおじさんに、自転車をきれいに洗ってもらいました。「安全のためになんでもあらうんだよ」というおじさんは、けんちゃんを “洗う”仕事の現場に連れていってくれます。道路、電車、ビル、飛行機など、街や乗りものを“洗う”仕事は、目立たず、困難な仕事です。しかし、働くひとびとの誇らしげな姿が、私たちの安全を守る重要な仕事なのだということを教えてくれます。
感想・レビュー・書評
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日頃殆ど見ることのない道路や電車や飛行機を洗う場面が新鮮。え?そんなものまで洗うの?という声が聞こえそう。
ええ、私も全く知りませんでした。
ビルの床や窓の清掃作業の人たちは見たことがあるが、
この本の中で知っていたのはそれだけ。
毎日使う道路も、人通りの少ない早朝などに散水車などでせっせと洗うという。
電車も、車両内のみでなく車両そのものを洗うらしい。
そのための線路というのがあって、両側にガソリンスタンドにあるような洗車ブラシが設置されている。乗客の少ない深夜の作業だろう。
飛行機は真夜中に洗うという。
こちらは高所作業車に乗った人の手で、長い長いモップを使用している。
綺麗にすることで、傷んでいる箇所や壊れている箇所も分かるというもの。
人びとの安全・快適を守るための地味な努力を惜しまないお仕事の紹介本。
主人公はけんちゃんという小学生の男の子。
モップを持ったおじさんに、洗うお仕事の色々を教えてもらうというスタイルだ。
そのダイナミックな挿絵が魅力なので、どの子にも喜ばれそう。
縦書きのテキストが非常に細かく読み聞かせには適さないが、内容がとても興味深いので、おうち読みにぜひ。
こういった視点って日ごろ忘れているだけに、非常に新鮮だ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
洗うとキレイで事故防止
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本屋さんで立ち読みしてしまいました。
すみません(笑)。
たまたま入った本屋が子供の本専門店みたいなところで。棚に表向きに飾ってあったこの子。何気なく手に取って読んだら。
イケてる!!
世の中の、いろんな物の清掃にフォーカスを当てていて。縁の下の力持ちフィーチャーっていうか。こういう視点を子どもにも持たせてあげられたらいいよなぁと思いました。
それでかつ、あくまで視点は子供の視点だしね。飛行機とか電車とかの絵も、子供好きだしね。
知的好奇心が旺盛な大人がテンションあがる本でした(笑)。 -
こどもに検討。タイトルどおりほんとうになんでもあらいます。
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K
5歳11か月
Y
3歳7か月 -
「汚れた自転車で家を出たけんちゃんは、掃除道具をもったおじさんに、自転車をきれいに洗ってもらいました。「安全のためになんでもあらうんだよ」というおじさんは、けんちゃんを “洗う”仕事の現場に連れていってくれます。道路、電車、ビル、飛行機など、街や乗りものを“洗う”仕事は、目立たず、困難な仕事です。しかし、働くひとびとの誇らしげな姿が、私たちの安全を守る重要な仕事なのだということを教えてくれます。」
・「これで安心して乗れるだろう。きれいにすれば、わるいところもすぐわかるぞ。安全のために、何でもしっかりあらってるんだよ。」
道路も、電車も、駅の通路も、ビルも、飛行機も。
だれかが毎日洗っている。人が利用しない真夜中や明け方に掃除する人がいる。私達が良く利用する身近なものだから興味深く、知らないこといっぱいで驚きがいっぱいだった。機械も使うし、人の手も使って細かいところを掃除することが分かった。
・娘たちの反応は「おっちゃんと男の子、(線路の中とか飛行場とか)こんなところに勝手に入っていいの!?」 こればっかり言っていた 笑
10人くらいの読みきかせには向く。
それ以上だと絵が見にくいかも。年長~大人まで楽しめる。 -
綺麗にすれば、悪いところもすぐに分かるって、心にも通じるな
心を綺麗にするよう心がけよう -
乗り物好きには、たまらないね。
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面白かった。
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意外と文章のボリュームがあり、小学生向けかな。
おじさんの「きたない自転車だなぁ。」の発言は直接的な表現で少し抵抗があったけれど、優しいおじさんでした。