かとりせんこう (こどものとも絵本)

著者 :
  • 福音館書店
3.51
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本棚登録 : 350
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834081718

作品紹介・あらすじ

蚊取り線香と言えば、夏の風物詩。でも、この蚊取り線香はちょっと普通ではありません。蚊取り線香の煙が、もんもんと漂うと、蚊がぽとんと落ち、もっと漂うと、花が落ち、おじさんの髭が落ち、新聞紙の文字が落ち、猿が落ち、看板が落ち、幽霊が落ち…。さて煙の威力はどこまで?お孫さんとのおかしなやりとりから生まれた田島征三のナンセンス絵本。

感想・レビュー・書評

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  • 2分くらい
    何というか…環境破壊とでもいうのか…風刺が効いているとでもいうのかな。
    色んなものが落ちていく。

  • お、恐ろしい((((;゜Д゜)))この蚊取り線香、煙がもんもんすると蚊はもちろん、他のものまで ぽとん ぽとん…Σ( ̄□ ̄;)!!

  • 子供たちは大爆笑。
    幼児も小学生でも、幅広く楽しめました。

    大人より、子供の感性に寄り添った作品かと思います。

  • 「もくもく、蚊取り線香が焚かれています。蚊が落ちます。煙はさらにモクモクと続きます。するとおじいさんのヒゲが落ち、新聞の文字もパラパラと落ちました。」

    ん?ホラー?笑 
    (『この本読んで!2022年夏号』キラキラ夏絵本 の紹介より)

  • ナンセンス、と言ってよいのか?
    なんだか公害を連想させるような不穏なものを感じる。

  • 2022-061年生、2年生 
    「ありえなぁーい!」と、盛り上がります

  • さいごの「じゅっ」が可愛くて好き。

  • 蚊以外のものも落としちゃうこのかとりせんこう

    息子笑う

    最後涙で消えるという終わり方も好き

  • けむりがもんもん。

  • 今の子どもたちは、かとりせんこうは見たことあるのかな~?
    ぐるぐるとうずを巻いたお線香なんだけど、そのお線香に火を付けるとね、かを落としてくれるのです。(最近はワンプッシュだもんね。)

    だけど、この絵本に出てくるかとりせんこうは、ぽとんと落ちるのは、かだけではありません。
    おはながぽとん、ぼうしがぽとん・・・。ぽとんぽとんといろんなものが、やばいくらい落ちてきます。このままだとたいへんなことになっちゃうんだけど、最後にクスッと笑える「オチ」がある楽しいお話です。

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著者プロフィール

1940年、大阪府生まれ。幼少年期を高知県で過ごす。多摩美術大学卒業。『ちからたろう』(ポプラ社)でブラティスラヴァ世界絵本原画展〈金のリンゴ賞〉を受賞し、以降『ふきまんぶく』(福音館書店)、『とべバッタ』『オオカミのおうさま』(共に偕成社)などで多数の絵本賞を受賞。2009年、新潟県十日町の廃校を丸ごと空間絵本にした「鉢&田島征三 絵本と木の実の美術館」開設。2019年、ハンセン病回復者の国立療養施設がある瀬戸内海の大島で「Nさんの人生絵巻」を制作。

「2023年 『たべるぞ!たべるぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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