- Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
- / ISBN・EAN: 9784834081848
作品紹介・あらすじ
日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。はっきりとした答えをもっていなかったのです。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。例をたくさん集めることによって、日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかに。大調査のはじまりです。
感想・レビュー・書評
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思いがけないところまで「本」があった!電車もそう。番組もそう。武道もそう。なんとなくで「本」を使って数えているが、そういえばなぜだろう?ネイティブというだけでだいたいなんとなくその感じを共有できているってのも不思議。大きくいえば感覚ということ。そういうことに関して探って考えていく過程のおもしろさを教えてくれる。寄藤さんの絵もポップでコミカルでいい。
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図書館本。助数詞「本」を深読み。柔道の勝負や、映画テレビ、細長い棒状のもの、など「本」が使われる。。時代が変われば、使われる言葉が変わり助数詞「本」にも変遷があった。長女の「面白い」が出た本。
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「日本語を教えていた飯田先生は、ある日留学生に「どうして、にんじんも、電車も、柔道の勝負も「1本」と数えるの?」と質問され、返事に困ります。はっきりとした答えをもっていなかったのです。そこで、まずは「1本」と数えるモノ・コトを集めて「1本の辞書」をつくってみようと思いたちました。例をたくさん集めることによって、日本語を話す人が「1本」と数えるときに思い描くイメージを明らかに。大調査のはじまりです。」
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1年生になって、ことば遊びを覚えて楽しんでいるのに借りてみた。
中学年になったら再読したい。 -
日本語には、モノの個数を数える単位がたくさんあります。その中で「本(ほん)」(いっぽん、にほん、さんぼん…)と数えるものには、どんなものがあるのかを考察している絵本です。なぜ「一本」って言うのですか?と実際に使っている人たちに聞きに行ったりもしています。この辺りは現場主義。
たくさんある、「本」を単位としている事柄。私は、別の数え方で慣れているモノもありました。そして、初めて知ったものもありました。数える必要って今までなかったかも…というものもあったりしました。それでも、少しとかたくさんではなく、数を厳格に数える必要があれば、単位って必要ですものね。なんでも間でも、一つ、二つ、三つ・・・ではごまかし切れないということでしょうか。 -
「本」と数えるものを考えてみよう。なぜ本と数えるのかを考えてみよう。
こういう発想はなかったかな? -
2020年3月新着図書
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数え方に置いて、「一本」を用いるものに統一性がないと著者は留学生の友人に尋ねられ、それなら「一本」について調べてみようと作った本。土管は一本。柔道の技が決まった時も一本。CMも一本。考えてみると不思議。立方体を何個つなげたら一個から一本になるのか?など知ると、おお!となる本当に面白い本。柔道がなぜ一本なのかも書いてあります。気になるでしょ?
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「子どもを本好きにする10の秘訣」>「芸術・感性」で紹介された本。