ロックなハート (福音館創作童話シリーズ)

著者 :
  • 福音館書店
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本棚登録 : 23
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834082067

作品紹介・あらすじ

コトノハ、パル、700は、都会の真ん中に暮らす小6男女3人組。ある日、700のじいちゃんが、「シュガー」と名乗ってロックの路上ライブを始めた。日を追うごとに、聴きに来る人の輪が大きくなる。「まったくロック魂のないやつだな」が口癖のじいちゃんには、どうやら秘められた過去があるらしい。よし、これを夏休みの自由研究にしよう!と決めたコトノハとパルの、ネットや書店を活用した徹底リサーチが始まった……。

感想・レビュー・書評

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  • 『トムは真夜中の庭で』も一緒に読むといいかも。大人にも子どもの頃があったんだけど、子どもの頃のことって忘れてる。ずっと読みつがれている本ってすごい。子どもの頃は主人公目線で読んでたけど、今は、母親目線で読んでしまうな。三巻が楽しみです。

  • モールランドストーリーⅡ

    Ⅰと一緒に借りておいてよかった!

    こっちは夏休みの宿題、ちょっと変わった(?)父親と母親とコトとの生活など楽しく読めました。

    コトが読書感想文用の本を探しに行った本屋さんで書店員さんに「トムは真夜中の庭で」を勧められる。

    母親も持っていたことを知って「買って損したね」と言うコトに、「私の『トム』は私だけの『トム』よ」と母親。

    気になったところは
    あちこち折ってある母親の『トム』を見て「本を傷つけたらいけないよ」と言うコトに「自分の本は、折ってもいいのよ。それは傷つけるのとちがうわ。本は物語と話をしながら読むのよ。だから、気になった箇所は折っても、付箋を貼ってもいいわ」
    というところ。
    ひこさんの考えなのかなあ。

    「子どもの本は、いくつになって読んでもいいのよ」
    という言葉はよかったな。

  • クラスになじめず浮いていた6年生コト、パル、700
    おじいちゃんロッカーに出会って考える、ことばを使って考える
    「小学生らしい」ってなんだろう

  • シリーズ。小学生。友達。家族。夏。自由研究。ショッピングモール。ロック。GS。『トムは真夜中の庭で』。シュガーとファンの関係がイカす。私もかあさんのように子ども時代を過ぎてから『トム』を読んだので、コトのように子ども時代にこれに出会えた人が羨ましいな。

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著者プロフィール

1953年、大阪府生まれ。同志社大学文学部卒業。1991年、『お引越し』で第1回椋鳩十児童文学賞を受賞。同作は相米慎二監督により映画化された。1997年、『ごめん』で第44回産経児童出版文化賞JR賞を受賞。同作は冨樫森監督により映画化された。2017年、「なりたて中学生」シリーズ(講談社)で第57回日本児童文学者協会賞を受賞。他の著書に、「レッツ」シリーズ、『ハルとカナ』『サンタちゃん』『ぼくは本を読んでいる。』(以上、講談社)、「モールランド・ストーリー」シリーズ(福音館書店)、『大人のための児童文学講座』(徳間書店)、『ふしぎなふしぎな子どもの物語 なぜ成長を描かなくなったのか?』(光文社新書)など。『児童文学書評』主宰。

「2023年 『あした、弁当を作る。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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