赤いランタン 中国怪奇幻想小説集

著者 : 藤水名子

• 集英社 (2004年4月26日発売)

作品紹介・あらすじ

愛の果て、人は鬼に成る。心を切り裂く、8編の残酷物語。

感想・レビュー・書評

[emikoxxxさんの感想 · 2014年8月14日]

怪奇というわりには毒気が少なく、読みにくさもないかわりに残るものもない。

[よっぱらりさんの感想 · 2013年8月22日]

女性が夫や恋人を呪う話が圧倒的に多いですが、まさに赤いランタンのように妖しく不気味に思えてもその美しさから目をそらせない短編集でした。

[solala06さんの感想 · 2013年8月9日]

面白かったー！
それにしても中国人名覚えられん！

[澪さんの感想 · 2013年6月30日]

中国を舞台とした、女性の強い思いがひき起こす不可思議で恐怖を伴った現象を描いたお話。短編集だったので、サクサクと読めました。
参考文献がたくさんあったように、中国の実際に描かれたお話を元に書かれた話だと思う。読んでいて、大学時代の講義を思い出させるような内容でした。
ただ、シンデレラのようなものだったり、日本の怪談そのままじゃないか？と思うような話もあったのが残念。よくある話なのだろうとは思うけど、そこはオリジナリティをいれて、もっと中国らしさがあったらよかったと思う。

[でこさんの感想 · 2013年6月1日]

「中国怪奇幻想小説集」って書いてあるけど、一番怖いのはやはり人だな、と思った。
人の恨みつらみは恐ろしや～

[森のコーヒーさんの感想 · 2005年11月1日]

幻想小説の福題どうり、とてもわかり易く読めた。

著者プロフィール

藤 水名子　ふじ・みなこ
1964年、東京生まれ。作新学院を経て、日本大学文理学部中国文学科に学ぶ。1991年、『涼州賦』(集英社刊)にて「小説すばる新人賞」受賞。主に、中国・日本を舞台とした歴史小説、時代小説を発表する。著書に、『色判官絶句』『赤壁の宴』『紅嵐記』(講談社刊)、「開封死踊艶舞シリーズ」(徳間書店)、『あなたの胸で眠りたい』『浪漫’S―見参!桜子姫』『花道士』『赤いランタン』(集英社刊)、『花残月』(廣済堂)などがある。

「2022年 『公方天誅 古来稀なる大目付７』 で使われていた紹介文から引用しています。」