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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834251456

作品紹介・あらすじ

色をテーマに11名の作家が描き出す短篇アンソロジー。

感想・レビュー・書評

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  • それぞれタイトルに色の名前を付けた短編集。

    競馬場で出会った年上のヒト。密会。げんかつぎの黄色い着物。ハイビスカスが取り持つ恋・・・「黄色い冬」藤田宜永

    うんと年上の恋人を待つ生活。昔の恋人。世界の果ての井戸の底で蛙が見たもの・・・「空の青さを」宮下奈都

    おかしなメンタルトレーニング。マネージャーを賭けた勝負。女には惚れたら負け・・・「真っ黒星のナイン」松樹剛史

    短命の家系に生まれた俺。理想のお墓。まりんの“生きている色”・・・「ももいろのおはか」豊島ミホ

    大好きだった女の子。東京大空襲。真っ赤に染まった防空頭巾・・・「緋色の帽子」池永陽

    北海道の宝石の色した湖。書家とサッカーのユニフォーム。戸惑いつつ歩み始めた第一歩・・・「ターコイズブルーのぬくもり」永井するみ

    吉原者の銀次に襲いかかった島抜け女郎の目的は・・・「金色の涙」宮本昌孝

    最悪な親戚と私が守るべき恐ろしいほどに善人の夫。誰の上にも降り注がれる銀の匙。キラキラ輝く美しいキャンバスの裏側・・・「銀の匙キラキラ」水森サトリ

    美しく高慢な女王のような美奈。彼女に命じられたシラサギの撮影。白いジーンズ・・・「さよならの白」関口尚

    憂鬱な球技大会。勝手にライバル視する女ボスと割と大きな嘘。アイスキャンデーと昼夜逆転してるクラスメイト・・・「ふかみどりどり」朝倉かすみ

    名前書きの思い出。鉛筆削りのほどよい陶酔。雪に穴を穿つ緋の血。色の行きつく果て・・・「色色灰色」花村萬月

    豊島ミホと宮下奈都の作品が読みたかったのだが、うーんどれもピンとこなかった。残念。

  • 久しぶりのラブストーリー短編集。

  • (2016/2/17読了)
    綺麗な装丁だし、好きな作家さんの朝倉さんが入っていたので借りてみた。
    全体的にどこをターゲットにした短編かなのか不明。漢字に振仮名がたくさん付いていたのもあるのに、かなりきわどい描写のものも、戦時中のものもある。参考にと、作家さんの生まれ年を見てみてもよくわからない。
    ただ色で繋げりゃいいっていうもんじゃないと思うんだけどなぁ。
    もし、ひとりの作家さんの短編集だったら、途中でギブアップしてた。

    (内容)
    色をテーマに11名の作家が描き出す短篇アンソロジー。

    (目次)
    『黄色い冬』藤田宜永 1950生
    『空の青さを』宮下奈都 1967生
    『真っ黒星のナイン』松樹剛史 1977生
    『ももいろのおはか』豊島ミホ 1982生
    『緋色の帽子』池永陽 1950生
    『ターコイズブルーの温もり』永井するみ 1961生
    『金色の涙』宮本昌孝 1955生
    『銀の匙キラキラ』水森サトリ 1970生
    『さよならの白』関口尚 1972生
    『ふかみどりどり』朝倉かすみ 1960生
    『色色灰色』花村萬月 1955生

  • 色がテーマのアンソロジー。長さもちょうどよかった。

  • いろんな色がテーマの短編集。初めて読んだ作家さんもいて、内容はイマイチだったけど、新鮮味があった。

  • 色に関連した短編集。このコンセプトは面白いのだけど、気に入る話がなかったのが残念。

  • 2013.11月 市立図書館

    宮下奈都さんの「空の青さ」を読みたくて借りた。
    他の人のは読んでいない。

  • 色んな色を混ぜたら何色になるでしょう?
    理屈では黒だけど、やってみたら灰色になりました。
    人の世はシロクロハッキリしないもの。
    人生ってグレーの中に混ぜられた色んな人と出逢うことかもよ。

    この本では、11人の物語に出逢えます。
    不倫、人情、青春、耽美など11色のタペストリー。
    さらりと垣間見える、11人の作家による短編集。

    藤田 宜永, 宮下 奈都, 松樹 剛史, 豊島 ミホ, 池永 陽, 永井 するみ, 宮本 昌孝, 水森 サトリ, 関口 尚, 朝倉 かすみ

  • 全体的にあまりおもしろい内容じゃない。藤田宣永「黄色い冬」だけ良かった。

  • アンソロジーは‥↓↓↓
    ゆっくり/気軽に/自分のペースで読めるから‥
    なおかつ‥
    ワンプレートらんちみたく‥
    たくさんの美味秀作に出会えるから‥大好きです(*'-^)-☆
     
    ■□■□■□■□
     
    俺は宮本昌孝さんに‥本書で出会いました(・ω・)ノ
    えぇえぇ!
    宮本さん‥衝撃でしたよ!
     
    宮本さんから派生して‥
    畠中恵さんや米村圭吾さんも好きになりましたモノ(*^_^*)♪

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著者プロフィール

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退。パリ滞在中エール・フランスに勤務。76年『野望のラビリンス』で小説デビュー。95年『鋼鉄の騎士』で第48回日本推理作家協会賞長編部門、第13回日本冒険小説協会大賞特別賞をダブル受賞。その後恋愛小説へも作品の幅を拡げ、99年『求愛』で第6回島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で第125回直木賞受賞。17年には『大雪物語』で第51回吉川英治文学賞を受賞した。その他『タフガイ』『わかって下さい』『彼女の恐喝』など著書多数。2020年逝去。

「2021年 『ブルーブラッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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