たゆたう種子 (eyesコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834262735

作品紹介・あらすじ

人の中に入り込んでいくって、怖いな──……。
冴えない生物教師・木庭のファンである葉純は、わざと赤点を取ることで、二人きりの補習時間を有意義に過ごしていた。しかしある日、見知らぬ生徒・根井も補習を受けることに。ショックを隠せない葉純をよそに、人の顔色を見るのが得意だと言う根井は、葉純の恋心をすぐに見破ってしまう。その上「俺も先生のこと好きかも」なんて言い出して──? 一方木庭は、葉純に対してどこか意味ありげな視線を向けるが……。一方通行? 三角関係? 切なくも瑞々しい、中陸なかのデビューコミックス。

感想・レビュー・書評

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  • 教師と生徒2人の"好き"のお話。この好きの正体は、恋か、憧れか、好奇心か。少しずつ動き出す関係と変わりゆく感情の中で、見えてくる相手への"好き"の気持ち。色んな形の"好き"が丁寧に描かれていて、心に温かさが残る素敵な作品。等身大の高校生が可愛いです

  • 高校の生物教師が気になり補講を受けて近づこうとする二人の男子高校生と、亡き恋人を忘れられない生物教師。

    これは葉純くんと根井くんの話ですが、二人を通して木庭先生の胸のうちにあるものの話でもありました。葉純くんに小林くんを重ね、恋しさと期待と落胆、喪失感と罪悪感の狭間、埋まらない心の穴を持て余していた木庭先生が二人と過ごすことで、あの日時を止めてしまっていた青春時代は少し動き始めて二人の教え子とともに手を離れたのかも知れません。
    東京へ行く、帰らないと思うという先生の発言からは小林くんに関することでの大きな気持ちの変化までは感じられませんが、二人と出会い、のちも繋がりが残ることは一つ別の大切なものになったんじゃないかと思います。
    大きくなった葉純くん、またちょっとさらに似て、先生にとって成長を見られることは抜け落ちたページが埋まりだすように面白くもあり嬉しいことなのかなと。
    その後はスピンオフの『木々は春』へ続きます。
    この話は、二冊あわせて読むとより良い作品だと思います。
    あまり書きませんでしたが、葉純くんと根井くんが進展していくさまもいちいちキュンときます。二人とも男子なんだ……。

    応援店ペーパーはメインカプの、アニメイトリーフレットはそれぞれのカップリングによる『学生の日常的四コマ(ゲーム編)』になっています。個人的にはこれがとても好きなやつです……男子高校生はまだ少年。

  • BLとしてというより漫画として完成されてる感じ。絵も上手い。でも個人的には先生の方が好き。

  • [나카오카 나카] 흔들리는 씨앗 | 삼각관계? ㅎㅎ 처음엔 학생 둘이 생물 선생님 좋아하는 걸로 시동거는데, 이야기가 진행되면서 학생 둘이 친해지고. 선생님에겐 슬픈 사연이 있고. 둘은 자각함. 탄탄하게 잘 만들어진 이야기.

  • 感謝、感謝の頂き本。作家さん初コミック。冴えない生物教師・木庭に想いを寄せているタイプの違う生徒・葉純と根井。丁寧に進んでいく繊細さのあるお話が凄く良かったです。3人の世界がじんわりと自分に浸透されていく感じで、読んでいて気持ちよかった。面白かったです、これからも期待したい作家さんになりました。

  • 愛って深いな~

  • 何回もなぞる本。染みる。出会えてよかった!

  • すきだったーー!BL初心者に特におすすめかな。

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