雪と松 1 (eyesコミックス)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834262872

作品紹介・あらすじ

「冷てえ目だな…心だけまだ死んじまっているのかね──温めてやるよ」
雪 降り積もる中、脇差を手に、瀕死の状態で倒れていた美青年。そんな彼の命を拾った医者の松庵。互いの名も知らぬまま、結ばれていく二人だが…? 描き下ろし合計39ページ収録。
異才が描く純和風BL第一集。

感想・レビュー・書評

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  • 全体的に空気が色っぽくて良かった。

  • 町医者の松庵は雪の降り積もる日に行き首を切られ
    倒れたままの美しい男を拾う。
    死人かと思いきや…
    松庵の手当で目を覚ました男は名乗らず
    松庵に「雪」と名付けられた…。

    時代劇BL。
    話の内容は私好み(結構渋い)…
    ただクセのある絵が私好みじゃない…残念。
    と、思ったんだけど
    この内容はこの絵じゃなきゃダメだなと思いなおした。

    悲しい過去の雪。
    悪い町医者かと思いきや情に厚い松庵。
    体から始まる関係がいつの間にか……
    お互いが自分の事を‶宙ぶらりん〟と思ってるので
    ‶宙ぶらりん〟同士
    寄り添って生きていけるんじゃないかな?

  • 1〜3巻

  • 三巻目にして第一部・完とのことで。暫定全三巻読了。
    街道沿いの村医者×美形の元殺し屋(ヤクザ)。

    日本画的なタッチで繊細さと、たっぷりとして漂うような色気のある曲線が美しい作品だと思います。BLというよりは、柔らかい春画の色っぽさと静謐な水墨画のニュアンスを織り交ぜて漫画にしたような印象。
    少年漫画のようでもある。(青年漫画畑からの作家さんらしい)
    街道沿いの小さな村から始まる二人の、時にそれぞれの過去と鉢合いながら、質素な中でも少しずつ満たされてゆく宙ぶらりん同士の生活。
    綺麗なだけでは済まないが、面白かわいいも散りばめられているのでつらくはない。笑えもするし、幸せそう。
    三巻のおしんの話では雪さんの優しさがかっこ良かったです。

    紗久楽さわさんの『百と卍』を先に読んでいますが、向こうが緻密に描き込まれた濃密な時代物なら、『雪と松』は描き込みのある部分・ない部分との空間のコントラストに侘び寂を感じる時代物になっていると思います。
    今BLでこの違いを楽しめるとか贅沢なのでは。

  • 時代劇漫画である。BLでくくってしまうのは勿体ない。さみしんぼと死にぞこないが出会って、宙ぶらりんとか言いながら、互いをかけがえのない存在といつから気付いていた事か…と言う物語。

    『スティグマター聖痕捜査ー』の続きも読みたいなぁ…

  • クセのある絵だけどすごく綺麗。足がエロいっすねぇ。半勃ち抜刀は笑っていいとこなのか一瞬迷いますが、一巻のハイライトであることには間違いありません。先生の奥ゆかしさに萌えます。(笑)

  • 待ってました~初BL単行本\(^o^)/あー紙の質感が集英社だ←?

    少年・青年誌出身だからか、骨太なストーリー、タッチでございます。(でも女性作家さんなんだよね…?)
    THE時代劇。医者×美青年風来坊?すごい攻めのおっさんが味があって素敵です!

    先生、スティグマタの続巻もおねしゃす!

  • ちょっと劇画風な雰囲気で、BLとしては異色な感じ……でも独特の味わいがあった。最初、医師の松庵は無口で非情なキャラなのかなぁと思っていたら、どんどん人情味溢れるよく喋るキャラになっちゃって、びっくり。ただ、松庵がそんなキャラだから、雪も心を開いてあんしんできるんだろうなあとしみじみ思った。家の証文を取り戻すための桔梗屋との意外なやりとり、思わずフキました。うん、桔梗屋さんはネコだったんだね……(微笑)。なんちゃって江戸時代作品だけど、私の中では許容範囲。

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