八犬伝 7 (ホーム社漫画文庫)

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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784834273267

感想・レビュー・書評

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  • 7巻表紙は信乃。しかし中身は親兵衛祭り。

    里見義実は亡き姉・伏姫が亡くなった富山に参るが、蟇田素藤の手の者に襲撃され、危ういところを突如現れた少年に救われる。彼こそ伏姫の加護のもと、成長した犬江親兵衛。里見家に仕えることになった親兵衛は、妙椿の生霊に苦しめられている浜路姫を守ることになるが、義実は二人の関係を邪推。親兵衛は七犬士を迎えに行くことになり、ついに八犬士が集結する。

    八犬士の活躍によって蟇田素藤と妙椿は退治されるが、扇谷定正は里見家に反乱の兆しありとして、里見討伐の連合軍を起こす。里見家では毛野が軍師となり戦略を練るが…。

    馬琴の原作でも親兵衛が再登場してから圧倒的につまらなくなるのは周知の事実。ゆえに八犬伝モチーフの映画やドラマ、小説などでは、たいがいこの後半は大幅にはしょられ、信乃が主人公の前半のみで終わることが多い。(親兵衛を主人公にした角川映画の里見八犬伝はそういう意味ではむしろレアケース…ていうか全然別物だけど・笑)

    なんでつまんないかというと、良くいえば親兵衛がピュアすぎて、途端に子供むけの勧善懲悪偽善物語になってしまうから。敵味方分け隔てなく、伏姫の霊薬を与え死人まで生き返らせる親兵衛よりも、例えば仇討のためなら女子供も平気で殺す毛野の毒気のほうが圧倒的に魅力的なんだよなあ。

    このマンガもだいぶ端折ってはありますが、それでも結構丁寧に親兵衛の活躍も描いてあるほうだと思う。

  • コミック

  • 数ある八犬伝コミックの中でも原作にもっとも忠実と異売れているシリーズです
    文字の苦手な方にも判りやすくて楽しめるシリーズです

  • 集まるまではドキドキしていたのに、集まってからのこのグダグダ加減はなんなんでしょうねぇ(笑)
    読むのは、2回目のはずですが、このあたり、さっぱり覚えていません。

    これでも、かなりバッサリ切ってあるはずなんですが……。

  • 表紙信乃だったのか…荘助かと思った。八犬士が揃ったとはいえ、あまりにも存在が浮きすぎていてすぐにふらふらとどこかへ行ってしまいそうな毛野に軍師という役割を与えたのは上手いなあ。毛野は賢いし軍師になっても違和感ないもんな。

  • 滝沢馬琴作の『南総里見八犬伝』を漫画化した作品です。
    八犬伝って、今で言うと、和風ファンタジーですね。これだけ時が進んだ現代でも充分通じるだなんて、馬琴様は偉大です。

    表紙は『孝』の珠を持つ犬塚信乃戌孝(いぬづかしのもりたか)。
    物語前半の主人公…の割には、騙されやすく、肝心な時で病にぶっ倒れ、何度も仲間に助けられ生き延びる、悪運の強い人。天然だという説も…。

  • (1〜8巻について)
    滝沢馬琴『南総里見八犬伝』を漫画化。数百年も語り継がれる物語であるだけあって、今なお通じるメッセージがこめられています。

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