童話ガイコ

著者 : 大海赫

• 復刊ドットコム (2004年6月25日発売)

作品紹介・あらすじ

ガイコツだけが住むガイコツの島。鳥もコウモリも馬も牛も、恐竜までガイコツが暮らしている。主人公ガイコが、拾ったリボンを身に付けたことから島にたいへんな大さわぎが起こってしまった。きずついたガイコが旅に出て、たどり着いた島は信じられないような欲望と色彩が渦巻く世界だった…。

感想・レビュー・書評

[しょーさんの感想 · 2022年4月16日]

コロン島でのガイコツ達に、人間の良くないとこが全部出てるなぁとしみじみ思った。
ものすごくわかりやすく描かれていて、でも、どーしたらこんな風な考え方から脱却出来るかもわからくて途方に暮れてしまった。
客観的に、イメージしやすく世界を書いてあって本当に勉強になった。
子どもも大人も読んだ方がいいなぁと思った。

[如月久美子さんの感想 · 2017年10月28日]

　登場人物は骸骨だけ、ていう童話だけれど、なかなかのシリアスというか、シビアなお話。
　骸骨なんで、人間のように食べるとかもないし、感情とかもないことになってるんだけど、性格が極端というか。
　何でリボンを付けただけでそこまでのことが起こるのか、最終的に謎が解けるかと思ったけれど、カラン島自体がどうなったのかのオチも分からぬまま…。
　おもしろかったけど、話全体のオチが分からなかった。

[ツバサさんの感想 · 2007年2月15日]

高校の図書館で偶然見つけてなんとなく借りた絵本。
絵本だけど、けっこう深い。。。