星からおちた小さな人―コロボックル物語 3 (佐藤さとるファンタジー全集〈3〉)

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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835445458

作品紹介・あらすじ

コロボックル小国は人間の世界からいろいろな事を学びめざましく変わりはじめていました。そして新型飛行機の試験飛行の日にひとりのコロボックルが人間の少年に見つかってしまいます。

感想・レビュー・書評

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  • 「矢じるしの先っぽの国、コロボックル小国」は、人間の世界からいろいろなことを学んで、めざましく変わりはじめていた。学校をつくり、新聞を発行し、科学も学んだ。ただ、なるべく人間とかかわらないよう、ひっそりと暮らしていた。だが、新型飛行機の試験飛行の日、コロボックルの1人であるミツバチ坊やがついに人間に見つかってしまう。コロボックルのことなど何も知らない少年に閉じ込められ、クマンバチ隊やサクランボ技師の妹であるおハナたち仲間が救出しにきてもなかなか脱出できないミツバチ坊や。せいたかさんの計画は成功するのだろうか?成長したおチャメさんも大活躍。

    2巻で活躍した風の子やサクランボ技師が再登場してくれて相変わらず楽しいメンツ。やっぱりこのシリーズはいいなぁと思わせてくれる安心感です。人間に見つかるというハプニングに対して冷静なミツバチ坊やには感心しました。私たちが未知の体験にこんなに的確な行動を取れるかどうか・・・(苦笑)おまけに人間に対してやたら敵対心を持つのではなく、自分たちの安全を守ろうとするだけの優しい心根には見習うところがあるなぁ。こんな風な小さな人みたいに生きているだろうかともう一度問い直したい。欲を言えば、おチャメさんの活躍がもっともっと見たくなりました。ホントこの子かわいいー!

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著者プロフィール

1928年、神奈川県横須賀市に生まれる。1959年、『だれも知らない小さな国』を出版し、毎日出版文化賞、国際アンデルセン賞国内賞他を受賞。コロボックルシリーズをはじめ、『かえるのアパート』、『おばあさんのひこうき』などの名作を次々に発表。日本の児童文学の代表的作家の一人。

「2009年 『もうひとつのコロボックル物語 ヒノキノヒコのかくれ家 人形のすきな男の子』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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