- Amazon.co.jp ・本 (24ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835451428
感想・レビュー・書評
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形から入る「てつがくのライオン」にほっこり。
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「てつがくのライオン」は教科書に載っていたので記憶にあるけれど、まさか工藤直子の作品だったとは。
しかも、最初は自費出版の本に載っていたものだとか。
長新太のライオンがいい味出している。
本の値段はちょっと高め。
復刊ドットコムだから仕方がないのかな。 -
かたつむりが教えてくれたことをきっかけに「てつがくする」ライオンが可笑しくて微笑ましい
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知り合いの方が「工藤直子が良い」と教えてくれたので、さっそく調べて読んでみた、最初の一冊。息子さんは松本大洋なのね。松本大洋がどうしてああいう漫画を描くのか、その理由の一端に「お母さんが詩人」というのがあったのかも。
この絵本は長新太のイラストが特徴的だけど、もともとは300円で売っていた自費出版の詩集に掲載していた詩だったのだそう。それをどういうわけか長新太がみつけて、イラストをつけたいと連絡してきたのだとか。それがのちに、絵本という形で出版されたと。なかなかにドラマがあります。
内容は、「ライオンというのは哲学的だね」ってかたつむりに言われたライオンがその気になって「てつがく」してみるという話なのだけど、「哲学(てつがく)」がなにかということは一切説明されない。ライオンがそれを理解しているかも相当怪しい。子供が読んでもらっても、きっと最後まで「てつがく」がなんなのかわからない。でも絶対に「てつがくってなんだろう」って思う。そこが良い。
大人だって、「哲学」がなんたるかをちゃんと理解していない。
この本を読んであげた子供に「てつがくってなあに?」って聞かれたとき、「なんだと思う?」って一緒に考えたいなって思う。 -
話になにか意味があるかは読み手自身がとう捉えるかによる。
自分としては、哲学的に世の中を考えることで、日常とは離れた見方がうまれ、周りの景色がよりあざやかに、感受性豊かに見れるということだと思う。 -
めっちゃ好きです。
工藤直子さんと超新太さんの組み合わせはさいこうです。 -
おはなしが先に工藤直子さんの自家版詩集に入っていて、それを新新太さんが見つけて絵をつけてくださったそう。
てつがくのライオン、強いはずのライオンが愛らしい。かたつむりとともだちなのも良い、とてもやさしい世界。 -
(てつがくは肩がこるな。おなかがすくと、てつがくはだめだな)