あかいはねのふくろう

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835452081

感想・レビュー・書評

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  • ふくろうカフェに行った後だったんで手に取った絵本。ふくろうが可愛いし、赤というのもその世界観を広げている。ほっこり優しく微笑ましい。色の使い方が素敵。

  • 物語の時間の流れが速くて、あれあれって気にもなったけれど、子どものふくろうにあっというまに子どもができたり、おかあさんはあれからどうなったのかな?など、赤い色がすべてをまとめていたので、よし!

  • はじめに出てきた親ふくろうは、どうしたのかな、と本筋ではないことが気になってしまいました。
    食べ物を運んでくれる親ふくろう。。。。

  • なぜ赤い羽なのか説明はなかったが、飛べるほど羽が成長すると赤くなるよう。絵も可愛く話も読みやすい。献身的なネズミがかわいい。
    トルコの作家。
    絵と文章の連携が近くで見ないと分かりにくいので大勢への読み聞かせには不向き。
    〜幼児、幅広く楽しめる。
    赤、フクロウ、ねずみ、農家、夜、成長

  • K
    四歳八か月

  • 【図書館】赤いふくろうとねずみがずっと友達で良かった!

  • 羽根が赤くなると、一人前に飛べるようになる、赤い羽根のフクロウのお話です。

    羽根がまだ赤くなり初めの、子フクロウが、ある日お友達を求めて巣穴から出てきます。その寂しげな様子をみて、ねずみが一匹、子フクロウに声をかけ、お友達になります。
    ねずみは、お友達になった子フクロウをなんとか飛ばせてあげたいと様々な策を練ります。羽根が赤くなれば飛べるのだから、とケシの花やりんごの皮、毛糸など赤いもので子フクロウの羽根を彩りますが、子フクロウが羽ばたくと、どれもみな剥がれてしまい、飛べるようにはなりません。とうとう毛糸が絡まり、子フクロウは枝から宙づりになってしまいます。ですが、宙づりのまま必死に羽ばたいたことで、羽根が鍛えられ、みるみる羽根は赤くなり、ついには飛べるようになるのです。子フクロウは、お友達のねずみに感謝し、それから大人になり子供を産んでからもずっとずっと一緒に暮らした、というお話です。

    文章は全てひらがなで書かれていますが、そこそこ文章量があるので、一人で読むなら、ある程度本を読み慣れてきた頃がいいかと思います。

    絵は水彩、あるいは色鉛筆のような、繊細な色使いになっています。フクロウという夜行性の生き物を描いているので、闇夜の中の生き物がくっきりとしたコントラストなり、主役が引き立っています。

    個人的には、なぜ羽根を赤にしたのか、疑問でなりません。
    物語の最終ページで、主役の子フクロウが大人になって産んだ子供達が、ねずみが運んできてくれるさくらんぼや木いちごを「羽根が赤くなると思うと、嬉しくて、赤い汁を飛ばしながら、せっせせっせと食べる」という描写があります。もはや血に見えてなりません。フクロウは猛禽類ですから、せっかくの可愛らしい表情のフクロウの絵がグロテスクでしかありません…。金の羽根とかにすれば良かったのに。

    物語の内容としても、冒頭で親フクロウがせっせと子フクロウのために食べ物を探す、という描写がなされているにも関わらず、それ以降、親フクロウは全く登場せず、まるでねずみが主人公の子フクロウの育て親みたいな流れになっていて、いまいちです。それなら、最初から親フクロウについて触れなければいいのに、と思ってしまいました。

    絵の違和感がひどずぎて、我が家では読み聞かせはしませんでした。

  • ブラティスラヴァ(スロヴァキア共和国)で2年ごとに開催される世界最大規模の絵本原画コンクール「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」。
    昨年から今年夏にかけて、そのノミネート作品を集めた展覧会が日本各地で行われ反響を呼んでいます。
    各会場の原書絵本の前には行列ができ、大人も子どももその愛らしい絵の魅力に魅せられています。
    本作品は、神奈川県平塚市と愛知県高浜市では「子ども審査員賞」で総合1位を獲得。(※千葉県千葉市では女子投票1位を獲得。総合2位)
    (えほん)

  • 昨年、日本各地の美術館を巡回したブラティスラヴァ国際絵本原画展のノミネート作品への中学生までが投票出来る「子ども審査員賞」で各地で一位を獲得したトルコの絵本作家フェリンドル・オラルの絵本です。昨年、私も平塚市立美術館での展示を見ましたが、文章はトルコ語で書かれているのにも関わらず、絵の美しさと、流れるようなストーリー展開から、文字が読めなくても作品世界にぐっと惹き込まれるという不思議な体験をしました。その人気ぶりを受けて、ブラティスラヴァ国際絵本原画展の審査員でもある広松由希子さんが翻訳されました。ぜひ、手にとって読んでみてください。

  • うらわ美術館『ブラティスラヴァ世界絵本原画展』(2015.7.11~8.31開催)にて。

    絵がめちゃくちゃきれい。
    原画を見られてしあわせ。

    まだおさなくてとべないふくろうと、世話焼きなねずみの友情。
    この美しい絵で、しかも異種友情というドストライクジャンルゆえに期待が高まりすぎた。
    ねずみが小さい子のせわを一方的にやくだけで特にふくろうはどうすることもなく、ふくろうとねずみという種の違いに捕食展開をあやぶんでしまったけれどそんなこともなく。

    まあ可愛くて好きな話ではあるんだけど、おはなしとしてはそれなりかな。
    絵だけなら☆5

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