リアル鬼ごっこ

著者 :
  • 文芸社
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感想 : 512
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835525792

感想・レビュー・書評

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  • 平成三大奇書の一つらしい(後二つは「DEEP LOVE」「恋空」って...)

    本そのものよりも、Amazonのレビューやアンサイクロペディア、ネット書評での容赦のない叩かれっぷりと、この本がベストセラーになってしまう現状への絶望感、日本語を崩壊させるための陰謀説や、読者層の知的レベルに対する分析の方が面白いのだが、読まずに批評するのも何なので怖いもの見たさで読んでみた。

    本書の大きな魅力(?)であるおぞましい日本語を堪能するつもりなら、改訂が入ってしまった幻冬舎版よりはオリジナルの文芸社版の方がよい、とのアドバイスに従ったのだが、残念。文芸社版も版が新しすぎて、文章が「頭痛が痛くなる」レベルから「頭痛がうずく」レベルに直っていた。

    編集には余計なことをしないでほしかったが、もしかしたら出版人として何かしらの良心が残っていたのかもしれない。

    内容?そんなことは気にしてはいけない。

  • 【384】

  • アマゾンで酷評されまくっているが、個人的にはかなり面白かった。童話のようなユニークな発想、シュールな西暦3000年の日本、ハラハラドキドキさせる場面が続き、一気に読めてしまう。

    ただ、「編集者~、編集してあげてよ」という感触は否めない。そう、文章はお世辞にもうまいとは言えず、言葉の誤用も目立つ。設定も粗いところが多い。

    とはいえ、やはり楽しめたからOK。☆四つ(*^▽^*)

  • 中学生の時に読んでからずっともやもやしてた。今日映画も見たら、あの頃変にリアルを感じていたのはなんだったのだろう・・・・と思うくらいファンタジーでした。

  • 自費出版だということを、最近知りました。
    周りには「面白い」と言っている人もいるけど、私はちょっと…。
    あまり本を読まない人が好きになるのかも、と少し思いました。

  • 読み終わった後、本気で「ヤバイ」と感じた。過激。

  • 変わった発想と中盤の逃走劇は面白いと感じたが、全体的にはあまり引き込まれない作品だった。本来なら盛り上がるべき所をあっさりと描きすぎてしまっているからか、始終淡々としていたような気がする。ただその分、難しく考えずにサクサクと読めたので若年層や学生にはオススメできると思う。

  • まじつまらんかった。映画を見たせいか、より一層つまらなさが。。。

    エンディングにひねりもなんにも無く、考証もあまい感じがして、ダメな小説って感じがする。。。

    (1時間も逃げ惑うのに、直前に腹一杯飯は食べんでしょ。しかも陸上部員なのに。多大なストレスを掛けた人物を、その原因でもある絶対的権力者の前に出すときに、身体検査しないのかよ。)

    ずっと前見た映画は、しっかりおぼえていないけど、「ひねり」があって、マイナス評価では無かったイメージだったんだけどね。

  • 映画化/漫画化した作品。過去に漫画で読んだことがあったけどオチが違うのね。個人的には漫画読んで話の展開知ってたからか読みやすかったです。(酷評するほどひどい印象は受けなかったし)。ただ漫画版でのオチ(一応ハッピーエンド?)のほうが好きだったなという印象

  • 教え子から教えて貰った作品。文章は確かにおかしな点があったように思えたが、世界観や楽しめました。なんて理不尽なハラハラを覚えさせられたことでしょうか。

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著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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