智慧の実を食べよう 学問は驚きだ

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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835609577

感想・レビュー・書評

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  • 今は適齢期ではないらしい。読んでみたが頭に入らないので、差し戻し。要再読。

  • 学問の楽しさってなんだろう?と学生時代(中学生や高校生の頃)思っていましたが、それがこの本にあります。
    よく「勉強が嫌いだ」という人がいますが、この本を読むと、そういう話ではなくて純粋に「新しいことを知りたい」というそういう欲求は人間として当たり前のことなのだなあ、と思います。

  • 興味の入門書にぴったり。面白かったから、社会心理学の山岸さんと惑星物理学の松井さんの著書は早速読んでます。次は理論経済学の岩井さんへと進んでみようかな。

  • これからの日本は高い美意識を活かして経済力の覇権から転換してみるのも良い…というような内容です。世界遺産条約の締結を皮切りに景観の改善、自然との調和を大切にする時代になると。ざっくり言えばそうなりますが!日本の歴史変遷を眺めながらの説明で行き着いた結果が自然云々で、そのプロセスは要約が難しいので割愛します。ついでに感想も割愛します(笑)。

    ついこのあいだまで、二二歳ぐらいのときに「今からマジメになる!」と思いたったとしても、遅くはなかったと思うんですよ。だけど、マジメになるのが遅い人用に残されている場所は、今は犯罪なんですよね。
    「やり直すんだったら、ウチへ来ないか?」
    「この会社で、イチから叩きあげたらどうだ?」
    もう、そういう言葉をかけられなくなった……そんな時代って、ぼくが経験した中では、これまで、そんなになかったと思うんですね。
    (後書きにかえて)

    上記後書きは著者である糸井重里氏のものですが、直感的にすごくわかる!と思って抜粋しました。階層の固定化、勝ち組と負け組の機械的運命論のような『何か』が今の日本にはあるように感じます。
    それを打破する光明は…この一冊を読めば見えてくるような気がします。発行が2004年と若干古いのですが今読んでも尚余りある先見的言及には脱帽します。なかなか手に入りにくくなっている本なので非常に残念です。

    評価はA+です。

  • 図書館で借りる。

    p90まで読んだ。

  • 4人の先進的な考えを持つ専門家の講演をまとめたもの。
    話し言葉で文字起こしされていたので、本当にシンポジウムの会場で聞いているような感じだった。
    本の最後には著名人たちの50のことばも載っていて、全体的に「こういう考え方もあるのか」とひたすら感じっぱなしの本だった。
    経済学などあまり関わりのない分野の話を聞く(読む)ことができたのも良かった。

  • このシリーズは全部読んでしまいそう・・・。
    ほぼ日のイベントで4人の「ものすごく進んだ事を考えている人」の講演会。
    前書きで書かれているように、これは知識をつけるとか、教養のため、とかそういうものは考えなくて、ただ、「話はなんかよく分からないけど、よかったなぁ」という感想を持ってくれればいい、とのこと。これは実際に生で聞いてみたいなぁ・・・

    「経済の行方」「地球の行方」「社会の行方」「日本の行方」
    ・・・という題で4人がそれぞれ話してます。にしても、「経済の行方」は長かった(笑)ページ配分おかしい。

    一番印象的だったのは「社会の行方」
    いや〜、胸にグサグサと突き刺さる図星が痛い;
    「人への信頼度が高い」事と「人に騙され易い」事は比例ではないのね〜。

    「地球の行方」はスケールの大きさが面白かった!
    今の地球は「1秒が1年を壊す」ではなくて、「1秒が1日、場合によると1ヶ月」なんですね〜。1ヶ月に1年が壊されるなら何となく納得できるような。

  • <a href="http://loggedreviews.blogspot.com/2008/10/good-old-things.html" target="_blank">read review: レビューを読む:</a>

  • 「ほぼ日」のイベントとして行われた講演を本にしたもの。4人の「ものすごく進んだことを考えている」学者さんの話がまとめられています。 
    わたしが特に興味を持って読んだのは、第3章の山岸俊男さんの「社会の行方」と第4章の川勝平太さんの「日本の行方」。山岸さんの、社会心理学から見た「信頼」と、日本社会で一般的信頼を育てていくために必要なものについての話は、まさに目から鱗でした。川勝さんの話は、語りの勢いに圧倒されて読みきった感じ。「文化史」みたいなことはわたしも勉強してきたのだけど、だからこそ、こんなに大雑把にまとめちゃっていいのか!ってあっけにとられる部分があって、それでも論の流れには納得されられてしまう。人の話ってすごい。この2つの章は、もう一度読み直してみるつもりです。

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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