ブラジルスイッチ

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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784835615059

感想・レビュー・書評

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  • 積極的に笑いをとりにいく作者VSもうそんなに笑いたくない私


     山田スイッチ氏の破天荒エッセイ『しあわせスイッチ』読後、私は「次回作も必ず読みます!」と宣言した……のを、いつしか健忘していたのでした★

    関連:https://booklog.jp/users/kotanirico/archives/1/4835600762

     しかし、ある平和な夕方、どこかのお宅から魚を焼く匂いが流れてきた途端、記憶がよみがえりました。その後の著者は、まだあの夢を追いかけているだろうか。そもそも、山田は無事に生きているのか!?(不謹慎か……)安否が知りたくて『ブラジルスイッチ』を手にしたのでした。

     本書から分かるのは、作者が過去『しあわせ~』に綴った夢を忘れていなかったこと。彼女は健在で異国へ乗り込み、ついに「さんまと味噌汁とコーヒーの店」を開いたのです★
     失礼ながら何とも奇妙な活動で、店と呼べるのかも疑問です……。しかし、スイッチさんはいきいきと輝き、やりたいことやってる人特有のオーラを発散していました☆ いえ、それだけではなかったのです。
     月日は流れ、山田さんは独りの女子ではありませんでした。彼女の夢につきあう配偶者も得て、仲良くブラジルでさんまを焼き出したのです♪ だからパワーが違います☆ ブラジルで怪しげな行動をとったこの日本人カップルが、私はとてつもなく幸福な気がしてなりませんでした。

     変わらない部分もありました。山田スイッチさんのやることなすこと書くこと、すべてがお笑いノリ。イメージする番組は『世界の果てまでイッテQ!』かなぁ(ミステリーハンターじゃなくて珍獣ハンターになってしまうが)。芸人根性を愛してやまない人へ、本書をおすすめします。

     ただし、私は、テレビ界をにぎわすお笑い芸人の面白さがすっかり分からなくなり、テレビを捨てた身の上なのです★
     山田スイッチさんは、テレビ的に体当たりで笑いをとりにいく人なのだと感じます。しかし、私はもうそんなに笑いたくないのです。野外で火を見たら地球温暖化を懸念してしまうよ……。
     でもでも、どうぞご無事で。

  • ブラジル関連まとめ買いの中の1冊で,しばし積まれていたもの。単純に旅行エッセイだと思っていたら違った。いや,ブラジル旅行の話ではあるのだけれどw ブラジルはやっぱり思った通りの場所であるとの思いを強くしました。東京をブラジル度0とすると奄美は10弱くらいかなぁと思ってるのだが,たぶんそんなに外れてないと思う。

  • どうでもいい

  •  ブラジルでサンマを売ろう!とてつもない夢を本気で叶えてしまった、山田スイッチさんと旦那様ケンさんの旅行記です。

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