- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784835617763
作品紹介・あらすじ
監督にとっていい選手とは?選手が尊敬する監督とは?チームを強くするのは監督か、それとも選手か-ラグビーのプロ監督としてらつ腕をふるった清宮克幸と44歳まで現役投手として投げ続けた小宮山悟が語る新しい時代のリーダー論。
感想・レビュー・書評
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齋藤先生『「意識の量」を増やせ!』に出てきた本。
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9/25
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新たな監督就任でチームの行方は決まるか。はっきり言ってしまえば、それは難しいといったところだろう。ただ、そうであっても、その一人の言動により周囲の人たちが感化されていくことは十分にありうるのだ。監督の考え、意向に従って、選手もまた左右されるが、結局は監督の目にとまらなければ、自分の中で何かが欠けているという裏返しでもある。スポーツは競争社会であり、当然のことながらセレクションもある。同じく人生も山あり谷ありで、日の目を見るときもあれば、そうでないときもある。目の前のことに一喜一憂せず、目標に向かってそのときできる全力を出し切り、一日一日を後悔なく過ごすだけである。
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早稲田っぽい骨太な対談!
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早稲田大学野球部出身で、
ロッテやメジャーで投げ、44歳まで現役を続けた小宮山悟氏。
早稲田大学ラグビー部出身で、
サントリーで活躍した後、
監督として早稲田を再生させた清宮克幸氏。
この2人による対談本である。
ラグビーファンであり、清宮ファンである僕がこの本を読むと、
どうしても清宮氏の発言ばかりに目がとまってしまった。
それにしても清宮氏は、
技術論と精神論、最先端と伝統、みたいな、
相反しそうなところをバランスよく取り込んでいると感じる。
バランスよくといっても、中途半端では決してない。
バランスを取りながらも、しっかりとがったものを創りあげている。
この辺のセンスはすごいな、と思う。
リーダーとして組織をどう運営していくべきか、
ビジネスにも使えそうな話もいくつかあっていい本だった。
そもそも清宮氏はサントリーでは営業の仕事などもこなしていて、
ビジネスパーソンとしても優秀だったようだし、
だからこそ彼の話は、ビジネスでも使えそうな発想のものも多いのかもしれない。
ちなみにジョン・カーワンも好きだけど、
2019年のワールドカップのときには、清宮氏に代表監督やってほしいなあ。 -
早稲田愛を感じる両者。最高です。
マネジメントに長けている両者。
頭が良い。石井監督はすごい。
理論付け選手ののせ方がうまいね、清宮さんは。