朝食を抜くと病気は治る―朝食抜きで病気の9割が改善すると247名の調査でわかった! (ビタミン文庫)
- マキノ出版 (2005年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837611967
感想・レビュー・書評
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熱を出した時に、断食をすると良いと聞いて、実際にやってみて効果を実感したので、1日2食の効果を知りたくて読んだ。
実際の患者さんからの体験談や結果なども書いてあり、実践してみようと思える内容だった。
朝食を抜きを始めて1週間くらいだが、案外食べなくても大丈夫。体重も減ったし、朝も目覚めやすいから本当にいいことばかり。朝の時間も増える。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝食談義(食べたほうがいい vs. 食べないほうがいい)がありますが、この本の著者である甲田先生が指摘するのは、「人が最もエネルギーを消費しているのが消化活動であり、食事の摂取間隔を空けることで内臓を休める時間を作ることの大切さ」です。
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朝食を抜くか抜かないか、論争がありますが、本書は実際の症例で解説していますので説得力があります。
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肝臓や腎臓を休める事でだるさがとれたり、脳の働きをよくしたり、肩こり頭痛改善、スタミナもつく、アトピーも良くなる、など。実際の体験談も掲載。朝食を勧める理論の曖昧さも述べてる。
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◆『朝食を抜くと病気は治る』甲田光雄(マキノ出版、2005年)
甲田氏の著作はもう何冊か読んだが、この本の独自性は、朝食抜き一日二食を長年実行している247名へのアンケート調査の結果を明らかにし、朝食抜きの効果を説得力をもって証明していることだ。
さらに甲田医院に来院している患者で朝食抜きを実行しはじめた39人に三ヶ月ごとにいくつかの検査を行い、朝食抜きによる変化を実証的に裏付けている。これだけデータを並べられると、もはや疑いの余地はないと思うのだが、世の常識はそれでも事実の受け入れに抵抗をしめすようだ。私の妻も娘も、ある程度の関心は示すものの、朝食抜きの完全実施までには至っていない。
今度の本で私が注目したのは、朝食抜きを実施する来院患者39名に、血液中のリンパ球と顆粒球の割合を三ヶ月ごとに調べていることだ。例の福田−安保理論では、リンパ球と顆粒球の割合が適切に保たれることで免疫力が維持され、健康が増すとされる。朝食抜きでリンパ球と顆粒球の割合にどのような変化が現れるかを見ることで、その効果を実証的に確認できるわけだ。
ストレスは主に交感神経を緊張させて、副交感神経の働きを抑制する。それによって自律神経のバランスが崩れる。白血球のうち、顆粒球が過剰に増え、リンパ球が減少して免疫力が低下した状態になるのだ。
朝食抜きを実行した患者の血液を調べると、顆粒球とリンパ球の割合が改善し、免疫力が強化されたことが明らかになった。これはきわめて重要な注目すべき調査結果だと思う。朝食抜きが、免疫力を高めることが数字の上でも実証されたのだから。 -
分類=食生活。05年3月。