この一冊で「聖書」がわかる! (知的生きかた文庫 し 21-3)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837909330

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  • 読書録「この一冊で「聖書」がわかる!」4

    著者 白取春彦
    出版 三笠書房

    p144より引用
    “当時のローマは、「すべての道はローマに
    通ず」という言葉や、美食と華美な生活のイ
    メージが強いが、そういう生活を支えている
    経済活動は、強盗にひとしいものだった。”

    目次から抜粋引用
    “一番わかりやすい「聖書の世界」
     『旧約聖書』『新約聖書』とは何か?
     『旧約聖書』に書かれたユダヤの歴史
     イエズス・キリストーユダヤ教とキリスト教の分岐点
     『聖書』から生まれたユダヤ教・キリスト教・イスラム教”

     哲学・宗教・文学に明るい著者による、聖
    書を聖典とする宗教について解説した一冊。
     聖書の世界への影響についてから各聖書の
    主だった部分についてまで、コラムを交えな
    がら解説されています。

     上記の引用は、ローマとキリスト教への迫
    害について書かれた項での一文。
    全く何も無いところから富が湧いてくるのな
    らともかく、現実にはどこかが栄えたり裕福
    になっているときは、どこかから物などを
    持ってきているということなのでしょうね。
    そう思うと、あまりにも贅沢な生活はしない
    ようにしなければなと思います。
     とにかくいつでもどこかで紛争が起こって
    いますので、それをしっかりと見つめるため
    にも、読んでおいたほうがいい一冊なのでは
    ないかと思います。

    ーーーーー

  • ざっくり。
    あらすじやめて解説に徹した方がよかったんじゃないかな。

  • 聖書の基礎的な知識を得るための本。
    内容理解っていうわけじゃないので、実際に読むのが一番。
    白取さんは、聖書の中に西欧諸国の文化の源流があるという。
    宗教は文化的・習俗的な影響があると思うので、聖書を学ぶことで、西洋文化の理解は進むっていうのは正しいと思う。

  • わかりやすいんじゃないでしょうか。

  •  キリスト教の教義についてではなく、あくまで聖書に関する解説書だそうです。
     聖書の成立の過程とか、中味の構造についてとか、それにからんでキリスト教成立の歴史なんかも書かれています。聖書の内容そのものについては、実際に読むのが一番ってことで、ほとんど書かれていません。

     聖書を読む前に知っておきたい予備知識の本です。

     非常にわかりやすく、確かにこの本に書かれていることを知っているのと知らないのでは、聖書を読むときの視点が全然違うと思います。

     聖書の内容を下敷きにした創作は、古今東西、和洋を問わず、非常にたくさんあるので、信仰とは関わりなくても一度は聖書を読むことをお薦めしますが、その前にこの本を読んで下さいね
     と作者も言ってますので、これから聖書にチャレンジするぞという方はぜひどうぞな、本です。

  • 一冊で聖書を知りたきゃ聖書を一冊読め。啓蒙書としてなら色々読め。

  •  かつては宗教に憧れた事もあったが、今は無宗教を貫いている。ただ、参考程度に手を取ってみただけであり、これを読んだからと言って、キリスト教だの何だの宗教を語るつもりはない。
     ただ、宗教自体には興味があった。日本で生活を送っていると遠い話の様に思えてならないが、宗教は人間の行動原理に影響を与え、かつての歴史の半分近くを宗教が作ってきたと思うと、無視できないように感じる。宗教という概念には疎いが、絶対真理として信じる理由にこれほど楽なものはないだろう、などと思ってしまう。
     世界平和についてかつて同胞と語り合ったとき、行き着く先はイエス=キリストの隣人愛であった。高校生の頭からひねくりだした結果がこれだった。そしてこの本を読んだとき、確かにその意志は強くなった。キリスト教を唱えるつもりはないが、確かにイエス=キリストは偉大だなと思わずには居られない。
     逸れたが、この本は旧約聖書、新約聖書の内容と、それにまつわる歴史やらもめ事やらが書いてある。何かを伝えようという意志は少なく、ただ陳述されているだけのような印象を受ける。まぁ、所詮キリスト教もユダヤ教もイスラム教も根は同じ、と言う事実を知ったとき、じゃあ何のために戦争しているのだと、ふがいなさを感じた事もあったが。
     結局の所、宗教というものは面白い。まぁ、横からつつく程度だが、その方が日本人らしくて良いのではないか。

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著者プロフィール

白取春彦(しらとり・はるひこ)

青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある。
主な著書に、ミリオンセラーとなった 『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『行動瞑想 「窮屈な毎日」から自由になるヒント』(三笠書房) など多数。

「2023年 『超要約 哲学書100冊から世界が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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