時間の「投資」術!

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837922889

感想・レビュー・書評

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  • 本書は司法試験向けの勉強法の著者がある弁護士・荘司雅彦氏が書いた 「時間効率の最適化」と「時間の質の向上」を目的とした時間管理の本です。
    時間活用に関して気づきも多く、なかなかいい本だと思います。

    【なるほどな点】
    ・職場の人間関係改善のために各人の自由時間を奪うのは逆効果。
    ・仕事のウォーミングアップは仕事でする。
    ・メリハリのある仕事を心がける。
    ・仕事は中断されて当り前だと考える。
     「細切れタイムスケジュール」「やるべきリストスケジュール」の作成。
    ・仕事は、その重要度によりメリハリを付ける。仕事は結果がすべて。
     ルーティンワークでは手を抜く。時間短縮を図る。
    ・スケジュールの定期健診。
    ・いつでもいい仕事はない。きちんと期限を確認すること。
    ・文書を読むときは、目的を明確にして、結論と理由だけを読む。
    ・金銭で買えるものはぜひ時間を最優先して買ってしまう。本を買うのも時間を買う道具の一つ。
    ・午前中は創造的な仕事を、午後はルーティンワークをやるのがよい。
    ・試験のための勉強は、試験に出るところだけ勉強する

  • 仕事が忙しい時や、
    納期間際で時間がない時になると
    あと1日余裕があれば。。。
    と思うことがあります。

    本日ご紹介する本は、

    著者自信が実践し、成果を上げている
    時間の「使い方」を書き記した1冊。

    ポイントは
    「時間を投資する」

    投資というのは、
    将来の「資本」を増加させるために、
    現在の「資本」を投じる活動です。

    「資本」を「時間」に置き換えれば
    将来の「時間」を増加させるために、
    現在の「時間」を投じる活動。

    となります。

    切れない斧で一生懸命木を切る前に
    まずは斧を研ぎましょう


    「創造的仕事」

    仕事にはルーチンワークと創造的仕事があります。
    創造的仕事がより新しい価値を生み出します。
    ルーチンワークは手を抜くことができる工夫を行い、
    その分できるだけ、創造的仕事に時間を使うように
    しましょう。


    「ビジネス文書を読む」

    ビジネス文書を読む場合、
    目的を頭に入れ、何を読むべきかを意識し
    ポイントだけ拾えるようにすれば、
    短時間で読むことができます。

    文書を書く時も、
    このことを意識してシンプルに書くことで
    自分もポイントを整理できるし、
    読む人の時間を節約できることになります。


    「目標」

    目標は、目的を達成するための
    具体的な目印です。

    目標は、まずは短期で達成できるものにして
    おいたほうがいい。
    そして、他人に拘束してもらうことがポイントです。

    私は、年間150冊の読書を目標にしていますが、
    1週間に3冊が短期目標です。

    1週間に3冊を継続していくと、
    自ずと年間150冊が達成できてしまいます。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    格差は能力から生まれているものではなく、時間管理ができている人と出来ていない人の差
    書籍や電機製品のような人知の集積に触れることや、異質な人間とふれあうことが、時間価値を向上させる
    朝の頭の冴えている時間は、自分のコアになる仕事をする
    どんな仕事にも必ず期限を設け、ムダな時間を消費させないこと
    自分に向いていると思ったものを深く探求していけば、キャリアアップにつながる
    生活のリズムが安定していれば、時間をムダにすることはない
    最初の1歩、2歩、3歩を歩かせる方法として、もっとも簡単かつ確実なのは、他人に拘束してもらうこと
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    1章 時間管理にシビアな人ほど「高収入」者!
    2章 たちまち成果は10倍に!超簡単「荘司式スケジューリング」法
    3章 いっさいの「ムダ」をなくし、集中効果を上げる「仕事の仕方」
    4章 脳が常にフル回転する「日常習慣」のつくり方
    5章 成功率100%!高収入と“ゆとり”を生む「時間投資」術
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/a283f056d0ef7cfb.png
     

  • 図解版と似たことを言って、特に目新しい点はなかった。
    法律が専門であるはずなのに、別分野の内容がところどころに見たられ。例えば、サンクコストについて述べていたり、7つの習慣に書かれているマトリクス(緊急性、重要性のマトリクス)まぁ、時間のマネージメントについて書かれた本なので、上記のようなネタは、出てきても自然なのかもしれませんが。

  • 21/5/20 60
    時間>機会費用を考える

    社員のモチベーションアップや協力関係を築く方法は、必ず職務としてシステム化しておく必要があるのです。

    無味乾燥な事務作業などは、部下をチームに分けて競争させてみてもいいのではないでしょうか。

    気分が乗るまでのウォーミングアップで時間を使っている人が多い>仕事そのものをウォーミングアップに当ててしまいましょう>仕事の道具を目の前に出すこと!!

    仕事は「切りのいい時間」から始めなくとも、十分はかどるのです。

    どんな仕事も、中断を恐れず始めてしまうことです。そうすれば、結果的には非常に効率よく時間を使っていることになるはずです。

    スケジュールの健康診断をしよう>スケジュールの効果が最大限に現われる使い方をするにはまず、スケジュールのチェックをする必要があります。

    31歳で事業に失敗。34歳で再び事業に失敗。35歳で愛する人を失う。36歳で神経症に罹患する。選挙に出るも5回も落選する。56歳で副大統領になれず。58歳では選挙にも落選する。>リンカーンの経歴

    ベストコンディションを作る睡眠時間は「なければならない時間」として確保するべき。

    仕事は時間をノルマにせず、成果をノルマにしてください。

    迷って何もしないのは、何かをやって失敗するよりも悪い

    勝ち癖がついていない人は、負けるのが当たり前で、負けても原因解明などしません。資格を取るのも同じことです。勝ち癖がついていれば、取るのが当たり前だと思っていますから、そのエネルギーをハイレベルで保てます。

    自己投資に「そのうち」は絶対禁物!

    1つの方法を始めたら、しばらく続けることをお勧めします。まずいところを部分的に修正しながら続けてみるのです。そして一定期間やってみて、どうしても無理と感じたときに初めて、「リセット」した方がいいと思います。

    時々目的に到達するために何をどのくらいやればいいか、素直に振り返ってみる必要があります。

    目的達成は最短距離で到達したほうがいいのです。付け焼刃の勉強でも、あとで勉強すれば足りないものは補えます。

  • 2008.12.23読了 最も希少な財である時間をいかに有効かつ有益に利用すべきか、という観点で書かれた本。つまり時間の質の向上のために、スケジューリング法、無駄のない仕事の仕方、能がフル回転する習慣法を示し、結果として高収入と「ゆとり」を生む時間投資術を得る、と説く。

  • 比較優位の原則
    お礼状はできるだけ早く出すのが基本
    成功者から学んで盗む

  • 元売れっ子弁護士、かつ就職後司法試験就職組の方。
    効率アップの手法に説得力があります。

    情報のあふれる現代、一番貴重なのは時間。
    あらゆる「すること」を書き出し、
    緊急度・重要度で分類する手法は魅力的。
    (私はうまくいかなかったのですが・・・)

    貴重な今、何のためにその時間を使うのかを考えましょう。
    (私はこう考え、ストレス解消のカラオケ時間が減りました)

  • 本書は、勉強方法でも有名な著者による「時間の使い方」ですね。
    内容は精神論が結構多いですが、色々と考えさせられる部分も多いので、
    一読しても無駄にはならないでしょう。

    大まかなな流れは、時間こそが現代の中で最も希少価値があるものである。
    という主張から始まり、時間を効率的に使うために周りの協力をうまく得られる事、
    ルーティーンワークに時間をかけない事、あきらめない事といった感じです。

    そして、個人的にちょっと刺激を受けた部分は、

    1.きりの良い時間で区切るな!分単位で区切ってもよし!
    2.2つのスケジュールで管理!仕事とプライベート!
    3.仕事も復習!もっと良くできなかったか考えろ!

    ですね。また、これからは公認会計士も良いですが、
    会計自体がアメリカ式を中心にグローバルスタンダードを確立しようと
    しているから、ドル箱はCPAであるって事です。
    (↑個人的にマジで取得を考えてます。コンサルする上で少しは役に立つかと・・・。)

    やはり、時間は必要な部分に、必要なだけ当てる。
    こんな基本的な事を守れば良さそうです。
    また、自分の時間を確保するためにも、他でできる事はどんどん任せる。
    時間が買えるなら、どんどん買う。
    自分の時給をどんどん上げていく!

    時間をもっと大切に考えましょう。時間は無限ではないですから。

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著者プロフィール

荘司雅彦(しょうじ・まさひこ)
1958年、三重県生まれ。81年、東京大学法学部卒業、旧日本長期信用銀行入行。85年、野村證券投資信託入社、86年9月、同退社。88年、司法試験合格。91年、弁護士登録。2008年、平均的弁護士の約10倍の案件を処理する傍ら、各種行政委員会委員等も歴任。元SBI大学院大学教授。
『中学受験BIBLE』『最短で結果が出る超勉強法』『最短で結果が出る超仕事術』(いずれも講談社)、『荘司雅彦の法律力養成講座』(日本実業出版社)、『小説離婚裁判』(講談社文庫)など著書多数。『男と女の法律戦略』(講談社)はドラマ「離婚弁護士II」の脚本に、弁護士の戦略として採用される。また「こたえてちょーだい! 」(フジテレビ)、「ビートたけしのTVタックル」(テレビ朝日)などテレビ、ラジオに多数出演経験あり。現在、サイバー大学客員教授として「六法と法哲学」を担当、NewsPicksのフォロワー数は10万人を超える。

「2022年 『すぐに結果を出せる すごい集中力』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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