- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837923541
感想・レビュー・書評
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自分の価値観とあっている。
記念にとっておくか。2017年8月11日詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仏教思想家のひろ先生がゆるい生き方を語ったもの。己自身を追い込む「まじめ」から距離を置いて「ずぼら」になってもいいのだ、という視点が示されます。
特に「幸せ」を捉えなおす切り口が光ります。ビジネス系の橘玲さんなども語っておられますが、既存の仕組みの中で競争し「奴隷の長」になるのが本当に幸せなのか?という問いを突きつけております。
◆目次より
・解決できない問題は解決しようとするな
・いい世の中などあるわけがない
・「何とかしよう」とするから、がんじがらめになる
・「悩む」のは時間の無駄です
○競争は悪だということを根底に据えてものごとを考えていくと、社会全体の見え方が変わってきます。会社のなかで出世だ、昇給だ、と競争に血道を上げていることのバカらしさがわかってくるんです。
悪を土台にした社会で出世したいとか、給料をもっともらいたいとか言って、あくせく働くのは、刑務所のなかで牢名主になりたい、威張りたい、というのとちっとも変わらないんですね。所詮、囚人のたわごとです。
○給料が半分じゃ生きられない、なんてことはないんです。公共の交通機関があるんだから、車なんか持たず、ゴルフみたいなお金がかかる趣味はいっさいやめる。旅行だグルメだなんていう"欲望"への出費は極力抑える。そして、仕事が終わったら、さっさと家に帰り、つましい家族団欒をおおいに楽しむ。という生活に切り替えたら、半分の給料でも十分にやっていけます。
○会社はあなたに優秀な社員になって欲しいと「期待」しています。優秀な社員とはどういう社員か、明確な規定はありません。かくかくしかじかであれと、明文化されて命令されているわけではないのに、あなたが勝手に想像して、そのあなたの想像どおりの模範社員になろうとして、なれないもので悩んでいるのです。 -
仏教説話を用いた人生論
ダメな自分のままでいいと肯定しています。
幸福も不幸もコインの裏表でどっちだってよいのです。
競争に疲れたあなたに一息入れる本です。 -
「まじめな」あなたに贈ります!
と書かれている本ですが…
弱者にも強者にも「耳の痛い人生論」
とも書かれているのですが…
全く「耳に痛い」ことはなく、
この人が書く「普通の人」の基準に自分が当てはまらないことがわかっただけでした。
結局、この本を読む必要のない幸せを私は手にしているんでしょうね。 -
図書館で借りた。タイトルに惹かれた。ずぼら大好き!
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その場その場で評価が変わるゴムひものような世間のモノサシではなく、自分のモノサシ(価値観)を持ってればいいんです!
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社会の物差しを捨てて自分の物差しで生きれば人生の窮屈さや辛辣さなんて感じることはない、そういう生き方を「ずぼら」って言ってるみたい。ずぼらになりきるのは難しそうだけど、「誘惑にはどうせ勝てないのですから、負けてもいいのです」ってところから始めようかな。
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まじめをよしとして、そのまじめに縛られてしまっていると自分でも思っている。でも、その「まじめ」の規範って何?と疑念を持ち始めていたところに読み、とてもすーっと入ってきた。競争に勝たなきゃ幸せじゃない?社会に貢献する人間にならなきゃいけないの?ほんとの幸せってなに?仏教の教えをわかりやすく説く良本。友人にもいる。「自分がよいと思う」ことを他人にどう思われようとマイペースで大事にする人(そう、あなたです)。その友人に会うとほっとするのはだからだったのか…。
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なるほど確かに文章が良い意味でずぼら。読みやすい。