仕事は好かれた分だけ、お金になる。: “魅力”に勝るスキルはない! (単行本)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837925309

作品紹介・あらすじ

「取引先」「先輩」「上司」「初対面の人」……
誰からも応援されるための正しい「気の遣い方」がわかる!

・同じ話を何度でも聞ける人が、信頼される。
・叱りにくい部下は、嫌われる。
・メールは、できるだけ速く、短く、たまにねぎらい。
・飲み会参加率は、下から二番目を目指す。
・提出期限より、どれだけ前倒しできるか。

【著者の言葉】
あなたの周囲にも〝優秀なのに〟パッとしない人がいないだろうか。
理由は簡単だ。その人が嫌われているからだ。
表面上はみんな笑顔で接してくれるかもしれない。
表面上はみんな敬意を払っているふりをするかもしれない。
ところが、世の中は社交辞令ではなく、本音で成り立っている。

本書は、「できる人」が正当に評価されるためのコツを公開した。
ぜひ、あなたと共に咲く人生を歩みたい。

感想・レビュー・書評

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  • 【感想】
    内容が軽薄だった分、サっと読めた。

    要するに、以下の三段論法だろう。
    1.「いくら能力が高くても、敵ばかりだと成功できない」

    2.「敵を作らないためには、周りに好かれる必要がある」

    3.「周りに好かれるには、〇〇する必要がある」

    「敵を作らない」ということは、頭では分かっていても、つい知らず知らずのうちに敵を作ってしまうことは得てして多い。
    また、いくら自分が正しいからと言っても、言い方ややり方を誤ってしまうと実行する妨げになる事は往々にしてあることだ。
    人は理屈だけではなく感情で動くという事を、改めて心に留めておかなくてはいけない。。
    「どれだけ他人から嫌われないか=どれだけ他人から応援される人間になるか」ということは、成功するにおいて非常に重要な要素なのは、至極ごもっともだ。

    いくら有能でも、天才肌で鼻につく野郎はいけ好かない。
    面と向かって邪魔をしないまでも、「どこかでミスらないかな」と思われたり、些細な嫌がらせを受けるリスクが腐るほどある。
    そして失敗したときには、「それ見たことか」と鬼の首を取ったかのように攻め立てられ、一瞬で自身の立場は失墜することだろう・・・
    そう考えると、周りを大切にせずに横柄な態度を取るという事は、非常に恐ろしく、かつ非常にリスキーな事である。

    本当に、周りから応援してもらうために尽力するのは必要だ。
    自分自身、何か成功したら鼻が高くなるところがあるので、少し見直さなくちゃいけないね・・・
    成功しても謙虚な態度でいなくては・・・

    周りから多少イジられながらしっかりと結果を出せる、「謙虚で愛嬌のあるハイスペックマン」を目指して頑張ろう。
    敵なんて、創るもんじゃない。


    【内容まとめ】
    1.「できる人」より「好きな人」に仕事は殺到する。
    嫌われていると、死に物狂いで足を引っ張られる。
    人は自分が嫌いな人が上昇しようとするのを妨げるのが大好きだ。

    2.自社のルールなんて、お客様の知ったことではない。
    自社の常識なんて、一歩外に出たら非常識以外の何物でもない。

    3.心の中で見下していると、ふとした瞬間に必ずバレる。些細な言動から必ずばれる。
    自分のことを見下しているのは人間の出世を、人は望まない。
    必ず報復されると思った方がいい。

    4.優秀な人間より、使いやすい人間
    「優秀な人間が欲しい」の真意は、「自分が使いやすいという前提で、優秀な人間が欲しい」ということ。
    間違っても自分より優秀な人材など誰も欲しくない。

    5.有能ならボケ役に徹する。無能なら便利屋さんに徹する。
    有能でも、わざわざ周囲を敵に回すのは得策ではない。
    どんなに有能でもボケ役で周囲にツッコミをさせておけば、愛され続ける。
    どんなに無能でも便利屋さんに徹していれば、リストラを最大限延期できる。

    6.嘘を暴くたびに、敵を増やしていく。
    嘘をついている人間は、その後ろめたさゆえに、嘘を暴かれると逆ギレする。
    そして、何とか報復しようとしてくる。そうなれば泥仕合だ。
    嘘を暴くたびに、相手は敵に回るということは理解しておこう。

    7.自分から武勇伝を語ると軽蔑される。
    過去の栄光に浸ると自らの行動力が鈍るだけではなく、周囲のやる気を奪っていくことに気づこう。


    【引用】
    「できる人」より「好きな人」に仕事は殺到する。
    嫌われていると、死に物狂いで足を引っ張られる。
    人は自分が嫌いな人が上昇しようとするのを妨げるのが大好きだからだ。


    p54
    ・自社のルールなんて、お客様の知ったことではない。
    神様だったお客様が、一転して悪魔に豹変する瞬間がある。
    それはお客様に向かって、自社のルールを振りかざした時だ。
    自社の常識なんて、一歩外に出たら非常識以外の何物でもない。


    p73
    ・別れ際のお辞儀の深さが、初対面のあなたの印象
    別れ際のお辞儀が美しい人は、別れた後に「感じの良さ」を残すことができる。
    どんなに厳しい内容の商談だったとしても、別れ際に深々とお辞儀をされたら、「きちんとした人なのだな」と敬意を抱かれる。


    p91
    ・髪と靴に艶があると、安心感を与える。
    見栄えを良くしようと思うなら、特に注意したいのは頭髪と靴だ。
    頭髪は清潔にして艶を出しておきたい。
    靴はピカピカに磨いて顔が映るくらいにしておきたい。
    頭髪と靴に艶があると、それだけで生命力が漲っているように見える。


    p104
    ・心の中で見下していると、ふとした瞬間に必ずバレる。
    部下が上司を見下しているのは、些細な言動から必ずばれるということ。
    自分のことを見下しているのは人間の出世を、人は望まない。必ず報復されると思った方がいい。

    うっかり上司を見下してしまうのは、部下として実力不足である証拠だ。
    上司を見下さずに済むには、上司をあなたの得意先だと考えることだ。


    p113
    ・優秀な人間より、使いやすい人間
    「優秀な人間が欲しい」の真意は、「自分が使いやすいという前提で、優秀な人間が欲しい」ということ。
    間違っても自分より優秀な人材など誰も欲しくない。


    p130
    ・有能ならボケ役に徹する。
    場所が変われば、自分がそれほど有能ではないと判断されかねない。
    また、わざわざ周囲を敵に回すのは得策ではない。
    どんなに有能でもボケ役で周囲にツッコミをさせておけば、愛され続ける。


    p132
    ・無能なら便利屋さんに徹する。
    どんなに無能でも便利屋さんに徹していれば、リストラを最大限延期できる。


    p144
    ・嘘を暴くたびに、敵を増やしていく。
    嘘をついている人間は、その後ろめたさゆえに、嘘を暴かれると逆ギレする。
    そして、何とか報復しようとしてくる。そうなれば泥仕合だ。
    嘘を暴くたびに、相手は敵に回るということは理解しておこう。


    p163
    ・あっさり負けを認める先輩が尊敬される。
    部下のやる気が最大限に引き出されるのは、上司が負けを認めた瞬間だ。
    部下は自分より優秀な上司に認められた時が、至福の瞬間なのだ。


    p166
    ・自分から武勇伝を語ると軽蔑される。
    過去の栄光に浸ると自らの行動力が鈍るだけではなく、周囲のやる気を奪っていくことに気づこう。

  • 出されたお茶は飲むこと。

  • ・もしお金持ちになりたかったら、勉強して魅力的な人間になることだ。

  • 「全員に好かれる必要はない」と連呼する人は、全員に嫌われる


    【お客様はここを見ている】
    本物の笑顔には、目の輝きが伴う

    口臭でしくじったら、永久追放

    陰口を習慣にしていると、年齢とともに表情に露呈される

    インターフォンに映った姿が、あなたの第一印象

    宛名の「様」を手書きにする

    【初対面の人はここを見ている】
    自分から挨拶できない人が増えているのは、逆にチャンスだ

    別れ際のお辞儀の深さが、初対面のあなたの印象

    背伸びした分だけ、小さく見える

    別れた後(電話の後)「ありがとう。楽しかったです」と独り言

    どれだけ事前準備してきたかは手に取るようにわかる

    敬意を払うとは、全てにおいて遅れないこと
    最初に卑屈な人は、後から傲慢になる

    髪と靴に艶があると、相手に安心感を与える

    【上司・先輩はここを見ている】
    叱りにくい部下は嫌われる
    叱られたら即行動を改め、不貞腐れない。

    心の中で見下してると、ふとした瞬間に必ずバレる

    イヤな仕事をイヤイヤ引き受けると、窓際直行

    提出期限より、どれだけ前倒しできるか

    優秀な人間より、使いやすい人間

    朝の出社時間は意外に注目されている

    【同僚はここを見ている】
    あなたの欠点は、周囲に完全にバレている

    成果を出したら、「おまかげさまです」
    失敗したら、「ごめんなさい」

    いい仕事をした同僚に嫉妬するのではなく、「コツ」を聞く

    【後輩はここを見ている】
    あっさり負けを認める先輩が、尊敬される

    自分から武勇伝を語ると軽蔑される

    部下より雑用が上手いと、絶大な説得力になる

    相談を受けたら、黙って聞いた後にヒントを囁く

    毎日のように、べったり一緒にランチしない

    【取引先はここを見ている】
    「来週中には送ります」の結果、いつ送るかで人生は決まる

    返信を要求したら、「住所記載・切手付」封筒を同封する

    訪問するメンバーの数は事前に知らせておく

    メールは早く短く、たまにねぎらい

  • 副題の「”魅力”に勝るスキルはない!」というのが、本書の言わんとしていることだと思う。

    上司先輩はあなたのここを見ている
    ・叱りにくい部下は嫌われる
    ・好感度をアップしたいなら「はい」の返事を早くする
    ・心の中で上司を見下しているとばれる
    ・嫌な仕事を嫌々引き受けると、窓際直行
    ・提出期限より、どれだけ前倒しできるか
    ・優秀な人間より、使いやすい人間
    ・誤解は、いずれかならず解ける

    同僚はあなたのここをみている
    ・あなたの欠点は周囲に完全にバレている
    ・成果をだしたら、おかげさまです
    ・失敗したら、ごめんなさい
    ・いい仕事をした同僚に嫉妬するのではなくコツを聞く
    ・嘘を暴くたびに敵を増やす
    ・いじめを受けたら電光石火のごとく上司に相談する

    ・誤解は、いずれかならず解ける
    いいわけは冷静かつ丁寧にすること
    2度以上繰り返したり、大声を張り上げる必要はない
    言い訳をしようとしまいと、誤解は必ず時間が解決してくれる
    誤解は自分から無理にとくものでなく、相手にさらりと説かれるもの。

    ・いじめを受けたら電光石火のごとく上司に相談する
    いじめをうけたら直属の上司に相談
    直属の上司がいじめの犯人なら上司の上司に相談
    上司の上司でも話にならなければ人事や総務に相談
    総務や人事でも話にならなければ厚労省に相談
    いじめられっこがいじめられっこのままに終わるのはチクリが足りないからだ
    「こいつを的に回したら危険」と思わせればいじめられっこは怯む。

  • 千田語録

    サラリーマン向けに、役立ちそうな内容でした

    出されたお茶は飲んで帰る
    飲み会の出席率は、下から2番目

  • 人に好かれる利己的利他主義な小技集。
    というか、快適に生きるための指針。これらを軸に、日々の思考と行動を選択決定していきたい。

    他人から大切にされるというのは、気持ちのいいものだ。自分自身が他人と丁寧に接するのは当然だが、他人から丁寧に対応された際の感謝を忘れず、その気遣いに敏感に気づける感受性を鈍らせないようにしなければ……と、改めて自戒した。

  • なるほどなぁと思うことがたくさんです!チクッと心に刺さります。似たようなことが書いてある本もたくさんありますが、この本は読みやすく、そして納得できる一冊です^_^
    私は得たものがあったので読んで良かったです!

  • 出来る人より好かれる人になれ。
    ・メーリングリストに呼び捨てで登録しない。
    ・自社のルールは、お客様からみれば関係ない。自社の常識は、一歩出れば非常識。

  • '自社のルールなんて、お客様の知ったことではない。'

    '自社の常識なんて、一歩外に出たら非常識以外の何ものでもない。'

    '実績こそが、最大の説得力'

    '提出期限ギリギリセーフは、アウト'

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著者プロフィール

愛知県生まれ。岐阜県各務原市育ち。文筆家。東北大学教育学部教育学科卒。日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。コンサルティング会社では多くの業種業界におけるプロジェクトリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって得た事実とそこで培った知恵を活かし、“タブーへの挑戦で、次代を創る”を自らのミッションとして執筆活動を行っている。著書は本書で180冊目。音声ダウンロードサービス「真夜中の雑談」、完全書き下ろしPDFダウンロードサービス「千田琢哉レポート」も好評を博している。

「2024年 『29歳までに知っておきたかった100の言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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