禁書庫の六使徒 (f-Clan文庫)

著者 :
  • 三笠書房
3.83
  • (6)
  • (5)
  • (5)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 94
感想 : 8
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837936152

作品紹介・あらすじ

世界中の呪いが集まる百塔街。魔界の血を引くアレシュが結成した、街を守る「深淵の六使徒」は、突如空いた大穴の解明に乗り出す。そこへ、魔界の紳士がメイドのハナを迎えに現れた。アレシュの目前で婚約者だという彼の手を取り、去ってしまったハナ。茫然自失で寝台の中へ引きこもるアレシュだったが、ハナの悲しい本音を知って、彼女を取り戻そうと魔界へ乗り込むことに-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 前巻よりもラブストーリーっぽかった気がする。色々装飾してあるけど、栗原さんの作品にしては真っ直ぐに恋愛してるような。
    あと、クレメンテがいい感じに迷走してて面白かったです(笑)

  • アレクがちょっと大人になるお話。
    ハナがメインのお話で、とてもかわいかった。
    全般的に可愛くてかっこよくて好きなんだけど、魔女さんと葬儀屋さんの最後の会話がとても好き。
    司祭様も好きになれたかも。なんというか棘が抜けた感じで再登場してきて笑った。

  • 2012年4月18日読了

    愛と少しの成長と、絆がちょっぴり上がった物語。
    前作より良かったし、最後の怒涛の流れにこれでまとまるのかと心配になったけど、きちんと終わって良かった。次以降にアレシュ母の話が出てくるんだろうなーと思う。しかし、最後の感じからいくとクレメンテ仲間に入れちゃえよと思う(笑)六使徒+おまけという7人はこれからもドタバタするんだろうな。
    今回は愛の話だけど、なんというか千差万別だなと。永遠論にまで到達しそうな平行線ばかりの愛論議は興味深かった。

  • まともな人はいない百塔街の、退廃的な外見のやる気ないダメ美形のアレシュ。不本意ながら街を守る「深淵の六使徒」のリーダーとしてまつりあげられていた。メイドのハナが婚約者だという男とともに去ってしまう?
    この雰囲気はなかなか他の物語にはなく、しかも私これ好きだわー。なれあいではなく、仲がちょーいい!わけでもなく、でもかんじんなところでは相手を信頼しているような。残念ながらf-Clan文庫はレーベル廃止となってしまったようなのですが、このシリーズは拾いものでした。栗原ちひろさんにはもっとこういう作品書いてほしいな。

  • 面白かった!栗原さんにしては珍しいまっとうなラブストーリーでしたよ。読んでるこっちがこっぱずかしくなってしまいそうな。それでいてあのラスト!ハナちゃんにはこれから色々頑張ってほしいです。

  • 続きが、出てた。
    ちょっと驚いた。
    というか、このコンビで出してくれるなら、もう、何でもいいのであります(笑)

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

第3回角川ビーンズ小説大賞にて「即興オペラ・世界旅行者」で優秀賞受賞。受賞作を改題・改稿した「オペラ・エテルニタ」で、2005年9月にデビュー。

「2023年 『サトリの花嫁 ~旦那様と私の帝都謎解き診療録~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

栗原ちひろの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×