アンソニー・ロビンズの自分を磨く (単行本)

  • 三笠書房
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837957522

作品紹介・あらすじ

シリーズ累計3500万部、自己啓発界の世界的カリスマによる代表作が
『アンソニー・ロビンズの運命を動かす』と併せて、遂に全訳!

「あなたの心の中には巨大な力が眠っている。
 今こそ、その力を揺り起こす時である」
 ――アンソニー・ロビンズ


■訳者より

本書は、世界的なカリスマコーチ、アンソニー・ロビンズが
「人生で本当に望むもの」を手にするための心がまえ、ものの考え方を教えてくれる一冊です。

信念の磨き方から、人生の優先順位のつけ方、感情に振り回されない方法、
お金、時間、健康に恵まれ、豊かなパートナーシップを築く方法など、
幸せと成功に必要なすべてのエッセンスがつまった、まさに珠玉のような本と言えるでしょう。

26歳の頃から本がボロボロになるまで読んだ、 私の“恩書”です。

感想・レビュー・書評

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  • 分厚いが意外とすらすら読める。
    人生を変えたい!
    人にとっては必読の本。


    自分で自分の人生は変えられると教えてくれる本。


    1章信念が人生を切り開く


    ・自分の可能性を否定してしまう3つの考え方



    ①永続性

    この問題は永久に続く

    →必ず道は開ける
    周りで「永久に変わらない」という人がいたら、
    「そんなことは絶対ない」と正気に戻してあげる



    ②波及性
    自分の人生は何もかもがうまくいかない

    →たった1つの問題が他のことにも
    波及するとは考えない。
    妄想を膨らませない。

    ③自責性
    すべては自分の落ち度である

    →問題を全て自分のせいにしては、
    元気が出るはずがない



    ・成功して幸福になるには、常に人生の質を高め、成長し続けること



    ・今日は何を学んだか
    今日は何を改良したか
    今日は何を楽しんだか

    毎晩自分に問いかけることで、
    人生の質は変わっていく




    ・この信念は(を)

    どこが馬鹿げているのか

    捨てなければ、
     感情面ではどのような影響を受けるのか

    捨てなければ、人間関係はどうなるのか

    捨てなければ、健康はどのような影響を受けるのか

    捨てなければ、自分の経営状態はどうなるのか

    捨てなければ、
     自分の家族や恋人(愛する者たち)は
     どのような影響受けるか



    2章本当に欲しいものに心を集中させる

    ・自分は本当は何を求めているのか ?

    ・意識的に感情コントロール術を身に付けること
    ①身体の使い方を変える
    ②焦点の当て方を変える

    ・感情は体の動きによって作られる

    ・自分で自分を気持ちよくさせる方法をいくつ知っている ?


    3章人生の主導権を手放すな

    ・自分より成功している人は、自分とは違った評価と判断の基準を持っている


    ・人間を突き動かす5つのこと

    ①精神状態
    切羽詰まった時に正しい判断などできない

    ②自分への「質問」
    今起きていることの意味を探る

    ③価値観
    快感と苦痛の力関係を理解する

    快感(愛、楽しみ、思いやり、ワクワク感など)

    苦痛(屈辱、欲求不満、憂うつ、怒りなど)
    という2つの精神状態の力関係が
    あなたの人生の方向性を決める

    ④信念
    自分が人生に何を期待すべきかがわかる

    ⑤参照データ
    これまでの経験値の集積


    ・結果を変えたいなら、原因に意識を向ける

    ☆私をコントロールしているのは、
    どのような価値観か。
    自分にふさわしい価値観は、どのようなものか




    4章人生の羅針盤の作り方

    ・価値観は人生すべての決断を左右する

    ・苦痛と快感が人間を動かす2つのエンジン

    ・どのような価値観を付け加えるべきか?
    考える


    5章「感情」に振り回されない

    ・「気分をよくする」1番いい方法
    コントロール不可能なことに一喜一憂しない

    コントロールできないものに
    自分の幸福が依存しているような生き方をしている限り、苦痛は避けられない。

    自分の心や肉体、感情によって
    適切にコントロールできる範囲のことに限る


    人生の「本当の豊かさ」を経験することに集中力、判断力を振り向けるために、
    十分に知的で、柔軟で、創造的な自分でいると決める


    ・自分に厳しい人は損をしている
    いつでも好きなときに幸福で満足感に満たされる
    というルールを設ける

    ・勝ち目のないルールから自分を解放する
    →何があっても自信をもって臨むと決めたら、成功は約束されたも同然


    ・何事も自分の感情の引き金になっているか知る
    ①守ることのできないルール
    ②自分の力でコントロールできない要素によって左右されるルール
    ③あなたを不快ににすることが多く、



    6章人生の「骨組み」を強固にする法

    ・恐怖を感じるのは、そんなことを経験したことがなく、参照するデータが皆無だから

    ・参照するデータをどう利用するかで、物事をどう感じるかが決まる

    ・「また失敗だ」と落ち込むか、「問題解決に一歩近づいた」と思うか


    ・「悪い経験」というものは存在しない
     どんな経験にも価値がある
     大切な何かを教えてくれる貴重な授業だと考える


    ・私は大丈夫という信念ほど強いものはない

    ・自分の成長に限界を設けない

    ・人生を大きく発展させたいなら、
     さまざまな経験、知見、アイデアを求めること。
     読書は有益

    7章自分の可能性を無限に広げるために


    ・「自分がどんな人か」というアイデンティティが全てを握っている


    8章あなたの人生を変える奇跡の7日間


    9章自分が変われば「世界」も変わる


    ・何かを決断すれば、必ず結果がついてくる

    ・自分の運命を決めるのは自分しかいない

    ・成功も失敗も、あなたの毎日の小さな決断と行動の結果

  • 400P近くあり、分厚い。

    記憶に残った文章:

    今日から7日間、1日に5回、1分ずつ鏡の前で
    「これでもか」と思うくらいにっこり笑う。
    形から入ることで「喜びの感情を引き起こす回路」が形成される

    →ポジティブ思考になってきた気がする。


    自己啓発本らしく(?)
    最初の方は面白かったけども、
    どんどん尻すぼみになっていった印象…

    最後の方はヴィーガンに関して書いてあったなー…

  • 「悪い経験というものは存在しない」
    成功のために信念を最重要とする、著者の最高の信念の1つ。
    信念・価値観→感情→行動→成果・結果
    全てを左右するのが信念であり、この書き換えが最も運命を動かす要素。
    続いて、感情を客観視しコントロールすることについて述べられている。
    感情と身体の動きは連動している。
    身体の動きを変えることで、感情をコントロールできる。

    ◎人生の「引き出し」は多いほどいい
    LeaderはReader「読書で人は磨かれる」

    ⚫︎ヴィクトールフランクル博士より
    収容所で生き延びた人々の共通点は、肯定的な意味を見出そうとしたことや希望を持ち続けたこと。
    人間のあらゆる自由を奪えても、思考の自由(信念)は奪えない。

  • 感情や行動は、自分が出来事や物事をどう評価・判断するかに左右される。しかし、多くの人は自分なりの判断システムを確立できていない。
    「結論を出すのが難しい」と思えた経験があるのなら、「その状況下で何が最も重要か」を明確にしていなかったからだ。
    忘れてはならないのは、意思決定すなわち「価値観の明確化」ということだ。
    「人生哲学」と「行動」が一致した人生を送っている人は力強い。
    「価値観が一貫している」と誰の目にも明らかな人は、社会に非常に大きな影響力を持つのだ。
    仕事でも、私生活でも、また世界を相手にする場合でも、人生において何が大切かを明確にし、たとえ何が起ころうとも、その価値観に従って生きることを決断しなければならない。
    多くの人にとっての最大の悲劇は、「欲しい物」が何かわかっても、「どんな人間になりたいか」について全く考えていないことだ。
    「物」を手に入れても、充足感は得られない。自分が「正しい」と信じていることを実践することで、初めて精神的な強さが身につく。そして、それは誰にでもできることだ。
    今、ここで頭にたたき込んでほしい。それが何であれ、自分の価値観だけが運命を導く「羅針盤」になるのだと。
    この先ずっと幸福で、充実した人生を送るには、自分の「価値観」に従って生きるしかない。さもなくば人生で激痛を経験することになるだろう。
    喫煙、飲酒、過食、スマホ・テレビの見過ぎなどを習慣にしていれば、人生は失望と挫折の連続となり、健康を害することにつながる。
    ここで問題なのは、こうした行動が、充実したい人生を送れないことによるフラストレーションや怒り、空虚感に起因していることだ。空虚感から目をそらし、「手っ取り早く」満足感を与えてくれるもので心の隙間を埋めようとしているのだ。こうして悪しき行動は習慣化し、「原因」は一向に取り除かれないという悪循環が起こる。
    問題は、「酒の飲みすぎ」ではなく、「価値観」にあるのだ。酒を飲むのは、その時の精神状態を変えたいからなのだ。そういう人は、人生で本当に大切なものが何かを知らない。
    困ったことに、人生を形成する最も重要な部分がつくられている時、私たちはすっかり眠りこけていた。価値観の大切さも理解できない子どもでもあり、大人だったとしても、人生のプレッシャーに押しつぶされて、価値観を確立するどころの話ではなかった。
    何度も言うようだが、すべての判断は価値観によって導き出されるが、多くの人は、その価値観を築き上げてこなかったのだ。

  • 俺、過去リアルにAnthonyのあのホテルに閉じ込められるセミナー参加しようか迷うくらい人生に迷った23歳の時から、僕の思考軸に間違いなく影響を与えてる人の1人がAnthony Robinsだ。そんな弱ってた時の話なんて人にすることなんて無いし、俺は悲劇のヒーローぶるのはやだ。だからAnthony Robinsが救ってくれた事は僕の自分ごと。この人のこと好きだ!って言ったら多分かなり自己啓発に陶酔してるって思われるのが嫌なんだろうなって思う。 自分が弱る時にYouTubeでもAnthonyの話聞いてます。 すっごい好きな本です。

  • 自分の殻を破り、自分の可能性を無限大に引き出すための方法、思考方法、行動の仕方など、自己啓発の全てが書かれていた。「私たちは霊的経験を持った人間なのではなく、人間的経験を持った霊的存在なのです」ウエイン・ダイアーの言葉やジョン・ウッデンの父が彼に与えた7つの信条が人が生きることの素晴らしさを伝えていると感じた。

  • 世界ナンバーワンコーチの本。
    特に印象に残ったキーワードは3点です。
    1.メンタルは筋肉と同様に鍛える程強くなる
    メンタルへの負荷を感じた時には、また強くなっている途中だと生産的に解釈し、
    その過程を楽しむ自分でいます。
    2.理想の自分のようにではなく、なる
    理想の自分を実現しているとしたら、どんな姿勢、呼吸、表情、立ち振る舞いをしているかを具体的にイメージ、それを感情レベルで味わうことが重要だと学びました。
    何度も何度も繰り返しその感情を味わうことで、行動を変え現実を変えていきます。
    3.自分の信条を決める
    自分が大事にしている価値観に基づくルールを7~10個決め、毎日そのルールに沿って生きることを学びました。
    早速10個書きだしたので、明日からその信条に沿って生きていきます。

    例で挙げられていた、オプティミスト・クラブという団体の、信条が個人的に好きだったので、紹介します。

    - 何ものにも心の平安を乱されないほど強くあれ
    - 会う人ごとに健康、幸福、繁栄を語れ
    - すべての友人に、自らの価値を自覚させよ
    - あらゆることの明るい面だけを見、楽観主義を実現せよ
    - 最高のことだけを考え、最高の成果を出すためだけに働き、最高を期待せよ
    - 他人の成功を自分の成功のように喜べ
    - 過去の過ちを忘れ、未来の偉大な成果に向けて進め
    - 常に明るい表情で、出会う生きとし生けるものすべてに微笑みを
    - 自分を磨くことに注力せよ、他人の批判をしている時間はない
    - くよくよしようがないほどの大物で、腹を立てようがないほど高潔で、恐れようがないほど強く、悩みが入り込む隙がないほど幸福であれ

  • ・心理学者で、「学習性無力感」の研究で有名な、ペンシルバニア大学のマーチン・セリグマン教授は、その著書『オプティミストはなぜ成功するか』で、人に無力感を与え、人生全てを破滅に追い込む可能性のある危険な信念のパターンを三つ挙げ、それぞれを永続性(この問題は永久に続く)、波及性(一つの問題から、自分の人生は何もかもうまくいかないと思う)、自責性(失敗を乗り越えるべき障害と考えず、“自分の落ち度”と考える)と名付けている。

    ・「結論を出すのが難しい」と思えた経験があるのなら、「その状況下で何が最も重要か」を明確にしていなかったからだ。忘れてはならないのは、意思決定とは、すなわち「価値観の明確化」ということだ。
    「人生哲学」と「行動」が一致した人生を送っている人は力強い。

    ・もし、「人生で大切なことを10個、大切な順番に並べてください」と言われて、きちんとかける人は一万人に一人ぐらいだろう。この質問にしっかりと答えられないのに、明確な判断を下せる人がいるだろうか。
    最終的に「自分の心を満たしてくれるもの」を選ぶためには、“目標の明確化”が必要だ。自分が大切にしている「価値観」を知り、それを実践することが重要なのだ。

    ・「究極の運命を築き上げ、自分の可能性を最大限に発揮するために、そして強烈な影響力を手にするために、『私が人生で大切にしたいこと』リストはどうあるべきか」
    今のリストも、私を十分助けてくれていると私は考えた。そこで、
    「これにどのような価値を付け加えるべきか」と自問した。
    …その次に、それまで考えたこともなかった問いかけをした。
    「最終的な目標を実現するために、私のリストから取り除くべきものは何か」

    ・奥さんに引きずられるようにして、いやいやセミナーに参加したある男性がいた。優先順位を変えること、そして、それによってもたらされる変化について説明を聞いても、「私は自分の価値観を変えようとは思わない」と言い張った。彼にとって一番価値があるのは「自由」だった。人から変化を「強いられる」ことに抵抗し、頑なに変化を拒んでいた。
    とうとう私は彼に行った。
    「あなたが変わる必要がないことは、わかっています。あなたが自由であることも知っています。ということは、リストにいくつかの項目を自由に付け加えることもできるはずです。あなたの人生の質を高め、究極の運命を切り開いていくのに役立つ項目を加えるとしたら、何を加えますか」
    少し考えて、彼はこう答えた。
    「そうですね。柔軟性なんか、いいんじゃないですか」
    このやりとりを聞いて、他の出席者は大笑いだった。
    「それはいいですね」と、私。
    「では、柔軟性をリストの何番目にいれましょうか」
    結局、柔軟性はリストの四番目に落ち着いた。
    この男性が柔軟性を自分の新しい価値観にうまく組み込んだ瞬間、彼の後ろに座っていた参加者(彼はカイロプラクターだった)が、声を上げた。
    「今の、見ました?」
    他にも気がついた人が数人いたが、われわれが見ている前で、この男性の身体つきが変わっていったのだ。

    ・彼とは対照的に、もう一人の男性は、会場の全員が気づくほどエネルギーに満ちあふれ、元気いっぱいだった。セミナー中も、人生が楽しくてしょうがないという様子だった。
    私は彼にも同じ質問をしてみた。
    「あなたは成功していますか」
    「もちろんです!」
    即答だった。
    「成功していると感じるためには、どんな出来事が必要ですか」
    すると彼はニカッと笑って、こういった。
    「簡単なことです。立ち上がって、下を見て、自分が地に足をつけて立っていることを確かめるだけです!」
    会場は爆笑の渦だった。
    「毎日、地に足がついているというのは、すごいことですよ!」

    ・DWDセミナーに参加していた一人の女性は、男性と強い絆で結ばれたいのに、「最初の追いつ追われつのドキドキ」の段階を過ぎると、関係が続かなくなると悩んでいた。
    そこで私は「あなたが男性に魅力を感じるには、どんな出来事が必要ですか」と尋ねた。何が問題なのかは、彼女のルールを知ることで、すぐに明らかになった。
    彼女が男性に魅力を感じるのは、男性が彼女に拒絶されても、それをものともせず彼女に言い寄ってくる時だというのだ。相手があきらめずに壁を打ち壊そうとすると、彼女はすごくその人に惹かれる。彼女にとっては、それが男らしさだと映るのだ。
    ところが、彼女の二つ目のルールは興味深いものだった。もし、それが一カ月以上続くと、彼女は男性に対して敬意を払うこともなくなり、魅力も感じなくなってしまうのだ。そうなったら結果は火を見るよりも明らかだ。拒絶されても頑張る男性も中にはいるが、たいていの人はすぐあきらめてしまう。

    ・DWDセミナーが始まったばかりの頃に参加していたローリーという女性の価値観を次ページに挙げたので見てほしい(1愛、2健康、3安全、4自由、5成功、6受諾、7卓越性、8調和、9尊敬、10一貫性、11正直、12楽しむこと)。一目見た限りでは、素晴らしい価値観のように見える。この人はきっと愛情深く、健康で、自由を大切にする人だろうと、誰もが思うことだろう。しかし、もっとよく見てみると、いくつかの問題が浮き彫りになってくる。三番目には安全、四番目は自由とある。この二つの価値観を両立させるのは容易ではない。

    ・他の人間との間で「感情の乱れ」が生じる場合、その背景にはルールの混乱がある。

    ・①成功を実感するには何が必要ですか。
     ②(子どもたち、配偶者、両親など、あなたにとって大事な人に)愛されていると実感するには何が必要ですか。
     ③自信を持つためには何が必要ですか。
     ④あなたの人生で自分が卓越している所があるとしたら、それを実感するには何が必要ですか。

    今度はこれらのルールを見ながら、「適切なルールか。すぐに心地よくなれて、苦痛を感じにくいルールになっているか」と自らに問いかけよう。愛されていると実感するためには、百二十九の出来事が必要だが、拒絶されたと感じるのは、いとも簡単、ということがないようにしよう。

    ・私のDWDセミナーでは、セミナーの前に、いつもアンケート調査を実施し、参加者に「自分の人生を形作っていると思われる経験」を五つ選んで、書いてもらっている。それは、彼らにとって最も強力な参照データであるわけだが、それを見て驚かされるのは、同じような経験から実にいろいろな意味が導き出されていることだ。

    ・「私は、いつもこうなんです」という反応は、夢を殺すことだ。

    ・彼が人生をやり直すことができたのは、「苦痛」のおかげだった。フランスで逮捕、投獄された彼は、大きな苦痛を味わった。服役中は外界との接触は一切断たれ、真っ暗な独房で過ごしたのだ。テレビもラジオも新聞もなく、他の受刑者も看守もいない。それに、いつまでそこにいなければならないのか、誰も教えてくれなかった。
    …フランスでは出所者の再犯率はわずか1%だ。

    ・時には輝いた瞬間もある。もし、もう一度やり直せるなら、もっと輝いてみたい。本当のことを言うと、輝かしい瞬間以外は何もいらない。何年も先のことを考えて生きるのではなく、次から次へと輝かしい瞬間だけを生きよう。
    私は出かける時は、いつも体温計と湯たんぽとレインコートとパラシュートを持っていくような人間だ。もう一度やり直すとしたら、今度はもっと旅の荷物は減らそう。
    もし、もう一度人生をやり直せるとしたら、春にはもっと早くから素足になり、秋はもっと寒くなるまで素足のままでいよう。もっとたくさんダンスをしに行こう。もっとたくさんメリーゴーラウンドに乗ろう。もっとたくさんのヒナギクを摘もう。
    ―ナディーン・ステア(86歳)

  • 本田健さんが衝撃を受けたアンソニー・ロビンズの著書「AWAKEN THE GIANT WITHIN」(パート2〜4)を自ら翻訳したものです。

    印象深かったのは、自分の中の「価値観の対立」を放置しないです。これは幸せになれない理由でもあるので、優先すべき感情・状態を意識的に選択、あるいは転換させるのだそうです。つまり自分の価値観を変えると言うことです。

    価値観は個性でもあるので、素直に大切にすべきと思っていたので、この発想は驚きでした。そして本書を読み終え、完全に腑に落ち、自分の価値観の入替え表を作っちゃったくらいです。

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著者プロフィール

ベストセラー作家、起業家、コーチ。5000万人以上の人々に関わってきたカリスマコーチ。これまでアスリート、エンターテイナー、経営者、各国の大統領など、数多くの著名人をコーチングしてきた。

「2023年 『THE PATH 一生お金に困らない最短ロードマップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アンソニー・ロビンズの作品

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