自信 (知的生きかた文庫)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 228
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837971481

感想・レビュー・書評

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  • この本では自信を得たければそれまでの依存の人間関係を断ち切り、新しい人間関係をつくることだ、とあります。

    でも、それは容易なことじゃないです。
    以前そんな関係にいた私だからこれははっきり言えます。
    衝撃的なきっかけでも無い限り、よほど本人の変わりたい意思が強くない限り、それは無理です。

    私は数年前にある事がきっかけで、それまでの人間関係を全て自分から断ち切りました。
    今でも、あの事が無ければずっとあの中にいたのだろうと思います。

    依存の関係にいると、どこかおかしいと思う事があっても、居心地も良いのです。
    だから薄々やめた方がいいと分かっててもやめられない。
    まるで麻薬のようなものです。

    この本にこんな事が書かれてました。
    「他人から自分が行きたくないところに誘われたりした時、断ったら嫌われるだろうと恐れて、いやいや一緒に行く人がいる。この人は自分を誘ってくれた人に嫌われたくないために、自ら自分を嫌いになることを許してしまっているのである。」

    これは正に以前の私だと思いました。
    今でもまだその習性は残ってます。
    だって40年近く、行きたくなくても、したくなくても、人を失望させないために、嫌われないためにした方がいいという考え方だったから。

    結局そうやって嫌々相手に合わせても、その人から感謝されるでもなく、私もしんどい思いをするだけ。
    私は私のしたい事をしたらいいんだ。
    したくない事はしなくていいんだ。
    関係を切ってそう思えるようになりました。

    自分の人生を生きる。

    まずは小さい事からでも実行していって、自分を尊敬できるようにしようって思っています。
    そして、そんな風に思えるようになった事が幸せだと思ってます。

  • 母娘共依存症の原因となった理由が
    はっきりした本です。

  • 飽きて読まなかった。

  • 久し振りに読みました。改めて、行動を促してくれる本であり、思い込みをほぐしてくれる本だと思いました。

  • 色々自分の弱い部分に向き合わされる本だった。
    でも、確かにそう思える部分もあり、弱い部分を克服するにはいい機会になったと思う。

  • なぜ自信が持てないのか、また自信のなさを誤魔化すためにどんな行動をとってしまいがちか確認できる。理路整然分かりやすく、納得できる。うまくいけば、自分の弱さに立ち向かう力が沸いてくると思う。
    でも、今にも泣いてしまいそうなくらい落ち込んでいるなら、この本ではきつすぎるかも。
    先ずは少し柔らかい本でも読んで心を整え、休んでからがおすすめ。
    私の場合はこの本読めたときは比較的調子が良かった。

  • 読みながら「そう、そう!」と共感する箇所がいくつもあった!他の本も読んでみたい。

  • 僕の人生を変えた本。自分が好きになれない理由、人生が楽しくない理由がこの本のおかげで見つかった。(2012年10月6日)

  • 実際に読んだのはこの本ではない。
    加藤諦三氏の著は、高校生の頃の僕の青春バイブルであった。
    読み漁っていたのだけど、当時の著作名はすっかり忘れていて、氏の経歴からみると「若者の原点」というタイトルは覚えがある。
    当時40代であった氏の主張は10代の僕たちの心に刺さるものがあった。
    自分が青春論に傾倒していたことに懐かしさを感じるとともに、ふと今の著書を読んだらどう感じるだろうか そんなことを思った。

  • 「避けることからは、いかなる自信も生まれてこない…」。それは日頃から、私自身も気づいていたことだけに、やっぱりショックでした。さまざまなことに挑戦し、自分を試して自分限界を知りさえすれば、たとえ実際の自分がどうであれ、人は本物の「自信」を見つけることが出来るんです。ずっと自分が切望する「自信」を手に入れるには、やはり自分自身が行動しなきゃ駄目なんだと知りました。

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著者プロフィール

1938年、東京生まれ。東京大学教養学部教養学科を経て、同大学院社会学研究科を修了。元ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。現在、早稲田大学名誉教授。
主な著書に、『自分の心に気づく言葉』『心を安定させる言葉』(以上、PHPエディターズ・グループ)、『心の休ませ方』『自分のうけいれ方』『不安のしずめ方』『自分に気づく心理学』『やさしい人』『絶望から抜け出す心理学』(以上、PHP研究所)、『なぜ、あの人は自分のことしか考えられないのか』(三笠書房)、『心と体をすり減らさないためのストレス・マネジメント』(大和書房)などがある。

「2023年 『ブレない心のつくり方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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