- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837977094
感想・レビュー・書評
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本書の目的は、「あなたを成功へと導き、人生を好転させるための思考法の紹介」とあります
思考法、つまり考え方をかえれば、人生が変わるが本書のメッセージです。
気になったのは、以下です。
人生の収穫物
①稚拙な考え方からよい結果は生まれない
②人並みの考え方に進歩はない
③すぐれた考え方からは何らかの進歩がある
④卓越した考え方からは革新的な進歩がある
ジェームズ・アレン 「人はことを丸く収めようとすれば小さくまとまり、支配欲が大きければ大物になれる」
ソロモン王 「人は心を思い描いているとおりの人間になれる」
アインシュタイン 「いま直面している問題は、その問題が発生したときと同じレベルの発想では解決できない」
「考えるということは大変なことだ。だから考える人間はほとんどいない」
トルストイ 「誰しも世界を変えたいと思うが、自分を変えようと思う人はいない」
アンリ・ベルグソン 「行動力のある者のように考え、思考力のあるもののように行動する」
自己変革
①思考法を変えれば、信念も変わる
②信念がかわれば、成功の可能性を信じられる
③成功の可能性を信じられると、生きる姿勢も変わる
④生きる姿勢が変われば、行動も変わる
⑤行動が変われば、結果も変わる
⑥結果が変われば、人生も変わる
アイデア
頭に浮かんだアイデアが、初めからまとまった形になっていることはほとんどない
単なる思い付きを使えるアイデアに変えるには形を整えてやる必要がある
自問自答をくり返しながら、手を加えていく
一番よいのは、実際に紙に書いてみることだ
11の思考スキルを習慣として身につけることができれば成功する
大局的に考える習慣
集中的に考える習慣
創造的に考える習慣
現実的に考える習慣
戦略的に考える習慣
前向きに考える習慣
反省して考える習慣
「非・常識」に考える習慣
「アイデアを共有」して考える習慣
利他的に考える習慣
実利的に考える習慣
もくじ
はじめに 成功者が”普通の人”より抜きん出ているただ1つのこと
1 「考える習慣」を変えると、人生はここまで変わる
「自分を変える」のはそれほどむずかしくない
自分のレベルをもう一段上げる「考える習慣」
いい人生に不可欠な「正しい士」と「正しいネタ」
2 成功者の“秘密マニュアル”―11の「考える習慣」
大局的に考える習慣―「視野が広がる」と「推理力」も深まる
集中的に考える習慣―「選択と集中」こそ成功への最短ルート
創造的に考える習慣―頭を“アイデアの貯蔵庫”に変える方法
現実的に考える習慣―“不測の事態”にもあわてずに対応する
戦略的に考える習慣―人生を有利に運ぶための“戦略”の立て方
前向きに考える習慣―「できる!」と思う人に運がつく
反省して考える習慣―「一日の自省」は「一生の富」をもたらす
「非・常識」に考える習慣―「人と違うことをする」からチャンスも大きい
「アイデアを共有」して考える習慣―人の頭を上手に使う法
利他的に考える習慣―「人のために」が「自分のため」にも
実利的に考える習慣―着実に「実績」を上げる頭の使い方
訳者解説 あなたの「絶対成功したい」をかなえる11本の「考え方」の柱
ISBN:9784837977094
出版社:三笠書房
判型:文庫
ページ数:253ページ
定価:533円(本体)
発売日:2008年05月10日第1刷発行詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「すごい「考える力」!」2
著者 ジョン・C・マクスウェル
訳・解説 齋藤孝
出版 三笠書房
p80より引用
“まず、自分自身をよく理解し、自分のスキルや才能を最大限に
生かせること、つまり強みに焦点を絞ることだ。”
リーダーシップ論の権威である著者による、人生で成功するた
めに自分を変える考え方を記した一冊。
考える習慣についてからその具体的な方法まで、多くの成功し
た人の実例とともに書かれています。
上記の引用は、集中的に考える習慣について書かれた章の一文。
手始めの自分自身を知るということが、何よりも難しいような気
がします。
同じ方法を使っても、失敗した人はいるだろうと思いますが、
そういう話はこの手の本では大抵紹介されていないように思いま
す。どういう状況でどう行動したら失敗したという話が、これか
ら何かに挑戦する人にとってはより大切な話だと思うので、残念
な事だと思います。
まあ失敗談ばかり読んでいたら気が滅入るかも知れませんが。
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成功思考を身につければ必ず成功体験が生まれる。プラス思考からはプラスの結果しか生まれない!
ビジネスマンとして意識しなければならないことは、その他大勢からいかに抜け出すか。
そのために言われたことをただやるのではなく、目的を考えてプラスの付加価値を付ける!
大半は考えたつもりになっていることが多い。考えることは極めて難しいこと。
変化は有益なの
変化は個人的なもの
変化は可能なもの
人が頭で思いつけないこと、考えられないことは絶対に実行出来ない。
成功に必要な11の思考
①大局的に考える
物事を大局的に考えられる人は自分の考えていることが他人と違うこと、立場によって変わるこを理解している。
問題をあらゆる角度から検討するには自分の意見はさておき、相手が何に関心をもち、どういう利害関係があるのかを考える。
②集中的に考える
集中することで思考は強力な武器になり、アイディア、問題解決を生む。
目標に対して集中して行動することで、問題、課題がどこにあるのかそれを解決するためにはどうするかがひらめく。
集中的に物事を考えて実行するには優先順位を付ける必要がある。優先順位が高いものは自分の強みを伸ばすことである。何故なら、
弱みを補完することも大切だけれど、強みが成果を生み出すからだ。
③創造的に考える
社会で働くにあたって創造性は求められる。しかし、誰しもが創造的な訳ではなく、そのくんれんが必要。
そのためにはあらゆる角度のアイディアを積み重ねておく必要がある。
創造的であるには質問の力も必要。
なぜこのやり方でやらなければならないのか。
考えられる問題点、根本的な問題点はなにか。
何か別の方法はないか。
反対のものはないか。
なぜ重要なのか。
実行しなければどうなるか。
物分りのいい人間になるのではなく、言われたこともまず疑ってみることも大切。
自分の興味範囲を超えた本を読むのも一つ新しいパラダイムに触れ、アイディアが生まれる。
④現実的に考える
⑤戦略的に考える
戦略的に時間管理を行うとは成果を出す上で必要不可欠。
目標を定めその目標を達成するための最短の手段は何かを考えることは大切。戦略的に考えるとは、全体的な計画を立てること。
戦略的に考える第一歩は、問題を細かく役割別に分解すること。分解して小さくすれば、一つ一つは大したことがない。
⑥前向きに考える
成功の心理学の観点から人生の勝者は常に、私はできる、私はやるだろう、そして私はやるという視点で物事を考えている。
⑦反省して考える
反省の三つのポイント
今日は何を学んだか
何を分かち合うべきか
何をしなければならないか
大切なのは経験ではなく、経験から得る見識。見識を得るためには反省が必要。
⑧非常識に考える
常識の問題は、自分では何も考えなくていいことだ。
つまり、人は常識内、大衆的行動を取ることで自分では新しいことを考えなくなってきている。
常識からはありきたりな成果しか出すことが出来ない。常に他に選択肢はないか、もっとよくする方法はないかを考える?
成功を求めるなら、何が一般的に受け入れられるかを考えるのではなく何が最高かを考えるべき!
⑨アイディアを共有して考える
色んな考えをもった人とアイディアを共有することで、一級品のアイディアを構築できる。
①⓪利他的に考える
人生は学び、稼ぎ、返すの三つの段階で構成されている。
今自分のいる場所は学び、稼ぐところ。目的を持ってとことん学んで行こう。
①①実利的に考える
成功というような曖昧な目標を立てるのではなく、成功を定義して明確にする。
その後、どうして達成したいのか、どうしても達成したちことは何か考える。 -
成功者になるために絶対必要な思考法があり、その思考法を身につけるための物事の考え方をマニュアル化した本である。この本を読んで、共感した内容が多々あると同時に、自分の物事の考え方や捉え方の誤まりなど気付かされることがあった。例えば、
「創造的な人間は、何かをやるときも常に別のやり方を探し求めている。なぜなら、選択肢が多いほどチャンスをもたらすからである。」
僕は、自動車の設計の仕事をしているが、仕事を行う上で様々な問題が生じてくる。つくりこみの成立性、サービス性、デザイン性、コストなど、様々な条件を加味すると車として成立しない場合がある。そういった場合、自分の担当部品が成立するためにどうすればいいのかを考えてしまう傾向がある。担当部品の形状をが成立するようにするには、他の条件をどうすれば良いのか提案するが、実際自分の担当部品のことしか考えられていない。つまり、全体最適を考えていないのである。自分の担当部品が成立すればそれで良しという考え方になってしまっている。あまりにも選択肢に幅がなさすぎる。本来なら、自分の担当部品を成立させようとすれば、他の条件はどうなるのか、またもし他の条件を加味した場合、自分の担当部品にどのような影響を及ぼすのかを考える必要がある。色々な選択肢を増やすことで、より良い選択をする幅が広がることになる。従って、全体最適という観点からすると、自分の担当部品を成立させることが必ずしも良いことではないと理解できる。つまり、選択肢に幅を広げる必要があるといえる。
「人生の勝利者は、常に私はできる、私はやるだろう、そして私はやるという観点からものを考える。一方、敗者は暇さえあれば、すれば良かったのにしなかったことや、やりもしない
ことについて考えている」ということが本の内容の一説にありました。
僕は小さい頃から、何事にも消極的で、なにか新しいことにチャレンジすることを拒んでいました。その結果、人前で意見を言ったりすることに躊躇してしまうことがありました。つまり、自分の中では、自分から何か発言しようとか、自分が率先して何事も励んでいこうという姿勢では生きてこれませんでした。 -
ものの見方を根本から変えうる本。書かれているのは、こうあるべき、という見方で、具体的な方法は直接書かれていない。
ただ、書かれている思考法を常に自分で実践できているかどうか確認する事で望む成果は必ず手に入れられるんだろうと感じた。
常に見返したい本のひとつ。 -
参考になる所もあった。
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自分を“劇的に大きくする”11の「思考技術」
「頭がいい人」はムダな努力は一切しない!
という副題がつけられた本書を読んでみた。
副題にもなっている11の「思考技術」=11の「考える習慣」とは以下のものである。
1:大局的に考える習慣
-「視野が広がる」と「推理力」も深まる
2:集中的に考える習慣
-「選択と集中」こそ成功への最短ルート
3:創造的に考える習慣
-頭を“アイデアの貯蔵庫”に変える方法
4:現実的に考える習慣
-“不測の事態”にもあわてずに対応する
5:戦略的に考える習慣
-人生を有利に運ぶための“戦略”の立て方
6:前向きに考える習慣
-「できる!」と思う人に運がつく
7:反省して考える習慣
-「一日の自省」は「一生の富」をもたらす
8:「非・常識」に考える習慣
-「人と違うことをする」からチャンスも大きい
9:「アイデアを共有」して考える習慣
-“人の頭”を上手に使う法
10:利他的に考える習慣
-「人のために」が「自分のために」も!
11:実利的に考える習慣
-着実に「実績」を上げる頭の使い方!
全編通して共通に感じたことは、今よりも上を目指したければ、プラス思考で貪欲であれ。そして変化を恐れるな、ということである。 -
●「成功した人は、健康に暮らし、よく笑い、よく愛する。
真の女性から信頼され、教養ある男性から尊敬され、
子供たちから慕われる。
得意な分野で仕事を成し遂げ、当人が生まれたときよりも
住みやすい世界をつくり上げてからこの世を去る。
地球の美しさを賞賛し、それを表現することを忘れることがなく、
常に相手から最高の部分を引き出し、自分の最高のものを与える。
その人生は創造的刺激に満ち、その思い出は祝福である。」(P225)
●五つの価値を向上させる(P181) -
成功者が普通の人より抜きに出ているただ一つのこと
成功者になるために絶対必要な思考法がある
行動的で前向きな考え方の人ほど成功の可能性を広げるものはない
「考え方」そのものを変えれば良いのだ
蓄積がなければアイデアもなし
どれだけいいアイデアが浮かぶかは、それまでの「蓄積の質と量」によるのである
静かに考えられる場所を決め、思いついたことを忘れないように紙に書きとめる
「書くことを学ぶとは、考えることを学ぶことである。文書として書いてみるまで、自分の考えをはっきりとつかむことはできない」
大きな成果をあげるには一人の頭では少なすぎる、他人の頭もしっかり拝借する
大局的に考える人は、すでにある知識だけで満足することがない。常に知らない場所を訪れ、新刊本を読み、新しい知り合いを増やし、新しいスキルを学ぼうとする。そうすることで無関係に思われたことどうしのつながりを見出して行く。生涯を通じて学ぶ姿勢を崩さない。
大局的に考えられる人はあらゆる経験から学ぼうと努力することによって、視野を広げる。成功に慢心すること無く、成功から学ぶものもあるが、失敗から学ぶもののほうがより重要である。
「人の一歩先を行くには、次のアイデアを舞台の袖で待たせておけ」
自分の壁を突破するための一番簡単な方法は目新しいテーマの本を読むことだ
最悪の結果を予測して計画を立てれば、損失を最小限に抑えることができる
できないと思ったことはできない。しかし、できると信じればできる。そが、前向きに考える習慣の持つパワーなのだ。
反省して考える習慣
ポイントは3つ
今日は何を学んだか
何を分かち合うべきか
何をしなければならないか
毎年大晦日に一年の反省をすること
「成功する人」と「成功できない人」の差は、どこにあるのか。「思考法の差、考える習慣の違いにある」というのがこの本の主旨である
成功する人というのは、優先順位を決める力がはつきりしている。
ビジネスマンというのは、自分でプロジェクトを立てられる人間のこと。
サラリーマンはただ言われたことをこなしているだけの人のこと。