- Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
- / ISBN・EAN: 9784837977360
感想・レビュー・書評
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意外な話、驚くべき逸話、満載!これだけは知っておきたい将軍・大奥の1日、武士の1日、町人の1日。「江戸ものしり事典」付き。
(2008年)
— 目次 —
1章 将軍・大奥篇 江戸城中、天下人の素顔
2章 武家篇 太平の世に悪戦苦闘した武士の生きかた
3章 法と金篇 百万都市・江戸を動かした、この原動力
4章 町人篇 八百八町-生きた“時代風景"が見えてくる!
5章 男と女篇 時代は変われど、好奇心だけは…
歴史小説・時代劇が面白くなる、考証江戸ものしり事典詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思わず誰かに言いたくなる。「江戸」は、歴史雑学の宝庫。
時代考証の大家による雑学知識。
徳川将軍の生活、大奥、武士の生活、商人、庶民の生活から
吉原まで、幅広く取り上げている。
浅野内匠頭が吉良上野介を討ち漏らした原因は服装にあると
いう指摘は面白かった。(両者は官職が異なり、衣装が違っ
たため、狩衣の吉良に対し、浅野は長袴であったという)
ただし、疑問点もある。
町奉行の与力を二百石の旗本としているが、御家人ではなか
ったろうか。
御三家についても、島津と毛利を対象とした家康の遠謀深慮
とあるが、紀州家は、家康の死後、駿河より転封されており、
秀忠の意向ではなかろうか。徳川三代を経るなかで、御三家
というものが結果として確立されたとみるべきであろう。 -
葵の紋は四十一種類もあった?!
大奥の大掃除はどう行われていたのか?
大名の食生活はどんなものだった?
――時代劇で見るあんなセリフ、こんな場面は間違い。
江戸時代の生活やしきたりはこうなっていたのかとわかる一冊。
(2009/10/11 読了)