子どもが一週間で変わる親の「この一言」: 必ず、子どもが大きく伸びる言葉 (知的生きかた文庫)

著者 :
  • 三笠書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837979296

作品紹介・あらすじ

素直な子、心の強い子、考える力のある子の親はここが違う。

感想・レビュー・書評

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  • ①子どもが1週間で変わる親の「この一言」
    三笠書房 波多野ミキ

    〜第一章〜
    [お母さん目線の本]
    ・いつもの一言をちょっとだけ考えて、よりよい一言に変えるだけ。
    ・親のさりげない一言が、子どもを大きく伸びもすれば、ひねくれさせもする。
    ・子どもの話す力=親の聞き方で変わる。
    ・失敗した子には挑戦した気持ちを褒める
    ・お母さんが喜ぶ=子どもは嬉しい。
    ・プラトー(停滞状態)
    →次の飛躍の為に力を蓄えてる時期。
    ・できる事を伸ばす。
    ・できないことを嘆くのではなく、
    何ができるかを考えよう
    ・子どもが答えられるような形で、
    親が問いかける必要がある。
    「閉じた質問✖️」「開かれた質問○」
    ・相槌を入れながら聞いてあげる(聞き上手)
    ・「直接体験」の機会を増やす(遊び.手伝い)
    ・普段から「小さな事」を自分でさせる。
    ・どんな質問でも丁寧に答えてあげる。
    ・親が「伸びる」と思う→子どもは伸びる。


    ②子どもが1週間で変わる親の「この一言」
    三笠書房 波多野ミキ

    〜第二章〜
    ・子どものどんな話でもよく聞く。
    ・話してくれた勇気を褒める。
    ・「肯定的ストローク」認め、褒める。
    ・自己肯定感→立てた目標を達成させる。
    ・「やった」という感覚を体験させよう。
    ・2つの愛<A包み込む愛><B切り離す愛>
    →バランスよりも与える順序A→B
    ・友達の輪によって世の中を学ぶ。
    (比較し自分を知る、集団活動、思いやり、
    人間の多様性、ストレス発散など)
    ・子どものケンカに口出ししない。
    (※危険な場合を除く)
    ・子どもに「どうせ」を使わせないように。
    ・人はみな同じは間違った考え方。
    ・我が子を強い子に育てるには、少しずつ自分でできる事を増やしていくようにする。

    ③子どもが1週間で変わる親の「この一言」
    三笠書房 波多野ミキ

    〜第三章〜
    【反抗期は才能が芽生えるチャンス】
    ・親には反抗と映っても、子どもにとっては成長の為の大事なステップ。
    ↪︎A:子どもの自立的な反抗を喜ぶ気持ち
    B:いきなり怒らない
    C:子どもと一緒に考え判断、納得させる
    1.第一次反抗期:2〜4歳
    ・やりたがることはなるべくやらせる。
    ・根気よく見守る。
    ・褒めて満足感を与える→癇癪減る
    ・「していいこと」と「してはいけないこと」のけじめをつける。
    ・一度注意した事は最後まで貫く
    ・躾=罰を与える事ではなく、自分の感情や衝動の上手なコントロールを教える事。
    ・親の愛情を感じて自立心を育てていく。
    ・「⚪︎甘えさせる」「×甘やかす」は違う。
    ・心を欲している子に、心を与えないと、わがままな子になってしまう。
    ・自分で考え判断し行動する環境をつくる。
    ・子育てで1番必要なのは《忍耐》。
    ・「1人でできる目標」
    ☆片付け☆忘れ物☆留守番☆早寝早起き
    ※(2.第二次反抗期:小六〜中二)
    ・父親と母親がお互いの欠点を補い合って子どもに関わっていくのが望ましい。
    ・帰宅後妻の話をちゃんと聞いてるか否か。
    ・母子の関係で大切なのは「一緒にいる時間の長さ」ではなく「密度の濃い関係」
    (1日5分子どもと向き合い、耳を傾ける)
    ・疲れていたら適当に家事は手抜きでOK

    ④子どもが1週間で変わる親の「この一言」
    三笠書房 波多野ミキ

    〜第四章〜
    【この叱り方褒め方が子どものやる気をグングン引き出す】
    ・効果のある叱り方
    ↪︎×子どもの性格の欠点を責める
    ×子ども自身を否定
    ・ひどい事を言ってしまったと気が付いたら、すぐに子どもに謝る。
    〜叱る回数を減らす3つの方法〜
    1.叱りたくなった時、何の為に叱るのか考える。
    2.叱っても意味のない事、仕方のない事は叱らない。
    3.ものの見方をちょっと変える。
    ・「まだできないの」より「もうすぐできるわよ」
    ・子ども自身が持っている良いところを見つけ、認めて伸ばすように育てる。
    →今日から「1日3回褒めよう」
    ・「育児」は「育自」(自分を育てる)


    ⑤子どもが1週間で変わる親の「この一言」
    三笠書房 波多野ミキ

    〜第五章〜
    【「困った子」に育てない"魔法の言葉"】
    ・癇癪発生→「悔しかったのね」と共感。
    ・子どもが友達と遊んでる時は口を出さない
    ・あれもこれもひっきりなしに注意
    ↪︎全部真面目に聞いてたら疲れる
     ↪︎適当に聞き流すようになる。
      ↪︎注意するのを1日1つか2つにしてみる
    ・ゆっくりでも下手でもいいから、なるべく子どもにやらせる➖親は見守る。
    ・動作が早い事はいい事だは間違い。
    ↪︎早いも遅いも個性。
    ・幼児期〜小学校低学年に、親と子どもがどのような会話を多くしたかが、その後の人間関係に良くも悪くも影響を与える。
    ↪︎情緒的な会話を増やす。
    ・子どもを健全に育てるのは、親が恥をかかない為ではなく、子ども自身の幸せの為。
    <食生活>
    ・家族みんなで食卓を囲み、同じものをなるべく多くする工夫。
    ・食事は精神的発達の役割や文化的、社会的に意味のあるもので人間関係を育む。
    ・テレビを消して、会話をしながら食事。
    ・食事時の説教は禁物。食事は楽しく食べるもの。(叱ったり注意するのは終わってから)
    ・遊んでる子を追いかけて、口の中に食べ物を入れるのはNG。「もうごちそうさま?」と声をかけて片付け、次のご飯までは出さない強い意志をもつ→ダラダラ食べを直す。
    ・初めて食べるものは一度にいくつも出さず、一つずつ出す。
    ・子どもの「やりたくない」という気持ちに共感する。
    ・お手伝いを良くする子どもは精神的な発達が早く、大きくなってからも人間関係でつまづくことが少ない。
    〜お手伝いの効果〜
    1.積極性と自発性
    2.適応力と判断力(臨機応変の対応)
    3.生活する上での知恵
    4.料理の手伝いで好き嫌いがなくなる
    5.家族の絆を実感
    ・小さな我慢の体験が心を大きく成長させる
    (子どもに我慢を教えるには親も我慢が必要)

  • 職場の「読書のすすめ」

  • 全体に文章が論理的でなさすぎる。
    根拠(ソース)のない「○○と言われている」が多くて、しかもすぐに反例が思いつくケースばかり。
    純粋な体験談リストという形ならそれもありかもしれないが、「育児【論】」の体裁を取っている以上、いかがなものかと思う。

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著者プロフィール

社会福祉法人日本家庭福祉会理事長同カウンセラー、財団法人波多野ファミリースクール副理事長。1934年東京都生まれ。
早稲田大学文学部仏文専修、東洋大学文学部教育学科卒業。
「母親は子どもにとって最初の先生である」という立場からの子育て・しつけを提唱。
「親と子の悩みごと相談(無料電話相談)」を主宰。
若い親に向けて「上手なほめ方・叱り方」「反抗期の上手な過ごし方」「友だちづきあい」「ことばを豊かに」「感性を育む」などをテーマに講演を行っている。
また、(財)波多野ファミリースクールで、お母さんの子育て相談を行い、さらに「21世紀をになう子と親のサマースクール」を15年間にわたって主宰し、父親参加型の子育てを実践している。そうした活動とともに、東京家庭裁判所の家事調停委員を20年間務め、夫婦・親子・家族のあり方への支援も行ってきた。

「2008年 『男の子はなぜ言うことを聞かないの?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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