王様の速読術: 本は優秀な「家来」。だが、謁見時間は30分じゃ! (知的生きかた文庫 さ 31-4)

著者 :
  • 三笠書房
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本棚登録 : 198
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837981978

作品紹介・あらすじ

本の“召使い”になっていませんか――?

今日からあなたは、「本の国」の王様。
本はあなたに“優良な知識をもたらす家来”です。
本との面会時間(読書時間)や読み方は、あなたの都合に合わせればいい。
国を支配する王様のように、本をコントロールしながら読むから、
「王様の速読法」なのです!

目を速く動かす練習も、「特殊な技能」も必要ありません。

 *1冊を30分で読破する
 *試験に備える
 *1週間で専門家になる

など、目的別に速読術を使いこなすコツを紹介します。

感想・レビュー・書評

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  • 構成がとても上手
    簡単で読みやすい
    方法論は古来からあるものか 分かりやすかった

  • 得るものはあるが、読みにくい…。もっとコンパクトにまとめられるだろう内容にいろいろくっついていて。

  •  速読に関心があったので,私は本書をこれへの入門書と位置付けて読んでみたが,構成は物語風に綴られており,非常に読みやすく,内容も素直に理解することができた.
     本書で提示される「王様の速読術」は,到ってシンプルな方法でありながら,「なるほど」と思わせられる新鮮な方法であり,また,専門書の読み方や資格の勉強法を含む目的別の「王様の速読術」応用法など,他にも示唆に富む記述が多く含まれており,良い勉強になった.
     しかしながら,本書はどうも非常に幅広い読者層を想定しているようで,「速読術」を主題とした書物でありながら,なぜか読書の重要性であるとか,情報の活用法など,速読術以前の,まるで読書を習慣付けていない人向けの単なる「読書の勧め」のような問題にまでページの多くを割いているので,「1冊30分でしっかり理解」というような文句を見て,速読をひたすらな目的として本書を手に取った読者にとっては,非常にくどい内容となってしまっている.
     本書が有益な情報を幾分も含んだ良著であるのは間違いないが,読者層の設定に於いて,少し欲張り過ぎているのは,残念な点であるといえよう.

  • 書評はブログに書きました。
    https://dark-pla.net/?p=3582

  • ①プレビュー
    表紙、カバー、目次から全体構成を確認
    →ここで目的、キーワードを確定

    ②写真読み
    機械的にページをめくる
    受動的、能動的にキーワードがわかる

    ③スキミング読み
    2割を呼んで8割を得ること

    これを5分→5分→20分でまわす

    目的は知識の獲得
    時間を決めて読書する
    右脳と左脳をつなげるイメージ

  • 本の読み方を学ぶにはかなりいい本。この通り実践してはいないものの、必要な本を限られた時間で読む必要があるときなどはかなり役立つ

    王様の速読術

    - 50冊から10冊を選んで1週間以内にレポートを提出するには
    - 50冊を速読して10冊に絞る
    - 10冊を速読してさらに重要な2冊を選ぶ
    - 2冊を時間をかけて読み、残り8冊は関連がある部分を読む
    - レポートを書きながらさらに10冊を読む
    - 速読に3日、レポートに3日、バッファで1日
    - 速読は飛ばし読みとは違う。読み手に都合の良いところだけを抽出するのではなく全体を戦略的に読むこと
    - スキミング:必要な情報を探す、発見したらじっくり読む
    - 専門書を読むときは読む行為と学ぶ行為を切り分ける
    - 速読で重要なところをチェックし、チェックしたところを何度も読む、理解・自分の言葉へ置き換え・暗記を行う
    - トピックセンテンス読み:各パラグラフの1文目のみを読む
    - 見出し、リード(1段落目)、ビルボード(2段落目)、キッカー(最終段落)が重要
    - 知識を形にする
    - 箇条書きにする
    - 報告書を作る
    - ノートに書く
    - データベースに入力する
    - 図解する
    - 音声を記録する
    - イラストで表現する
    - カラフルな色でメリハリをつける
    - 自分の目的、生きる方向を意識しながら読書すること
    - パラグラフ:一つのパラグラフに一つのメインアイデアがある

  • もういいかな。

  • 速読のスキルも学べますが、中心はなんのために読書をするのか、という読書術の本です。王様(読者)が家来(本)の選び方と使い方を伝授してくれます。結局は速読をするには大量の本を読むという経験を積むしかないと思います。この本では速読する前に必要なピラミッドの土台となる部分を教えてくれます。この本に記載されている速読スキルでは推理小説や物語が伴う小説には向いておりません。

  • 結論「ほとんど得るものなし」。

    タイトルは「速読」となっているが、どちらかというと「読書術」という方がしっくりくる。
    本にも書かれているが、巷で言われる「視点のスムーズな動かし方」「視野拡大法」などは全く出てこない。

    この本に書かれている「読書法」は
    1 まずよく目次や前書きカバーなどをよく読んで、どんなかことが書かれた本かをできるだけインプットする。
    2 1ページ1秒ペースでめくって見る。
    3 スキミング法で全体を読んで、重要な2割を読み取りそこからほかの8割も取得する(いわゆる2:8の法則)
    というもので、私にとっては少なくとも何ら目新しいものはなかった。

    ブックオフで即換金。

  • 具体的で効果のある方法が書かれている。軽く一読するだけでもためになる

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著者プロフィール

斉藤英治(さいとう・えいじ)

医学博士。1940年、山形市生まれ。東北大学卒業。武田薬品工業にてビタミンと脳科学の研究開発を経て、現在、健康英知研究所所長。日本綜合医学会常任理事、日本健康科学学会理事をそれぞれ長年務める。
心とからだの健康向上と脳科学、脳力開発の研究をライフワークとし、心を豊かにする読書法や能率学を研究、教育にも力を入れている。
そのメソッドは、富士フイルム、NEC、JR東日本など、多くの企業研修にも採用され、人気研修となっている。
著書に、『世界一上達が速い「英語耳」勉強法』(三笠書房刊)など多数がある。

「2021年 『世界一わかりやすい「速読」の教科書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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