仕事ができる人の「情報センス」: 「考える・深める・分かち合う」方法 (知的生きかた文庫 ふ 28-5)

著者 :
  • 三笠書房
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784837983675

作品紹介・あらすじ

この情報過多の時代で、
いかに価値のある情報を手に入れ、
どうそれを役立てるか――。

◎もっと「情報源」を絞れ、「選択肢」を減らせ
◎仕事ができる人は、情報を「川上でとらえる」
◎いま求められるのは「整理力」ではなく「検索力」
◎情報のアンテナを磨きたいなら書店に行け
◎「仮説」を立てるのがなぜ重要なのか
◎ネットニュースに“脊髄反射”してはいけない
◎人から「ここだけの話……」をどう引き出すか
◎意見が対立している情報にビジネスチャンスがある
◎世の中に一石を投じる発信ができるか
◎「失敗」は最高の情報源である

現代のビジネスパーソン必読の実践的「情報活用術」

感想・レビュー・書評

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  • P188
    定義 どういう〇〇ですか?
    トレッド 最近〇〇ですか?
    スタンス 〇〇をどう考えてますか?

  • 選択肢が多いと選べなくなる=決定回避の法則

    注目していることがあると、それに気づきやすい=カラーバス効果

    書店は世の中のトレンドが見える

    書く、という前提で本を読む

    リベラルアーツ=教養=自由7科=文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽の7つ=奴隷ではないために必要な教養、だから自由7科と呼ばれる

  • 印象に残ったこと
    ・情報が溢れている今、情報をインプットするだけでは意味がない。常にアウトプットを意識して情報を入れる。
    ・ちゃんと考える(他に何もしない)時間を作ると思考が整理される?
    ・書評を書く前提で本を読むと情報の広い方が効果的になる。
    ・インタビューの際の3つの質問(例、週末起業)は自分も実践して見たい。本質を端的に質問するためにいいキーワードだと思う。
    1、定義「あなたにとって週末起業の定義は?」
    2、トレンド「最近の週末起業はどんな傾向が見られますか?」
    3、スタンス「週末起業を考えている人とどんな関わり方をしていますか?」

  • 藤井孝一氏の著作は何冊目かになる。
    いずれもアウトプットの重要性が書かれている。
    本書もしかりだが、情報の取り方、活用法も紹介されている。インプットした情報をどう生かすか、起業を考えている人にはヒントが多いかもしれない。

  • 平易な文章で読みやすかったです。

    【勉強になった言葉】
    p.31 仮説を立てても、むしろそれが間違っていると証明するような情報を拾うべきでしょう。それが見つからなかったとき、初めて仮説が正しかったといえるのです。
    → 自分の立てた仮説のあえて反論を探すのは気後れするよね。なので意識して実践する必要がありそう。

    p.187 何を聞けばいいのかわからないときは、「定義」「トレンド」「スタンス」の3つのフレームワークに当てはめてみましょう。
    → 質問に困ったときは「○○とはどういうものですか?」「最近の傾向は○○ですか?」「○○について、どう考えていますか?」と聞いてみる。

    p.119 「書評」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、アマゾンのレビューに書き込むくらいなら、誰にでもできます。これも立派な書評です。
    → アマゾンはあまり好きではないので、ブクログに書くことを習慣化してみる。

    p.219 毎食後の一時間は考える時間にしています。1日に3回時間を取ることで習慣化を促す。
    → 新しいことを習慣化するには、今やっている習慣にプラスして細かくやることが大事!!

    【初めて知った単語】
    p.40 「メルクマール(指標)」
    → ドイツ語で指標や判断基準の意。

    p.204 「リベラルアーツ」を極める。
    → 一般に教養と呼ばれるものの意。

  • 玉石混淆の情報が氾濫している現在、情報を集めることよりも、活用を前提として使える情報にアクセスできればよい。
    ブックマークよりも検索だし、正確性やバイアスなどを意識して情報の幅を広げることなどを再確認した。
    他からの引用も多く、寄せ集め的な印象で、目からウロコのような情報はなかった。
    16-33

  • センスと言うより、少しでも効果的に行動するために、そして、習慣化するためのアドバイスが書かれた本。そうだよなぁ〜。と思えるところから実践しないと。

  • かつて「週末起業」というベストセラーを出された、藤井孝一氏の最新本です。藤井氏とは、彼が独立する以前のベストセラーを出す前に、ある会合でお話したこともあり、個人的には思い入れのある著者の一人です。

    この本では、恐らく独立していない人を対象として、今後のビジネス社会を生き抜くうえで、どのような力が求められているかを解説しています。

    ポイントは、情報源を絞ること、それをするために、予め自分の興味を持っている「キーワード」を整理しておくこと、更には、読書を戦略的にする(同じ内容の違った著者の本を10冊読む)、読書後には何らかの形でアウトプットしておくこと、他人の力を利用できるシステム(バーチャル自分)を構築することでした。

    以下は気になったポイントです。

    ・情報とは、自分の頭で考え、解釈して初めて役に立つ(p18)

    ・ジョブズは、家族のコミュニケーションを大事にしよう、自分の頭で身につけてほしい、といった人生哲学があったので、IT機器を子供にあまり使わせなかった(p22)

    ・仮説思考とは、目標達成や問題解決のために、限られた情報から仮説を立て、その仮説を実行・検証・修正することで、効率的に最適解を導き出す思考法である(p27)

    ・行動を起こすのは、抜けている情報のピースを見つけるための一つの手段(p36)

    ・さまざまな分野における、正確で価値のある情報を集めて発信している人を見つけるのが良い(p40)

    ・キーワードの組み合わせによる「検索力」を身につけることが効率的、これは整理術(不要なモノを捨てた上で、整理すること)を身につけるよりも良い(p55、60)

    ・情報は、分野軸で管理・整理するのではなく、古くなったものから捨てていくという「時間軸」で行う、これには決断力、判断力が求められる(p62)

    ・捨てられる人は「使うか使わないか」で判断し、捨てられない人は「使えるか使かえないか」で判断する(p63)

    ・ネタだしマトリックスは、商品軸(モノ、技・スキル、知識・考え・情報、ネットワーク)、顧客軸(マニア、主婦、ビジネスマン、起業家)、がある(p69)

    ・意外性をみつけるための方法として、「xxxなのにxx」の、xxに言葉を当てはめる。例:女子高生なのに社長(p70)
    ・今も昔も、無料という入口ほど怖いものは無い(p84)

    ・本の内容を誰かに「話す」ことをも、「書く」ことと同様に本を自分の血肉とするための訓練である(p94)

    ・ある分野の10冊の本を選ぶ場合、主張の両極端な本を選ぶこと(p98)

    ・書評を書くという前提で本を読むとアンテナが敏感になり、情報の拾い方も変わってくる(p121)

    ・アンテナを持つとは、自分にとって必要なキーワードをいくつ持てるかである(p124)

    ・メルマガを書くときに心掛けるのは、1)毎回同じような文字数、2)読みやすさを考えてフォーマット統一(内容を3点程度で要約、そして感想)(p137)

    ・人から情報を得る4つのメリット、1)オープンされていない情報を得られる、2)具体的な情報、3)耳学問可能、4)ノンバーバル情報を得られる(p149)

    ・社内や社外の「この分野は、この人」という頼れる人とつながりを保つと良い(p152)

    ・情報を共有するとき、大事なのは「自分がそれに対してどう思ったのか」という自分なりの意見を加えること(p166)

    ・相手に会って何を聞けばわからない時は、1)定義、2)トレンド、3)スタンスを聞く、仕組みができた結果、どのような効果を期待しているか、どのような変化を期待しているか(p189まで)

    ・リベラルアーツとは、文法学・修辞学・論理学・算術・幾何・天文学・音楽の7つが「自由七科」と呼ばれ、学ぶべき教養とされた。この七つは、人間が奴隷でない自立した存在であるために必要とされる学問であった(p206)

    2015年11月8日作成

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