blue (MAG COMICS)

著者 :
  • マガジンハウス (1997年4月1日発売)
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感想 : 136
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838708963

感想・レビュー・書評

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  • “同性愛”だからこそ切ないのか、それとも異性愛であってもこのマンガは切ないのか。
    そういうレベルの問いかけは無意味なのか。暴かれた心の底のことばに、いつも締め付けられてしまう。

  • 魚喃キリコの作品で一番好きです。
    女性・・・いや、少女って美しいしね。
    いつ壊れるか、なくなるか、わからないものに魅かれるのです

  • 好きです。
    映画化。まだ観てないけど、録画済。

  • どんなに時間が経ってもマイベストではなかろうか
    そんな女の子マンガ

    ふわふわでも、甘くもない

    恋愛だったり友情だったりするけれど
    色々な出来事も事件もあるけど

    朝がきて夜が来るように、事件さえも日常の一部なんだと思えてしまう。
    残酷な狭い女の子の世界・思い・わがまま

    でも、キラキラしてる。

    凄く潔かったり、怠惰だったりする
    あ〜女子高生ってこうだな。

    と、センチメンタルになる。
    山田詠美の女子高生ほど匂いがしない。でも、見えてるものが一緒な感じ。
    きっと、私が生きたかった女子高生の姿。

    傷ついてもこんな風でいたかったな・・。

  • 引き算の美な絵柄のおかげで、
    映画一本分くらい詰まったストーリーを
    ひとつのつまずきも、ストレスも無く読めた。
    表情の切り取り方がどれを取っても繊細で、
    まさに映画を観てるような気持ちにさせられる。
    積み上げてきたものが
    ラストで切なく終わってしまう
    前向きなバッドエンドも好みでした。

    ありがとうございました。

  • とてもよかった。
    忘れてしまうのが嫌だというその想い、この瞬間がそのままであればいいという想い、
    全体を通して みずみずしいその感情がしたたったいた。

  • 20ページの「ねぇ遠藤」という呼び掛けがとても好きだ。

  • 映画を観て、原作を読みたい読まなきゃってすごい衝動を感じてずっと探していた。

    たまらなく好きだ。

    どうしようもなく胸がしめつけられる、あの青さ。あこがれや嫉妬やせつなさの中でみんなみんなせいいっぱいで、大人になったら忘れてしまうそういったすべての「blue」。
    中野が髪を切ったのは、大人になりたくないというささやかな反抗だったのかな。たばこを吸って、恋をして、大人にあこがれながらもこのままでいたいという気持ち。きっと誰もが抱いていた可愛い気持ち。そんな可愛い気持ちもいつかは忘れてしまうんだ、思いだして恥ずかしくなったりもするんだろ。でもそれはたしかにあったんだ。忘れたとしても、ちゃんとそこにあったんだ。
    あの時の、可愛かった頃の私。

  • 理屈よりも気持ちがはるかに上回って、世界がそれ一点になって、どうしようもない。
    忘れるはずがなくて、忘れたくなくて、忘れようとして、忘れそうになって、忘れていく。
    でも残る記憶は、濁りのないブルー。

  •  女の子が女の子に惹かれる…ことは意外とあることだと思います。実際、私も中学生の頃はカッコイイ男の子と喋ったりするより、可愛い女の子とおしゃべりする方がすきでした。笑 思春期の女の子の繊細な・純粋な気持ちが痛いほど伝わってきました。
     描き込まれすぎていない、余白の多い絵もとても美しいです。

     ところで、この作品、映画にもなったらしい。(知らなかった…!)しかも、小西真奈美さんらしいので見なくては。

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著者プロフィール

1993年『HOLE』(月刊漫画『ガロ』)でデビュー。主に『COMICアレ!』『DAISUKI』『CUTiE comic』『FEEL YOUNG』などで執筆、代表作に『blue』『南瓜とマヨネーズ』『strawberry shortcakes』がある。いずれも映画化され、話題を呼んだ。2007年に出版した『キャンディーの色は赤。』を最後に漫画作品の単行本は出版していない。

「2020年 『魚喃キリコ 未収録作品集 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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