追憶の夜

  • マガジンハウス
3.50
  • (2)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 21
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (415ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838714377

作品紹介・あらすじ

23年前に起きた残虐な「児童誘拐殺人」-過去の闇の中から七歳の少年の悲鳴が聞こえる。愛と悲劇、罪と血にまみれた冥界を、人の死に行く道を探偵はさまよう。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 「がきデカ」で有名だが、僕には「光る風」の方が衝撃だった。次に名前は忘れたがゴキブリを主人公にした作品があった。そんな、漫画家が作家に転身しているとは知らなかった。ギャグを描き続けることはすごく難しかったのだろう。

  • 「光る風」は当時、衝撃だった。「喜劇新思想体系」は気色悪かった。「がきデカ」は下品さに呆れた。それでも反社会的漫画家、山上たつひこが小説家としてどうかとなると・・悪くないけど普通じゃん・・加害者家族、被害者家族の問題を掘り下げるのかと思えば、事件を裏返す事によりぼやけてしまう。ミステリー作品になるんだろうけど、人物設定が矛盾か無意味に変わって後味が悪い。引き込む力はあるんだけど、方向を間違えた感じ。

  • 主人公は服を着ていて、
    「アフリカ象が好き!」とか
    「八丈島のキョン!」とか言いません。
    暗く悲しい感じの話でした。
    「死刑!」も言いません。

  • なんというか…重たかった…。

    とても「がきデカ」を描いたのと同じ作者の話とは思えなかった…。

    約6時間で400P一気読み…。

  • ハードボイルドミステリ

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

山上たつひこ
一九四七年徳島県生まれ。出版社勤務を経て漫画家に。代表作は、『がきデカ』『光る風』『喜劇新思想大系』など多数。特に『がきデカ』は社会的にも大ブームとなり、掲載誌の「少年チャンピオン」を少年誌初の二百万部に押し上げた。一九九〇年、マンガの筆をおき、本名の〈山上龍彦〉として、『兄弟!尻が重い』『蝉花』『春に縮む』などを発表。 二〇〇三年より、再び〈山上たつひこ〉として、小説『追憶の夜』(のちに『火床より出でて』と改題)を発表し、漫画「中春こまわり君」を描く。最新刊は『枕の千両』(小説。小社刊)。原作を担当した『羊の木』(いがらしみきお画)で、二〇一五年文化庁メディア芸術祭優秀賞受賞。

「2017年 『大阪弁の犬』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山上たつひこの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×