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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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「文学を通せば、何年も前に生きてた人と同じものを見れるんだ。見ず知らずの女の人に恋することだってできる。自分の中のものを切り出してくることだってできる。とにかくそこにいながらにして、たいていのことができてしまう。のび太はタイムマシーンに乗って時代を超えて、どこでもドアで世界を回る。マゼランは船で、ライト兄弟は飛行機で新しい世界に飛んでいく。僕は本を開いてそれをする」
― 159ページ -
神様のいる場所はきっとたくさんある。私を救ってくれるものもちゃんとそこにある。
― 165ページ -
「この作文用紙には、川端康成と山本周五郎について書いてあるんだけど、そんなこと聞きたくないだろう?」
― 159ページ
みんなの感想・レビュー・書評
瀬尾さんは重いお話でもさらりと書くのが上手いですね。
後輩を自殺に追いやってしまった(かもしれない)過去とか、
それ以来清く正しくいられず腐抜けてしまった自分とか、
不倫とか、
読んでて結構辛いんだけど、最後にきちんと救いの方向を示して終わってくれるのが良いです。
清く正しいことがいつも必ず正しいわけじゃない。
けど、「山本さんのお墓に毎月お花を供える」彼女の清く正しいところが、最後にきちんと報われてるのがすごく素敵だな、と思った。
今までの自分も全部がダメ!って言わないのがもうね、素晴らしいよ。
事態は劇的には変わらないけど、前向きな気持ちで本を読み終えられる瀬尾さんの作品。
やっぱり好きだなあ、って思いました。
バレーボールに打ち込んでいた主人公の清は、心の傷を負ってなりゆきで高校の講師となり、思いがけず文芸部の顧問になる。文学などたいくつなだけ、と思っていた清だが、唯一人の部員、垣内君と淡々と部活動を続けるうちに、少しずつ変わっていく。
特に大きな事件が起きるわけでもなく、さらりと読める。清は、おそらく本当に愛してくれている、でも家庭は大事にしている不倫相手とも、別れを決意する。けっこうつらいはずなのに、あまりドロドロしたものを感じさせない。でもって読後感はさわやか。
これは深いところで傷ついてしまった心の再生の物語ですね。
垣内君が発表した「僕は本を開いて新しい世界に飛んでいく」の言葉に深く共感。
また本を読みたくなる本です。
途中まで読もうと思っても、やめられず最後まで一気読み。
やる気まんまんの教師ではないところと、冷静な垣内君のバランスがいい。
実際の瀬尾まいこ先生がどんな風に生徒達とむきあっているのかも、気になります。
初めて読む瀬尾さんの物語。
ほのぼのした、でも伝わるものがあった。
また違う作品を読んでみたい。
瀬尾さんの文章って読みやすくて好き。
そして心にすーっと入ってくるところにいつもやられる(笑)
瀬尾ファンになりそうです。
読み終わった後に気持ちが和むような内容。ラストシーンに高校の近くの海が静かに、そして大きな情景が思い浮かぶ。
図書館で過ごした一年。様々な言葉と出会いながら、心のわだかまりを解いていく。
現状の自分に満足がいかないなら、自分で越えていくしかない。
垣内くんがすごく素敵な小説。
私も主人公のように、今時こんな子いないだろうと思ってしまうのだけれど、その空気感がよかった。
瀬尾まいこさんはなんでもない会話とか情景描写がとってもうまいなぁ。すーっと入ってくる。
また読み返したくなるかな。
図書館で、たまたま「本日返却された書籍」のコーナーを見ていたら、そういえば誰かの本棚かレビューでこの作家「瀬尾まいこ」という名前があったなあと思い、軽く手に取り、借りてみた一冊。 まさに「図書館の神様」が教えてくれたような一冊だった。 清。私の名前だ。 で始まるこの物語。 さすが「坊ちゃん文学賞」大賞受賞者。 吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたかとんと見当がつかぬ。 と... 続きを読む »
部活のメンバーを、自分の発言により自殺に追い込んだ…という内容で始まる物語のため、
『これ、読んで平気かなぁ…』
と思ったが、大丈夫だった。
深いトラウマから最後はきちんと救われてたし、安心した。
"文芸部"というのが、いかにも地味だけど、
私は今なら、進んで文芸部に入部したい。
(今も"図書部"だけど…)
やっぱり、瀬尾さんの表現はキレイ。
p59濃くいれた緑茶に氷が溶けてとてもきれいな緑になる。こんな美しい色の飲み物、他にないと思う。
一気読みしました。
やはりホンワカ和やかに気分になる物語だった。図書館の神様は垣内君って事なのかな?
ほんの一瞬だけど川端康成や漱石を読んでみようかなーと思ったりもした。結構文学ネタが出てくるので。
投げやりな感じになっていた清だったけど、毎日は着実に進んでいるんだなと思った。垣内くんの大人っぽいキャラが好き。文章の一文一文に納得することが多かった。
図書館でタイトルに惹かれて。読んでよかった。ほのぼの、そしてじわじわと心に沁みるお話でした。読後も涙腺が緩むなんて。
主人公、清。学生時代バレーボールに打ち込んだが、あることがあってバレーから遠ざかる。清く正しい人間であることに自信を持っていたが、それもくずれさる。海の見える高校の講師になり、文芸部の顧問となったが、部員は垣内という男子生徒一名。そんな部活、廃部にすればいいのに。
垣内くんがいい味出してる。高校生のくせに大人びていて、先生の方が子どもみたいだ。清の弟にも救われる。底抜けに優しい。さりげなく優しい。
先生っていう職業に今触れる機会が多いからか、いるいるこんな先生!って思って楽しい。
私の中のイメージ。漫画だけど、河内遙さんの『真空片戀パック』にがっちりハマった。
タイトルから勝手にイメージしてた内容とは違った話でした。
主人公は学生時代の部活動で後輩を傷つけてしまい
重い過去を背負って大人になる。
教師として赴任した学校で、文芸部の顧問になる。
そこの部員の垣内君とのほのぼのした話。
ほのぼのしているけれど
いろんなことに気が付いて成長していく。
結構弟のポジションがポイントだと思います。
『天国はまだ遠く』を読んで面白かったのと、大好きな図書館、日本文学が登場する作品というのに惹かれて手に取った作品。垣内君の淡々としているけど真っ直ぐな感じが好き。
癒される。
主人公は、いつもの私ならあんまり好きじゃない生き方をしてるのに
文章を読んでいると責めたり批判する気持ちじゃなくなる
心が落ち着いて優しくなれる作品。
こういうことに私もありえるかも。
応援したい!!
とふと思った作品です。
図書館が好きだからという簡単な理由で選んだ本でした。
が、私の好みに合って、ほのぼのしていて優しい本でした。

元々バレー一途でずっとバレー一筋だった融通の利かない主人公が、高校自体の最後の試合に先生の配慮で試合に出て、結果惨敗することになった同級生を責め立て、後にその同級生は自殺をしてしまう。
自殺したのは...





