一千一秒の日々

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 180
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838715923

感想・レビュー・書評

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  • 一千一秒ってね、
    たった十六分ぐらいのこと。

    一生心に残る瞬間とかシーンとかそうゆうのは
    たった十六分ぐらいのことなんじゃないかって
    思えました。

    人を傷付けることが正しいなんて思えないけど、
    人を傷付けないことだけが正しいとも思えない。
    なんて思いました。

  • 大学生の男女の恋愛短編集。可愛らしくて、とてもよかった。
    主人公は変わるけども、登場人物は繋がっていて、主人公の時の印象と脇役の時の印象が、絶妙に違うところが良い。
    特に針谷くんの話が良い。加納くんの優しさもとっても良い。
    ただ、なんで最後の短編をいれてしまったんでしょう…。話自体、嫌いじゃないけど、せっかくまとまりがある短編なのに、それが残念でした。

  • 「風光る」
    せつなッ!!!
    でも、風光る朝っていう情景に救われる。後半押し寄せてくる切なさが、切ないだけでは終わらない感じはいい。

  • 個人的に、青い空、緑のフェンスが好き。
    微妙な関係だけど、それが心地よかったり
    ほっこりしたくて、何回も読みたくなる、そんな作品

  • 連作短編集。さまざまな恋愛模様。
    作者があとがきにて、生真面目だったり、融通がきかなかったりと不器用なひとを描いているとのこと。
    どぎつい恋愛模様ではなく、都会的、今風な、すれ違いという、まあなにげなく、その辺にあるかんしで表現されていた。
    さっくりと読めた。

  • ぼんやりと流れるような作風。まったりと恋愛について語られている。登場人物ひとりひとりがちょっとした曲者かなって思う。最後の物語の意味合いがよく掴めず残念。

  • 島本理生さんの作風が好きですね。
    ナラタージュを読んで、この作品も読んでみました。
    ゆっくりゆったり流れるようなリズム感、たくさんの主人公、それぞれの想い、どの人物にも共感できる物語でした。

  • 連作集。
    少しずつつながりのある人たちの話。
    皆それぞれよかった。

    七月の通り雨。
    瑛子にはこんな押しの強くて素直な人が合ってるだろうな。
    そしてなんだかんだで、こんな人が現れるのを待っていたのだろうね。

    青い夜、緑のフェンス
    自分に自信がなくても、君の良さはきっと誰かに伝わっている、そんな気持ちにさせてくれる。

    特にこの二つがお気に入り。

  • ◼最初の話、読んだことあったっけな?と思ったけど読んでなくて。こう、登場人物が繋がった恋愛話リレーな感じって結構あるよね。
    でも島本理生っぽい透明感のある、不安定な感じで生きてるひとたちの話が詰まってたかな。

  • 透明感のある文章と雰囲気。

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著者プロフィール

1983年東京都生まれ。2001年「シルエット」で第44回群像新人文学賞優秀作を受賞。03年『リトル・バイ・リトル』で第25回野間文芸新人賞を受賞。15年『Red』で第21回島清恋愛文学賞を受賞。18年『ファーストラヴ』で第159回直木賞を受賞。その他の著書に『ナラタージュ』『アンダスタンド・メイビー』『七緒のために』『よだかの片想い』『2020年の恋人たち』『星のように離れて雨のように散った』など多数。

「2022年 『夜はおしまい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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