おおきなかぶ、むずかしいアボカド 村上ラヂオ2

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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838722501

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹さん、小説ではいつも不発感が拭えなかった作家さんだったが、エッセイはすんなり入ってきた。
    脱力感のある文体に好感が持てる。
    小説を書くのにいつもタイトルから決めて枠にハメて書いていくというくだりが印象的だった。

  • ずーーーっと読み続けている村上春樹さんのエッセイ。
    10代から読んでるから、かなり影響受けてる気がする。
    村上ラヂオは、大橋歩さんのイラストが
    ゆるいけれどお洒落なイメージでまたいい感じ。
    一気に読み進めるのがもったいなくて
    1日1つペースでゆっくりと楽しみました。
    エッセイも小説も、やっぱり好きだ。

  • アンアン連載のエッセイ、村上春樹氏にしては、凄く読みやすく、又 「今週の村上」と、エッセイの最後に、書かれたコメントが、又、楽しく、読めるのが、とても、新鮮で、面白かった。
    52編。野菜、料理、本、レコード、海外での話、などなど、、、、村上氏の頭の中の引き出しは、沢山あるのだろうな~と思う。

  • およそ10年を経て再開された「村上ラジオ」。『1Q84』を書き終えて、久しぶりにエッセイでもと書き始められたらしい。やはり小説を書くという行為は相当な集中力と持続力とが要求されるのだろう。エッセイは手を抜いてというわけでもないのだろうが、やはり書く方にとっても読む方も小説とは向い方が違うようだ。このエッセイを例えば宮木冬彦の名前で書店に並べたとしたらどうだろう。たまたま買った人には、やはり村上春樹であることがわかるだろう。つまり、このエッセイにも、まぎれもなく村上春樹様式が貫流しているということなのだ。

  • 初めて村上春樹さんの本を読んだ。小説がどうとかエッセイがどうとか、まだあまり分からないけど、赤裸々で素直な文章だな、と感じた。一気に読めて、笑いも出るし、目が止まって考えさせられるし、いい。「ちょうどいい」がいい。

  • 本人嬉しくないだろうけれど村上春樹はエッセイが面白い。2010年頃?

  • たしかにアボカドの選び方は難しい。

  • 村上ラヂオの第二弾。
    前回と同じく「anan」に1年間掲載されたエッセイをまとめて本にしたものです。
    掲載期間は2010年~2011年と比較的最近。
    だけど、話題としては最近のものに限ったものでないので、前作から変わらず淡々と続く作者の日常を感じるエッセイでした。
    でもやっぱり全般に漂うのは国際的でオシャレな雰囲気。
    ホノルルで「ハンバーガーが食べたいので1ドルくれませんか?」とホームレスの人に求められた話とか。
    ローマで運転するのは難しいという話とか。
    「ジューン・ムーン・ソング」の話とか。
    初めて聞くような言葉がホイホイ出てくる。

    前作とちょこっと違うのはエッセイの後に作者のひと言として、「今週の村上」なるものが載っていること。
    それも本文と関係があったり、なかったり・・・。
    例えば、「エッセイはむずかしい」というエッセイの後の「今週の村上」は『千葉県で「グッド・ラック」という名前のラブ・ホテルを見かけました。がんばって下さい』
    そんな感じで、相変らずゆる~くオシャレなエッセイです。

  • 文章がうまい。内容が均質である。さくっと読める。おもしろくて、悔しい。

  • ゆるさが楽しい。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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