- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838724468
感想・レビュー・書評
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読めば必ず世界に飛び出したいと思うでしょう。そういう意味では取り扱い要注意が必要である。
今巷には「日本はもう危険だから海外に飛び出せ」という主張の書籍は多いが、この本がそれらの本と一線を画している部分は、まず著者がアメリカの国家戦略を起案する超名門シンクタンクに勤めている方であり、それ以前も海外を舞台に戦っていらっしゃる方で説得力があること、また、実際に海外で活躍されている方の事例が豊富なこと、そして居ても立ってもいられなくなった方向けに、具体的な海外進出方法(主に進学と進出前の準備)について延べられている点にある。
氏がおっしゃっているように、飛び出す前に①コミュニケーションツールの英語を徹底的に鍛えること、②日本で実績を残すことにまずは取り組む必要がある。
私もこれから2年間海外に行くので、この2つを出発までに高め、最高のパフォーマンスを発揮して帰国したい。
「君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」
答えはもちろんNoである。
☆印象に残った言葉
・空気を読むキャラで日本人は無敵キャラになれる。ただし、日本人は空気を読むだけ読んでそれを利用しないことが多い。
・逆張りを意識する
・「インドである母親が自分の赤ん坊の体を折ってまで物乞いをしている光景を目にしたとき、母の愛という一番尊いものさえも変えてしまう貧困の現状を目の当たりにし、自分一人でどんなにがんばってもどうにもならないことが世の中にはあるのだと痛感した。でも私はここはーハードビジネススクールで、教えることができる。あなたたちに教えることで、私は、世の中を変えることができる。あなたたちは、、ここを卒業したら、どんな場所であれ、必ず世の中にいい変化をもたらす人になるでしょう。そのとき、自分の判断が、どのような変化を周りの人、社会、国に及ぼすかを考えてほしい。あなたたちはそれができる人なのだから。これからの2年間、自分に頑張って投資すればするほど、リターンは大きいものになるでしょう。ぜひ楽しんでほしい。」(ハーバードビジネススクールの有名教授)
・「何ができるか」を磨いておくことが海外展開の第一歩だ。
・自分の持ち場で、グローバル化やテクノロジーに取って代わられない力をつけよう。自分にしかできない働き方をみつけ、他者の追随を許さない成果を出そう。
・外に出るための資金繰りこそが海外生活の第一歩。国内で海外へ出るための資金調達ができない時点で、海外でのサバイバル力が不合格と判定される。
・「ギブ・ギブ・ギブ&テイクの法則」
何かしてほしかったらまず、相手に3倍与える。何より先に、それなりの相手の期待にこたえれる自分であることが第一 -
一気読み。メッセージは熱いが、具体的に、なぜ今、海外に出るべきなのか、という点はかなり冷静な視点で書かれている。生産人口ピラミッドの話など、書かれていることに新しさはないかもしれないが、本として、読み物としてすばらしい。行動を促される久々の本でした。シンガポール、ありかも。
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エール大学、ランド研究所など、海外経験が非常に豊富な田村耕太郎氏の新刊。
とにかく、内容が深い。
本当のグローバル人材とは何か、といったことが垣間見えてくる。
今月から留学予定であるが、この本を時に読み返し、目標を明確にして留学先でも頑張りたいと思った。 -
精神論的な内容で、さらっと読みました。
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世界には自分が知らないことがたくさんあって、それらをネットなどを用いて間接的に接するのではなく、自分の目、心、体で感じることが大切だと感じた。
特に、貧富の差についての話が興味深く、もっと高みを目指す必要性を感じた。 -
若者向けの自己啓発本。
ネットのコメントを読むと、作者に対する批判も多いようですが、そういう色眼鏡で見ないほうがいいと思う。
純粋に書いてあることは「ごもっとも!」ということばかり。
世界はすごい勢いで動いている。
当社は英語を使える社員が結構いる。
もっと世界のビジネス市場に出て行ってよいのではないだろうか?
これからは保守的では生きていけない。
自分の身を守るためにも、外に飛び出して攻めるしかない。それをワクワクと楽しんで出来ないといけない。
さぁ、我々はどう生きていくのか?
(2014/6/30)