茶味空間。 茶で読み解くニッポン (CASA BOOKS)

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 115
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838724499

作品紹介・あらすじ

雑誌『カーサ ブルータス』の人気連載が待望の書籍化。利休の末裔、現代茶の湯の若き牽引者による、目からうろこの日本文化解説。

感想・レビュー・書評

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  • 武者小路千家家元後嗣千宗屋が、茶の湯、日本文化、美術、宗教に関わるキーボードを印象的なビジュアルと共に読み解いたエッセイ集。
    千利休のDNAを感じさせる審美眼と博識が、美しい日本語と鮮明な写真で表現されており、茶の湯の精神が特別で非日常的な世界ではなく、日々の生活に豊かさを与えてくれるものであることを教えてくれる。

  • 2000年代後半から武者小路千家の後嗣が連載していた雑誌記事を本にしたもの。想像していたよりフランクな書き振りなのは武者小路千家だからか、まだ家元ではないからなのか。
    茶机をデザインしたり、今利休がいたらどうするだろうという観点で工夫するのは素晴らしいと思う。あとは松花堂弁当や袈裟についてだったり日本の文化に関するトリビアも満載。また、究極的な最終目標は自分の茶をすることだとか、稽古場でしかお茶を点てないでは自分の茶を知れず、自分が美味しいと思える茶を出せてこその本当のもてなしなのにそれができないでは稽古の意味がないといった主張には激しく同感。

  • ここのところちょっと関心のある千宗屋さん。相変わらずの博識ぶりに美しい写真の数々。もっと大判で出すべき本だと思う。銀閣や美術館に足を運びたくなりました。

  • <閲覧スタッフより>
    この本はいわゆる茶道のおけいこの本ではありません。芸術や文化を武者小路千家次期家元が語ったものです。日本画や茶道具、食文化から海外の文化・芸術まで、お茶を通して読み解けば、ニッポンを読み解くことができるのです。
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    所在記号:791.04||セン
    資料番号:20100350
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  • 現代美術と茶道には共通点が多い、か。なるほど言い得て妙。お茶以外にも仏教や日本美術の貴重な品が写真となって掲載されていて目にも福。私も大好きなルーシーリーの作品をお茶碗に見立てたしつらえ、末富の吹き寄せの干菓子、火災から燃え残ったのを軸装した、青地に銀色の文字の写経が特に印象的。

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  • 武者小路千家の15代目が、茶の湯にとどまらず日本文化に関する様々なキーワードを取り上げ、その背景を語る。

  • 最後には、杉本さんとの対談も。いいベンキョーになった。お茶って、とっても、面白いなぁ、と前から思っていたけど、ほんと、その通りだな、と思う。(13/6/5)

  • テレビで千宗屋さんを見て、本を購読。茶にまつわることを本人の見解も含めて語っています。印象に残ったのは、「わび・さび」についての話。今まで自分が持っていたわび・さびのイメージが変わりました。

  • お茶を習ってみたい。

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著者プロフィール

1975年京都生まれ。武者小路千家一五代家元後嗣。明治学院大学非常勤講師(日本美術史)、慶應義塾大学総合政策学部特別招聘教授。2001年、慶應義塾大学大学院修士課程修了。2003年、後嗣号「宗屋」を襲名。同年大徳寺にて得度、「随縁斎」の斎号を受ける。領域を限定しない学際的な交流の中で、茶の湯の文化の考察と実践の深化を試み、国内外を問わず活動。著書に『茶 利休と今をつなぐ』(新潮社)など、近著にインスタグラムの投稿をまとめた『茶のある暮らし 千宗屋のインスタ歳時記』(講談社)がある。

「2022年 『千 宗屋の和菓子十二か月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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