- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784838725403
作品紹介・あらすじ
コーヒーの新しい波とは?
サンフランシスコのベイエリアからはじまった
サードウェイブというコーヒーのムーブメントは
コーヒーをワインのように語り始めました。
一方で独自のアプローチでおいしいコーヒーを追求する焙煎家、オオヤミノル。
ネルドリップで深煎りを好む、彼のアプローチはオールドスクールと
ニュースクールの間を行き来する独自の立ち位置を極めています。
常に進化するコーヒーシーンでアーティストのようにコーヒーの味を模索し、
ロックミュージシャンのように客の前でコーヒーを淹れる、
オオヤミノルさんが日本のカリスマバリスタや
サンフランシスコ・ベイエリアの新世代の取材を通して
最先端のおいしいコーヒーのありかたを伝えます。
感想・レビュー・書評
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アーティストのように作って、ロックミュージシャンのように表現したい。それが信条の異端の焙煎家オオヤミノル。美味しいコーヒーとは何かをテーマにサンフランシスコ→鹿児島→鎌倉→東京の名物ロースターたちを訪ねて論議を重ねた旅の記録。最先端のコーヒーがわかる、刺激的な対話集です。
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マニアック!
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ヴォアラや大坊さんが気になっていたから読んでよかったです。
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オオヤ氏の語り口は関西弁混じりで独特の癖があり、彼が主張していた「焦げたコーヒー」の良さは、理解しづらかった。一方、対談相手の井上氏や大坊氏の意見は明瞭で、オオヤ氏と話すことで、彼らの考えがよりわかりやすくなる、という普通とは逆のタイプの対談だと感じた。また、「酸味」という言葉の定義があいまいであること、スターバックスの登場によってコーヒーの味が変化したことは、自分が漠然と感じていたことと全く同じだったので、安心感を得られた。またさらに、サードウェーブコーヒーの話や、丸山珈琲による味の定義の標準化などは、一コーヒーファンとして非常に興味を惹かれた。Amazonの評価はあまり良くないようだけれど、面白い本だと思う。