子どもの心が聞こえますか?

著者 :
  • マガジンハウス
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838725960

作品紹介・あらすじ

「子どもたちを死なせない、活き活きと活かす教育」に取り組み続ける、
「慶応大学SFCのビッグママ」長谷部葉子先生の魂のメッセージ。

生まれてから中学校までの「子どもの心」を紐解きながら、
子供との真摯なコミュニケーションをどうとっていったらいいか、実例をあげながらわかりやすく紹介。

子どもの強い関心と善意に報われたいという気持ちは、ものすごいエネルギーと共に大人に向けられる。心配することはない、不安になることもない、ただ自分の心の中に深く埋まっている、子ども時代を、目の前にいてくれる子どもと同じ年の時間を、自分の中でよみがえらせれば、それでいい。とにかくその頃の自分の心を思い出してほしい。そして悲しかったこと、つらかったこと、こうしてほしかったと思うことが出てきたら、それを目の前の子どもには繰り返さなくて良いような、やさしい気持ちを持ってほしい。

感想・レビュー・書評

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  • 慶応SFCで人気らしい、長谷部葉子さんの本。
    いろいろなひとの人生記録を踏まえて、人間の子ども時代ってこんな大切なんですよって言ってる本。
    どうしても、こういうひともいますよっていう紹介にしか読めなかった。
    最後の最後まで、言いたいことが弱くて、あまり伝わってこなかったのが残念。

  • [購入] 今起こる様々な社会問題や大人の人間関係の問題を「子どもの心を聞く」という観点から読み解く本書。提言やメッセージというよりはエッセイの色が強い。

    ゼミ生の言葉が収録されているが、その顔が見えない一般読者の目にはそれぞれのエピソードがどのように映るのか知りたいと思った。
    また、最終章のいじめと大人の対応の関係は実によくわかるが、前〜中盤のエッセイ風の部分から唐突に主張が入って来る感が否めなく、構成に若干の違和感を覚えざるを得ない。

    上下巻に別れるということで、その点編集や構成がいびつになったのかもしれない(その意味で、帯もミスリーディングに見えてしまうのが残念。著者の意思と編集者の意思が100%一致しているのか?)。

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著者プロフィール

東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部准教授、コンゴ大学客員教授(コンゴ民主共和国)。専門は、異言語・異文化コミュニケーションを基盤とした英語教育、カリキュラムデザインとその教授法。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程を修了、現職。「教育」と「コミュニケーション」を研究する長谷部研究会を率いており、「学校は社会の縮図」であると捉え、「教育の原点に立ち、そこから各自のやりたいことの本質を徹底的に見いだすこと」に実践的な立場から取り組んでいる。卒業生は国内外で多岐にわたり活躍している。学生たちからは「迷いの森の出口を教えてくれる魔法使い」「SFCのビッグママ」「ママヨーコ」と呼ばれ親しまれる。著者自身、不登校、いじめや病気、高校、大学受験失敗などを経験し、そこからの問題意識で、20代半ばから寺子屋(私塾)を立ち上げ、「子どもたちを死なせない、活き活きと活かす教育」に取り組み続けている。35歳で大学入学、40代で大学修了後、現職につく。著書『今、ここを真剣に生きていますか?』(講談社)、『「自分」をカタチにする授業』(同)、『子どもの心が聞こえますか?』(マガジンハウス)。

「2014年 『いくつになっても「いきいきとした自分」でいられる方法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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