簡単、なのに美味い! 家めしこそ、最高のごちそうである。

著者 :
  • マガジンハウス
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本棚登録 : 640
感想 : 79
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838726455

作品紹介・あらすじ

人気ジャーナリストが提案する、家庭料理革命!
外食より、家めしの時代です。

シンプルにつくるほど、料理は美味い。

3ステップで、無理なく献立をつくる方法、
冷蔵庫にあるものだけで3品つくる合理的テクニック、
今日から生かせる実践法が満載。

*安い旬の素材をフル活用
*美味い料理は見た目が9割
*タイムラインで時間短縮

第1章 バブルを経てわかった結論。家の料理が一番の贅沢。
第2章 道具はシンプル、食材は旬のもの。お金を書けずに、続ける方法。
第3章 食材をまず決め、7種の味から、違うものを選ぶ。最後に調理法。
第4章 手順も大事。さらに美味しく食べるための実践ポイント。
第5章 ひと手間で美味しさアップ。我が家で人気のレシピのコツ。

感想・レビュー・書評

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  • 単なるレシピ本や食文化の考察ではなく、ライフスタイルを食を軸に捉えた本なので、一種自己啓発の趣もあります。コンビニ弁当や半調理品でもなく、金も手間もかかる「男の料理」でもなく、高くない旬の食材を使い忙中にも作れる簡単な料理(そうでないと持続できない)を「家めし」として作って食べるシンプルな生活こそがこれからのライフスタイルにふさわしいという主張です。

    特徴的なのは、料理ベースではなく食材ベースで考えること。それと、献立単位でレシピを解説していること(そのため、これを茹でている間にこれを和えるといったような手際を考えるヒントになります)。

    献立は、甘い・塩味・カレー味といった味のタイプで分け、なるべく被らないようにし、それに加えてがっつり・あっさり、熱い・冷たいといった要素がなるべく偏らないように両方取り入れるといったバランスで考えます。

    具体的なレシピもかなり掲載されていますが、基本的な考え方とだしの引き方等基礎的な技法を基礎として、あとは冷蔵庫やスーパーの食材からアドリブで料理を組み立てていくというのがこの本の目標ですので、挙げられているレシピはレファレンスというよりも例示です。これを一から身に付けていくのはかなり大変ですが、これからの社会を生きていくために身に付けていきたいところです。

  • 力を抜いて作った方が良いんだ。
    こっちの路線に変更だ!

  • いや、これは、希少な本に出会ってしまった。ただの料理本かと思いきや、食文化の歴史あり、理路整然とした調理の方程式あり、はてはライフスタイルや「食の断捨離」にまで言及している、目からウロコがぎっしりな稀有な一冊。料理研究家とは違ったアプローチからの料理法や、レシピではなく実際の手順を淡々と書き連ねているところも、まさに毎日「家めし」を作っているひとならではの説得力。食材を決め、7種類の味付けから選び、調理法を決める。今まで漠然と作っていた料理が、俄然面白く、明確に見えて来た。すごい方程式を手に入れてしまった。

  • レシピ本はだいたい肉じゃがとか唐揚げとか一品の料理を扱うが、この本は献立の組み立て方などの、システムとしての料理がメイン。なるほどなあ、とは思った。毎日のご飯を作る参考にはなるかもしれない。でも実地に即している分、想像力が働く余地がなく、出てくる料理にヨダレが出ない。若干説教くさい。ぼくはあまりおもしろくなかったのだった。魚柄仁之助を読みたい。

  • 著者である佐々木さんのTwitterをフォローしていると、何ともステキな本だと伝わってきて(そりゃそうだ)買ってみたのですが、久しぶりの残念な一冊でした。基本的には「オレのライフスタイルってカッコイイだろ」という自慢話&説教を聞き続けるような本です。言いたいことは分からないではないのですが、料理本として参考にはなるんだかならないんだか。
    家では野菜を中心とした献立に…、肉や魚は(外で食べるから)なくてもいいじゃない?みたいな提案もされますが、子どもを抱えて外食の機会も多くはない我が家でそれをやるワケにはいきません。主婦向けだと電子レンジだのシリコンスチーマーだのを使った時短がもてはやされすぎているとか言いますが、大体保育園のお迎えから帰ってから30分くらいで、騒ぐ子どもをなだめつつ、3品+お汁ものまで作るんだから時間はないんだよ!と声を大にして言いたい。鶏肉をクツクツと30分も1時間も鍋で煮込むのを待つなんて子供にはできないのです。結局、あなたは料理が好きなんだよ。料理好きオトコのオコゴトにしかなっていないのだよ。
    個人的にはこの本の主張通り、レトルト系の調味料はそんなにいらないと思うし、ドレッシングも最近買ってないし(お酢+オリーブオイル、お酢+お醤油とかで十分)。要は結局この本に書かれていることは実践済みだったのかも…ということかもしれず、私はターゲットじゃなかったのね、とスルーすれはよいだけかもしれないですが、曲がりなりにも「ジャーナリスト」を名乗った上でこういう本を出すのならば、自分のかつての経験と、受け身で得られた情報だけによる独断と偏見で最近の主婦像を語るのではなく、もうちょっとちゃんと取材して欲しいなぁと思ったり。主婦、結構頑張ってますから。

    一応、レシピとしては参考になるものもあったとは思います。ただし!どう調理するのかが文章から浮き上がってこないので、何となくやりにくい。分量もあえて細かく書かれていないので、初めてチャレンジ!みたいな人は厳しいのでは?と思います。あと写真はあまりにもいただけない。こうやって盛り付けるとキレイ、とか書いてあっても、その写真が全然キレイに見えないんですけど…。“家庭の雰囲気を出す”が完全に裏目に出てます。

  • 子どもの偏食にHPを削られ、料理に対する意欲を失っていたが、本書を読んだら作りたいと思う料理に色々出会えた。最近は本書で勧められているような、気合いを入れなくても作れるシンプルな料理を作っている。QOLが高い。

  • 料理初心者の自分にとってはバイブルになりそうな料理の考え方の本

  • 安い旬の素材をフル活用、タイムラインで時短…。簡素な台所に立ち、素早く手軽に、しかもお金をかけずに健康的で美味しい家めしをつくる。そんな食生活を送るためのシンプルで実践的なやり方を、季節の献立とともに紹介する。
    (2014年)
    — 目次 —
    第1章 バブルを経てわかった結論。家の料理が一番の贅沢。
    第2章 道具はシンプル、食材は旬のもの。お金をかけずに、続ける方法。
    第3章 食材をまず決め、7種の味から、違うものを選ぶ。最後に調理法。
    第4章 手順も大事。さらに美味しく食べるための実践ポイント。
    第5章 ひと手間で美味しさアップ。我が家で人気のレシピのコツ。

  • shiro

  • 料理初心者には、ハードルが高すぎるが、心情的には、同意!
    こんな境地になりたいものだ!

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著者プロフィール

ジャーナリスト

「2022年 『楽しい!2拠点生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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