億男

著者 :
  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (243ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727148

感想・レビュー・書評

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  • 誰でも考えるこの想像に対するひとつの答えがここにある。幸せって・・・!?と新たな発見につながる一冊

  • 読みやすく、テンポよく話が進む。
    でも、色々と描写不足。

    九十九が金を持ち逃げ(ではないが)した理由がイマイチはっきりしない。
    競馬おやじの行動が謎。等。

    含みを持たせてはいるが、ハッピーエンドにして欲しかったなー。

  • そもそも小説とかに感情移入しきれない身としてはさらっと読めて、かつ考えさせられる哲学書入門という感じで好印象でした。
    自分はお金とどう付き合っているだろうか。お金について何かしら常に囚われている人はおもしろいけど、そうでもない人はそうでもないという感想かと。夢中になれるものがあるかどうかがお金より重要だと感じました。

  • 図書館司書、ライムライト、My Favorite Thing、芝浜。
    あと、ほんの少しのお金があればそれで充分かもしらん。

  • 宝くじで3億円ゲットかぁ。
    それほど高額はいらないけれど、100万円くらい当ててみたいもんだなぁ。ふふふ。
    自分は絶対振り回されない
    と思っていても、お金が絡むと何かが狂ってきそう。
    あー、お金持ちじゃなくて良かった!?

  • この本は、夢をかなえるゾウや世界から猫が消えたならに通じるなぁと思いながら読んでいたら世界から猫と同じ著者の方だったんですね
    お金をテーマにした一冊ですが、読み終わった後は清涼感が漂う作品です
    奇しくも川村元気氏が関わっているとも知らず仕事。という本も今週購入しました
    楽しみに読みます

  • お金に振り回されずに生きていこう。

  • 宝くじで3億円当てた図書館司書の主人公が「お金」について悩み、成功したかつての友人、その周辺の人を訪ね歩き、古人の名言を噛み締めお金の真実に迫っていくお話。


    主人公は、図書館司書の職業イメージの通りおとなしい一男カズオ。弟の不始末をかぶって3000万の負債を自らの背負い、昼夜の仕事を掛け持ちして30年計画での借金返済に勤しみます。愛想を尽かした妻子は家を出ていき、ひとり残された一男は労働により不安感を紛らわせる。そんな中、偶然手に入れた宝くじが一等三億円の大当たり、混乱する一男は…

    フィクション系マネー小説ということで、『ユダヤ人大富豪の教え』や『夢をかなえるゾウ』のような空気感です。

    主人公が司書という設定もよく、目当ての人物に行き着くための調査、雑誌記事、データベースを追っていく様子がさらりと描かれます。


    ○宝くじが当せんすると親戚や友人が急に増える、とはよく聞く話だ。密閉された部屋のゴミ箱から、なぜかハエが湧いてくるのと同じように、それは避けられない事態に思える。だがその原因は、相談した相手が誰かにしゃべって広まる、という単純なことにすぎない。問題は密閉された部屋にあったのではなく、捨てられたゴミそのものにある。つまりそれは、いかなる人物にも相談してはいけない、ということを意味する。


    ○君は、お金が好きかい?お金持ちになりたかった?じゃあ聞くけど。君は一万円札の大きさを知っているかい?縦76ミリ、横160ミリさ。重さは何グラムか知っているかい?1グラムさ。

    …どれも調べればすぐ分かることだよ。調べなくても、定規をもってサイズを測り、秤をもって重さを量ることなど五分もあれば済むことだ。一男くん、そこで君に言わなければいけないことがある。つまるところ、君はお金が好きじゃないんだ。だって自分の体重や、家族の好きな食べものや、好きな女性の誕生日は気にしているのに、毎日触れているお金の大きさや重さを君は知ろうともしない。

  • 嫁が別れる道を選んだ理由が理解できない。他の金持ち達の言うことは理解できるのに。

  • 3億円当たりましたw

    ってな事で川村元気の『億男』

    3億円の使い道の指南を受けるべく、この本をチョイス♪

    お金の本質
    お金の影響力
    お金の有り難み
    お金のサイズ
    お金の重さ
    お金の魔力
    お金の価値
    お金に群がる人々
    お金の好かれ方
    お金の使い方
    お金の意味
    お金との上手な付き合い方
    お金で人生狂う人々

    等々、これで3億円の付き合い方はバッチリ!
    使い込むより、増やして行けるビジョンが見えた♪

    その秘訣が知りたい方、取り敢えず5万円で教えますよw

    2016年30冊目

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著者プロフィール

かわむら・げんき
1979年、横浜生まれ。
上智大学新聞学科卒業後、『電車男』『告白』『悪人』『モテキ』『おおかみこどもの雨と雪』『寄生獣』『君の名は。』などの映画を製作。2010年、米The Hollywood Reporter誌の「Next Generation Asia」に選出され、’11年には優れた映画製作者に贈られる「藤本賞」を史上最年少で受賞。’12年に初の小説『世界から猫が消えたなら』を発表。同書は本屋大賞にノミネートされ、佐藤健主演で映画化、小野大輔主演でオーディオブック化された。2作目の小説にあたる本作品『億男』も本屋対象にノミネートされ、佐藤健、高橋一生出演で映画化、’18年10月公開予定。他の作品にアートディレクター・佐野研二郎との共著の絵本『ティニー ふうせんいぬものがたり』、イラストレーター・益子悠紀と共著の絵本『ムーム』、イラストレーター・サカモトリョウと共著の絵本『パティシエのモンスター』、対談集『仕事。』『理系に学ぶ。』『超企画会議』。最新小説は『四月になれば彼女は』。


「2018年 『億男 オーディオブック付き スペシャル・エディション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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