星野源雑談集1

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  • マガジンハウス
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784838727247

感想・レビュー・書評

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  • 星野源は多才だ。
    音楽、文筆、役者、ラジオMC、声優……、様々なことをやっているから様々な分野の人たちと雑談ができる。真面目な話から下ネタまで何でも話せる。本当に多才な人。

    自分探しじゃなくて”自分なくし”。向いてないことをして自分らしさをなくす。自分なんか信じちゃ駄目、と語るみうらじゅんさんがすごく興味深かった。
    自意識に悩む思春期に対する答えは”自分なくし”なのでは?と思った。そしたらすぐあとに星野さんが「答えなんかなくていいんですよね」と言い、みうらさんが「正解はないって話なんだと思うな」と答えていた。
    最高にクールなやり取りだなあ。ふたりともかっこいい。

  • 2020年2月3日読了。2012年~2013年に星野源が行った、各界の著名人との雑談・対談の記録。なにかテーマを持った対談でもインタビューでもなく、星野源自身が昔からファンでその活動を気にかけている人々に「聞きたくて仕方なかったこと」を聞きながら、音楽・俳優・文筆業など様々なジャンルにまたがって活動する自身の悩みやら感慨を語るという内容。星野源の活動の幅広さ・かつ長きに渡って熟成されてきた他者への興味やら下ネタやらがこーして仕事に結実しているのだな、ということが納得して感じられる…。この雑談当時、誰もが星野源の活躍を確信はしていたろうけれど、今のポピュラーな大スターぶりを予想していた人は当人含め誰もいなかったのだろうな…。

  • 『雑談』とは言いつつも結構濃い内容。ゲームやアニメの耳年増だったので、雑談内容も楽しめましたが、もしなんの知識もなかったらこんな楽しめなかったかも。
    とっても泥臭い人間の部分が惜しげもなくさらし出されていて「それでいいんだ」ってなんだか安心しました。

  • ツービート終わりに購入。正直、ポパイ連載時の題名のほうが良かった。いろいろ権利的なことがあるのかな?つるべさんとの最初の対談だけでもうときめきがとまらん!!無学の会行きたかったな。。

  • ”雑談”だから、もっと中身の無い、くだらない話盛りだくさんだと思っていたが、いい意味で裏切られた。まず雑談相手のラインナップが素晴らしい。創造者同士の雑談は、こんなにも実のある話にあるのか。見習いたい。雑談を読んでいる内にその人達が生み出したもの、片っ端から突っ込んでみたくなってしまう程には私は単純(メタルギア、夢売るふたり、タマフル、)好きな話がいっぱいあって、絞れない。鶴瓶、RG、みうらじゅん、小島秀夫、宇多丸、ケンドーコバヤシの回が好きで。その中でも後ろ3人が好き。小島さんのように疲れた時に読書、読まない方が辛い感覚までいきたい。宇多丸さんのように、誰かに本気で語りたいものを見つけたい、ケンドーコバヤシみたいに、どうせなら愚直に正直に生きたいと思う。

  • ふと、すごく大事なエピソードが入ってくる感じがいい。

著者プロフィール

1981年、埼玉県生まれ。俳優・音楽家・文筆家。俳優として、映画『罪の声』で第44回日本アカデミー賞優秀助演男優賞受賞。音楽家としては、近年に『SUN』『恋』『ドラえもん』『アイデア』『創造』『不思議』など多数の楽曲を発表。また、著作に『そして生活はつづく』『働く男』『よみがえる変態』がある。音楽、エッセイ、演技のジャンルを横断した活動が評価され、2017年に第 9 回伊丹十三賞を受賞。

「2022年 『いのちの車窓から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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